TGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)とは
TGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)は、TOYOTA GAZOO Racingが日本および世界のトップカテゴリーで活躍できるドライバーを育てるために創設した育成プログラムです。これまでも継続的に実施しており、優れた才能を発掘、磨きあげるだけでなく、次のカテゴリーにステップアップできるようサポートしています。
このプログラムにおいて、重要な核となっているのがTGR-DCレーシングスクール(TGR-DC RS: Racing School)です。FIA-F4選手権の参戦を通じて、トップドライバーになるために必要な素養を学ぶことができます。TGR-DC RSの選考会には、カートレースでの実績があれば、13歳から選考会への挑戦が可能で、ここで才能を認められたドライバーが、「TGR-DC RS育成ドライバー」として選ばれます。
2023年は、新しく2名のドライバーがTGR-DCレーシングスクールの育成ドライバーとして、FIA-F4選手権に参戦しました。技術的なアドバイスに加えて、フィジカルトレーニングやメンタルトレーニングのコーチにもサポートを受けて、1年間のレース活動を行っています。
そしてFIA-F4選手権でチャンピオン、もしくはそれに匹敵する結果を示した者には、さらに全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権や、SUPER GT等のレース参戦を支援しています。更にステップアップを遂げた後も実績により、その後の上位カテゴリー参戦への支援も継続していきます。
TGR-DCのカリキュラムではいずれも、片岡龍也が校長を務めます。片岡氏は初代FTRSスカラシップドライバーで、長年SUPER GT(GT500)といった国内トップレースで活躍し、現在も自らSUPER GT(GT300)で走り続けている現役ドライバーです。講師はレース経験豊富で実績ある現役のTGRドライバーたちが務め、自らの体験や実例を踏まえた、よりきめ細かい指導を行っています。
TGR-DC出身ドライバーには、SUPER GTやスーパーフォーミュラなどに参戦する小林可夢偉、石浦宏明、大嶋和也、国本雄資、平川亮、山下健太など国内を代表するトップドライバーが顔を揃えています。また、小林可夢偉、平川亮は伝統のル・マン24時間レースを含む世界耐久選手権(WEC)に参戦しています。そしてTGR-DC出身ドライバーとしてWECチャンピオンやル・マン24時間の3連覇、スーパーフォーミュラ王者2回などの好成績を残して引退された中嶋一貴さんは、2022年にTOYOTA GAZOO Racing ヨーロッパの副会長に就任して、TOYOTA GAZOO Racingを牽引する立場となっています。
このようにTGR-DC出身ドライバーは国内外のレースシーンで活躍する実力を持ち、多くがその力を発揮する立場に成長しています。
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