2023 Rd.5 SUZUKA

SUPER GT 2023年 第5戦 鈴鹿

    6位でチェッカーを受けた嵯峨/小高/根本組

    GT300 予選/決勝

    6位でチェッカーを受けた嵯峨/小高/根本組

     SUPER GT第5戦「SUZUKA GT 450km RACE」が8月26日(土)、27日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催されました。
     全8戦で競われている今季のSUPER GTも後半戦に入りました。第5戦の舞台は、第3戦に続き今季2度目の開催となる鈴鹿。TOYOTA GAZOO Racing勢は、6月に行われた第3戦鈴鹿で19号車が優勝、36号車が2位で1-2フィニッシュと好結果を残しています。

    予選

     26日(土)予定よりも10分遅れの午後3時20分より、気温33度、路面温度52度という猛烈な暑さの中で、ノックアウト方式の予選が行われました。
     2グループに分けてQ1を実施。それぞれ上位8台がQ2へと進出します。A組では古谷悠河がアタックしたANEST IWATA Racing RC F GT3 50号車が5番手、新田守男のK-tunes RC F GT3 96号車が8番手でQ2へと進出。清水英志郎がアタックしたシェイドレーシング GR86 GT 20号車は好タイムをマークしたかと思われましたが、走路外走行でタイムが抹消され10番手。ランキング5位で90kgのサクセスウェイトを積む吉田広樹の埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車は11番手に終わりました。
     B組では吉本大樹のSyntium LMcorsa GR Supra GT 60号車が5番手タイム。muta Racing GR86 GT 2号車は90kgのサクセスウェイトにも関わらず堤優威の好走で6番手に入り、Q2進出を決めました。織戸学のapr GR86 GT 30号車は9番手、嵯峨宏紀のapr LC500h GT 31号車は10番手となりました。
     Q2では、96号車の高木真一が見事な走りで最前列2番手グリッドを獲得。イゴール・オオムラ・フラガの50号車が5番手、河野駿佑の60号車が6番手と好グリッドを獲得。平良響がアタックした2号車は走路外走行でタイム抹消され、14番手となりました。

    最前列2番手グリッドを獲得したK-tunes RC F GT3 96号車(新田 守男/高木 真一)
    最前列2番手グリッドを獲得したK-tunes RC F GT3 96号車(新田 守男/高木 真一)

    5番手スタートのANEST IWATA Racing RC F GT3 50号車(イゴール・オオムラ・フラガ/古谷 悠河/小山 美姫)
    5番手スタートのANEST IWATA Racing RC F GT3 50号車(イゴール・オオムラ・フラガ/古谷 悠河/小山 美姫)
    決勝

     27日(日)も朝から好天に恵まれ、午後2時45分、気温33度、路面温度50度と変わらぬ猛暑の中で、三重県警の白バイとパトカー先導によるパレードラップ、フォーメーションラップを経て77周で競われる決勝レースがスタートしました。
     最前列2番手からスタートした新田の96号車がじりじりと順位を落とす展開に。5番手スタートの50号車フラガと、14番手スタートの2号車堤は、5周を終えてピットへ向かう作戦に出ると、2号車は素早いピットで、ピットを終えた車両の先頭に躍り出ました。
     翌周には、20番手、21番手と後方スタートを強いられた小高一斗の31号車と川合孝汰の52号車がピットへ向かいました。
     レースが3分の1ほどを終え、ピットインしていないのは1台を残すのみの状況で、2号車が実質の首位、そこにフラガから古谷に変わった50号車、根本悠生へと交代した31号車と続く形となりました。
     37周目を終えたところで、首位を行く2号車が2度目のピットイン。平良へとドライバーチェンジ。その後、他車も次々と2度目のピットに向かいましたが、コース上でタイヤが外れるというアクシデントに見舞われた車両があり、2度目のFCYが導入。幸運にもこのタイミングでピットインしていた車両が上位へと浮上し、2号車は実質3位へと順位を落とすこととなりました。
     その後、2号車はコースオフを喫して順位を落とすこととなり、これをかわした31号車がTGR/LEXUS勢で最上位となる6位でフィニッシュ。2号車が7位、96号車が8位。50号車は10位でチェッカーを受け、初のポイント獲得を果たしました。

    TGR勢最上位の6位でチェッカーを受けたapr LC500h GT 31号車(嵯峨 宏紀/小高 一斗/根本 悠生)
    TGR勢最上位の6位でチェッカーを受けたapr LC500h GT 31号車(嵯峨 宏紀/小高 一斗/根本 悠生)

    SUPER GT 2023年 第5戦 鈴鹿 決勝結果:GT300
    順位No.車名ドライバー周回所要時間/差グリッドSW
    118UPGARAGE NSX GT3小林 崇志/小出 峻712:33'56.3801660
    287Bamboo Airways ランボルギーニ GT3松浦 孝亮/坂口 夏月711.008412
    361SUBARU BRZ R&D SPORT井口 卓人/山内 英輝712.73133
    488JLOC ランボルギーニ GT3小暮 卓史/元嶋 佑弥713.78724
    54グッドスマイル 初音ミク AMG谷口 信輝/片岡 龍也717.50439
    631apr LC500h GT嵯峨 宏紀/小高 一斗/根本 悠生7114.9852027
    72muta Racing GR86 GT堤 優威/平良 響/加藤 寛規7119.7281490
    896K-tunes RC F GT3新田 守男/高木 真一701 Lap26
    927Yogibo NSX GT3岩澤 優吾/伊東 黎明701 Lap824
    1050ANEST IWATA Racing RC F GT3イゴール・オオムラ・フラガ/古谷 悠河/小山 美姫701 Lap5
    1260Syntium LMcorsa GR Supra GT吉本 大樹/河野 駿佑701 Lap624
    1730apr GR86 GT永井 宏明/織戸 学/上村 優太701 Lap186
    1820シェイドレーシング GR86 GT平中 克幸/清水 英志郎/山田 真之亮692 Laps193
    2352埼玉トヨペットGB GR Supra GT吉田 広樹/川合 孝汰2843 Laps2190