2024 Rd.1 OKAYAMA

SUPER GT 2024年 第1戦(開幕戦)岡山

    堤/平良組GR86が優勝

    GT300 予選/決勝

    堤/平良組GR86が優勝

     2024年シーズンSUPER GTの第1戦「OKAYAMA GT 300km RACE」が4月13日(土)、14日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットで開催されました。
     日本で最高の人気を誇るレースシリーズであるSUPER GTは、1994年の全日本GT選手権(JGTC)としてスタートしてから、今年で30周年を迎えました。今シーズンもTOYOTA GAZOO Racing(TGR)はGT500、GT300両クラスに参戦する各チームと連携し、モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくりを目指していきます。
     昨年はGT500、GT300クラス共にGRスープラがドライバー、チームの両チャンピオンを獲得し完全制覇を成し遂げました。
     今季も全8戦で開催されるSUPER GTに、TGR勢はGT500クラスに6台のGRスープラ、GT300クラスには3台のGRスープラ、3台のGR86,そしてLEXUS RC F GT3が2台、LEXUS LC500hが参戦し、タイトル連覇を目指します。
     例年通り開幕戦の舞台となった岡山国際サーキットは、この週末好天に恵まれ、初夏のような暑さの中で、開幕を待ち望んだモータースポーツファンの皆様が集結しました。イベント広場にはTGRブースが開設され、ドライバーや監督のトークショーが行われ、多くのファンの皆様で盛り上がったほか、自由にデザインした乗り物をスキャンしてモニター内でレースを楽しむ「おえかき3Dレーシング」などのコンテンツがお子様連れのお客様の人気を集めていました。

    予選

     今季のSUPER GTの予選は、これまでのノックアウト方式でなく、異なるドライバーでQ1、Q2の予選を走行し、両セッションでのベストタイムの合算で決勝レースのスターティンググリッドを決定する方式へと変更されました。また、この2回の予選及び決勝のスタートを同一セットのタイヤで走行しなくてはならない規則となり、タイヤの使い方などを含めて新たな予選に注目が集まりました。
     13日(土)、気温27度、路面温度36度と暑さをも感じさせるほどの好天の下、午後2時より予選が行われました。
     GT300クラスは台数が多いため、2組に分けてQ1を実施し、それぞれの上位8台がQ2のグループ1、それ以外がグループ2でアタックし、2人の合算でグリッドを決定します。
     昨年、惜しくもランキング2位に終わった2号車は、Q1で平良がトップタイムをマーク。Q2の堤も好走を見せましたが、0.067秒及ばず2番手グリッドに。ベテランコンビのK-tunes RC F GT3 96号車が4番手。チャンピオンカーであるGreen Brave GR Supra GT 52号車が8番手につけました。

    最前列2番手グリッドを獲得したmuta Racing GR86 GT 2号車(堤 優威/平良 響)
    最前列2番手グリッドを獲得したmuta Racing GR86 GT 2号車(堤 優威/平良 響)

    4番手グリッドを獲得したK-tunes RC F GT3 96号車(新田 守男/高木 真一)
    4番手グリッドを獲得したK-tunes RC F GT3 96号車(新田 守男/高木 真一)
    決勝

     14日(日)も快晴となった岡山国際サーキット。気温26度、路面温度も予想以上に高い39度の暑さの中、午後1時半、岡山県警の白バイとパトカー先導によるパレードラップ、フォーメーションラップを経て、決勝レースのスタートが切られました。
     2番手からスタートを切った平良の2号車がポジションを守ったまま早めのピットでタイヤ無交換作戦を決行。この作戦が功を奏し、全車がピットを終えた時点で首位に浮上しました。後半を担当した堤は、終盤、タイヤ交換を行ったライバルからの追い上げを受けながらも逃げ切り、トップチェッカー。同チームと堤にとっては2022年の第6戦SUGO以来となる勝利を飾りました。平良にとってはSUPER GTでの初勝利となりました。
     やはり早めのピットで、タイヤ無交換作戦を採った52号車が8番手スタートから上位を争いましたが、惜しくも表彰台を逃す4位フィニッシュ。同じくタイヤ無交換作戦のapr LC500h GT 31号車も、14番手スタートから見事な追い上げを見せ5位フィニッシュ。ベテランコンビの96号車が6位でポイント獲得を果たしました。

    1位フィニッシュとなったmuta Racing GR86 GT 2号車(堤 優威/平良 響)
    1位フィニッシュとなったmuta Racing GR86 GT 2号車(堤 優威/平良 響)

    4位でフィニッシュしたGreen Brave GR Supra GT 52号車(吉田 広樹/野中 誠太)
    4位でフィニッシュしたGreen Brave GR Supra GT 52号車(吉田 広樹/野中 誠太)

    SUPER GT 2024年 第1戦(開幕戦)岡山 決勝結果:GT300
    順位No.車名ドライバー周回所要時間/差グリッド
    1 2 muta Racing GR86 GT 堤 優威/平良 響 77 2:03'34.432 2
    2 65 LEON PYRAMID AMG 蒲生 尚弥/篠原 拓朗 77 4.895 1
    3 7 Studie BMW M4 荒 聖治/ニクラス・クルッテン 77 20.628 5
    4 52 Green Brave GR Supra GT 吉田 広樹/野中 誠太 77 24.898 8
    5 31 apr LC500h GT 小高 一斗/中村 仁 76 1 Lap 14
    6 96 K-tunes RC F GT3 新田 守男/高木 真一 76 1 Lap 4
    7 87 METALIVE S Lamborghini GT3 松浦 孝亮/坂口 夏月 76 1 Lap 11
    8 88 JLOC Lamborghini GT3 小暮 卓史/元嶋 佑弥 76 1 Lap 10
    9 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝/片岡 龍也 76 1 Lap 6
    10 6 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI 片山 義章/ロベルト・メリ・ムンタン 76 1 Lap 7
    12 60 Syntium LMcorsa GR Supra GT 吉本 大樹/河野 駿佑 76 1 Lap 15
    13 20 シェイドレーシング GR86 GT 平中 克幸/清水 英志郎 76 1 Lap 17
    14 25 HOPPY Schatz GR Supra GT 菅波 冬悟/松井 孝允 76 1 Lap 19
    17 50 ANEST IWATA Racing RC F GT3 イゴール・オオムラ・フラガ/古谷 悠河 75 2 Laps 21
    23 30 apr GR86 GT 永井 宏明/小林 利徠斗 72 5 Laps