2025 Rd.4 FUJI

SUPER GT 2025年 第4戦 富士

    レース2で2位表彰台を獲得したHYPER WATER INGING GR86 GT 2号車(野中誠太)

    GT300 予選/決勝

    HYPER WATER INGING GR86 GT 2号車がレース2で2位表彰台を獲得

     2025年シーズンSUPER GTの第4戦「FUJI GT SPRINT RACE」が8月2日(土)、3日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催されました。
     今大会はSUPER GTのシリーズ公式戦としては初めてとなるスプリントレースとして開催。1大会2レース制で、それぞれのレースを1人のドライバーが走行。タイヤ交換義務無し、給油義務無しでサクセスウェイトも無しという、新たなフォーマットでレースが実施されました。

    レース1予選

     2日(土)朝の公式練習に続き、気温33度、路面温度54度という猛暑の中、午前11時40分から予選が行われました。今大会の予選は通常のノックアウト方式ではなく、GT500クラスは10分間、GT300クラスは20分間、クラスごとに走行してベストタイムを競う計時方式でグリッドを決定します。
     GT300クラスでは、平良響のHYPER WATER INGING GR86 GT 2号車が、平良にとって自身初となるポールポジションを獲得しました。

    ポールポジションを獲得したHYPER WATER INGING GR86 GT 2号車(平良響)
    ポールポジションを獲得したHYPER WATER INGING GR86 GT 2号車(平良響)

    レース1予選で10番手となったGreen Brave GR Supra GT 52号車(吉田広樹)
    レース1予選で10番手となったGreen Brave GR Supra GT 52号車(吉田広樹)
    決勝

     午後3時15分、気温34度、路面温度57度のコンディションのもと、GT500クラスとGT300クラスの混走、35周で争われる決勝レースがスタートしました。
     ポールポジションからスタートした平良の2号車が、後続からの猛追を受けながらも首位を守っていましたが、レース後半になるとペースが落ち、20周目に惜しくもライバルの先行を許すことに。
     平良はその後も徐々に順位を落とす形となり、逆に10番手からスタートし着実に順位を上げてきていた吉田広樹のGreen Brave GR Supra GT 52号車にファイナルラップでかわされ、52号車が5位、2号車が6位でフィニッシュしました。

    レース1スタートシーン
    レース1スタートシーン

    5位でフィニッシュしたGreen Brave GR Supra GT 52号車(吉田広樹)
    5位でフィニッシュしたGreen Brave GR Supra GT 52号車(吉田広樹)

    6位でフィニッシュしたHYPER WATER INGING GR86 GT 2号車(平良響)
    6位でフィニッシュしたHYPER WATER INGING GR86 GT 2号車(平良響)

    SUPER GT 2025年 第4戦 富士 レース1決勝結果:GT300
    順位No.車名ドライバー周回所要時間/差グリッド
    1777D'station Vantage GT3チャーリー・ファグ3359'06.1704
    24グッドスマイル 初音ミク AMG片岡龍也330.7855
    365LEON PYRAMID AMG蒲生尚弥331.2357
    47CARGUY FERRARI 296 GT3小林利徠斗331.7783
    552Green Brave GR Supra GT吉田広樹334.82810
    62HYPER WATER INGING GR86 GT平良響335.6381
    75マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号塩津佑介337.9988
    861SUBARU BRZ R&D SPORT山内英輝338.8762
    9666seven × seven PORSCHE GT3R近藤翼321 Lap11
    1018UPGARAGE AMG GT3小林崇志321 Lap12
    1426ANEST IWATA RC F GT3イゴール・オオムラ・フラガ321 Lap16
    1620シェイドレーシング GR86 GT清水英志郎321 Lap13
    1731apr LC500h GTオリバー・ラスムッセン321 Lap18
    1860Syntium LMcorsa LC500 GT河野駿佑321 Lap17
    2430apr GR86 GT織戸学321 Lap25
    2525HOPPY Schatz GR Supra GT佐藤公哉321 Lap27
    96K-tunes RC F GT3新田守男429 Laps22
    レース2予選

     3日(日)午前11時より、レース1同様の予選が行われました。
     GT300クラスでは、堤優威の2号車が3番手グリッド。野中誠太の52号車が7番手グリッドを獲得しました。

    レース2予選で3番手となったHYPER WATER INGING GR86 GT 2号車(堤優威)
    レース2予選で3番手となったHYPER WATER INGING GR86 GT 2号車(堤優威)

    7番手グリッドを獲得したGreen Brave GR Supra GT 52号車(野中誠太)
    7番手グリッドを獲得したGreen Brave GR Supra GT 52号車(野中誠太)
    レース2決勝

     レース2は、前日のレース1とは異なり、GT500クラスとGT300クラスを別のレースとして、それぞれ50分のタイムレースとして実施。
     GT300クラスは、空にはやや雲がかかり、気温32度、路面温度42度のコンディションで午後2時15分にスタート。3番手グリッドの2号車堤は、TGRコーナーで2位を奪取。その後も2号車は、1秒以内の差で首位を追い続けました。
     その後方では、7番手スタートの52号車野中が激しいバトルを展開。順位を入れ替えながらのバトルを終盤まで続けました。
     最後まで首位を追い続けた堤の2号車でしたが惜しくも逆転には至らず、2位でチェッカー。野中の52号車は6位でフィニッシュしました。

    2位表彰台を獲得したHYPER WATER INGING GR86 GT 2号車(堤優威)
    2位表彰台を獲得したHYPER WATER INGING GR86 GT 2号車(堤優威)

    6位でフィニッシュしたGreen Brave GR Supra GT 52号車(野中誠太)
    6位でフィニッシュしたGreen Brave GR Supra GT 52号車(野中誠太)

    HYPER WATER INGING GR86 GT 2号車 ドライバー 堤優威(レース2終了後):

     3番手スタートからスタートで2位に上がることができて、思い通りの展開だったと思います。昨日、相方の平良選手はペースが厳しく、僕も正直かなりキツかったんですけれども、序盤のアドバンテージと走り方を工夫し、チームも今日に向けて少しアジャストはしてくれて、厳しいながらもなんとか2位を獲ることができました。正直、前の車とはちょっとペース差もあって、なかなか悔しいんですけれども、シリーズもまだランキング3位につけており、この先の3戦でしっかり結果を出しにいきますので、今後とも応援よろしくお願いします。

    SUPER GT 2025年 第4戦 富士 レース2決勝結果:GT300
    順位No.車名ドライバー周回所要時間/差グリッド
    1777D’station Racing藤井誠暢3150'58.2041
    22HYPER WATER Racing INGING堤優威311.2713
    365K2 R&D LEON RACING菅波冬悟313.1608
    45TEAM MACH木村偉織3111.4906
    54GOODSMILE RACING & TeamUKYO谷口信輝3114.1112
    652埼玉Green Brave野中誠太3114.8807
    718TEAM UPGARAGE野村勇斗3115.14411
    8666seven × seven Racingハリー・キング3117.5879
    945PONOS RACINGケイ・コッツォリーノ3122.35910
    1056KONDO RACING平手晃平3123.83228
    1596K-tunes Racing高木真一3150.14919
    1660LM corsa吉本大樹3151.94718
    1826ANEST IWATA Racing安田裕信3157.71321
    2120SHADE RACING平中克幸311'14.90022
    2325HOPPY team TSUCHIYA松井孝允311'15.61820
    2430apr永井宏明311'50.98726
    31apr小山美姫229 Laps17