2018年プレスリリース

全日本F3 2018年 第1,2戦 鈴鹿
1日2レース開催の第1戦、第2戦で坪井が連勝
F3初PPの宮田は連続2位で続きTDPドライバーが連続1-2

2018.04.22(日)- 20:10配信

 昨年に引き続きTDPドライバーの坪井 翔(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)と宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)の2名がフル参戦する全日本F3の開幕大会は、日曜日に第1戦、第2戦の決勝2レースが行われる変則的スケジュールとなりましたが、両レースを坪井が制し2連勝。第1戦でF3初ポールを獲得した宮田は両レースともに2位で続き、TDPドライバーによる2戦連続1-2フィニッシュとなりました。

 全日本F3選手権の第1大会(第1戦、第2戦)が4月21日(土)と22日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催されました。
 明日のトップドライバーを目指し、若きドライバーがしのぎを削るF3。今季の同シリーズには、昨年に引き続きトヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム(TDP)ドライバーとして、22歳の坪井と18歳の宮田がトヨタの支援でフル参戦します。
 シリーズフル参戦3年目となる坪井は、1年目の2016年はランキング3位、昨年は20戦中9勝を挙げながら惜しくも2位に終わっており、悲願のタイトル獲得を目指します。2年目の宮田はF3での初優勝を狙うと共に、タイトル争いにも加わることが期待されます。

開幕2連勝を飾った坪井翔(右)と連続2位となった宮田莉朋(左)
開幕2連勝を飾った坪井翔(右)と連続2位となった宮田莉朋(左)

予選

 21日(土)は好天に恵まれ、暖かな陽気の下で午前11時45分より30分間の予選セッションが行われました。このセッション中のベストタイムで第1戦、セカンドベストタイムで第2戦のスターティンググリッドが決定されます。
 坪井、宮田の2人はセッション開始と共に先陣を切ってコースイン。3,4周目にベスト、セカンドベストタイムを順調にマークし、一旦ピットへ戻ってきました。この時点でベスト、セカンドベストともに坪井がトップ、遅い車両に阻まれる形となった宮田が2番手。
 セッションが残り10分強というところで新しいタイヤセットで再度コースイン。今度は宮田がタイムを伸ばし、坪井を上回るベストタイムをマーク。これにより、宮田は第1戦で自身F3初となるポールポジションを獲得しました。
 坪井は第1戦2番手となりましたが、セカンドベストタイムでは宮田を上回っており、第2戦は坪井がポールに。宮田がこれに続き、TDPドライバーの2人が、第1戦、第2戦共に左右を入れ替えながら最前列に並んでスタートを切ることとなりました。

第1戦決勝

 今大会は併催レースの関係もあり、予選のみが土曜日、第1戦、第2戦の決勝は日曜日に行われるという変則的なスケジュールで行われました。
 やはり朝から好天に恵まれた22日(日)、朝9時45分に全12周で争われる第1戦決勝レースがスタート。ポールポジションの宮田がやや出遅れ、好ダッシュを決めた2番手の坪井がトップで第1コーナーへ。宮田は2位でこれに続く形となりました。
 1周目でコンマ6秒ほどの差を2位宮田につけた坪井は、その後も1秒ほどの差を保ったままレースをリード。宮田もほぼ同じタイムでついて行き、TDPドライバーの2台が3位以下を大きく引き離す展開となりました。
 最後は3位に10秒以上の大差をつけることとなりましたが、坪井、宮田の順位は変わらず、坪井が今季開幕戦を制し、宮田が2位、TDPドライバーが1-2フィニッシュを飾りました。

第2戦決勝

 第2戦決勝(17周)は併催のスーパーフォーミュラ決勝が終わったあと、午後4時半にスタート。今度はポールポジションの坪井が順当にスタートを決め、宮田もこれに続きました。1周目、2周目は0.6秒ほどの差で坪井を追った宮田でしたが、3周目以降はほぼ1秒の差で周回。
 第2戦も第1戦同様、3位以下を1周約1秒近いペースでTDPの2台が引き離して行く展開となり、坪井は一度も首位の座を譲ること無くポール・トゥ・ウィン。ファステストラップもマークしての開幕2連勝を飾りました。
 宮田は2戦連続の2位。TDPドライバーが開幕の2戦を1-2フィニッシュで制することとなりました。

開幕2連勝を飾った坪井 翔(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S #36)
開幕2連勝を飾った坪井 翔(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S #36)
2戦連続での2位となった宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S #37)
2戦連続での2位となった宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S #37)

リザルト

第1戦

順位No.F3-N
クラス
ドライバーチーム周回タイム/差予選予選タイムエンジン
136 坪井 翔カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S1222'40.37521'51.842TOYOTA TOM'S TAZ31
237 宮田 莉朋カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S120.72811'51.700TOYOTA TOM'S TAZ31
32 阪口 晴南TODA RACING1212.23131'52.369TODA TR-F301
412 笹原 右京ThreeBond Racing1213.30751'52.616ThreeBond TOMEI TB14F3
51 金丸 悠B-MAX RACING TEAM1219.53761'52.653VOLKSWAGEN A41(0XY)
621 ブルーノ・カルネイロB-MAX RACING TEAM1223.12881'53.131VOLKSWAGEN A41(0XY)
73 三浦 愛B-MAX RACING TEAM1231.990101'54.260VOLKSWAGEN A41(0XY)
828 山口 大陸TAIROKU RACING1233.012111'54.404VOLKSWAGEN A41(0XY)
914 根本 悠生ALBIREX RACING TEAM1233.869121'54.866Mercedes-Benz 414
1035 河野 駿佑RS FINE1254.94741'52.604Mercedes-Benz 414
1130 DRAGONB-MAX ENGINEERING1258.985151'57.304VOLKSWAGEN A41(0XY)
1213 廣田 秀機B-MAX ENGINEERING121'13.769141'57.060VOLKSWAGEN A41(0XY)
1310N-1ジェイク・パーソンズNODA RACING121'18.460131'56.645VOLKSWAGEN A18
1493 大湯 都史樹TODA RACING111Lap91'53.347TODA TR-F301
 8 片山 義章OIRC team YTB111Laps71'53.037Mercedes-Benz 414

第2戦

順位No.F3-N
クラス
ドライバーチーム周回タイム/差予選予選タイムエンジン
136 坪井 翔カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S1732'23.61311'51.978TOYOTA TOM'S TAZ31
237 宮田 莉朋カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S171.40221'52.327TOYOTA TOM'S TAZ31
32 阪口 晴南TODA RACING1716.95831'52.708TODA TR-F301
48 片山 義章OIRC team YTB1720.49351'53.045Mercedes-Benz 414
51 金丸 悠B-MAX RACING TEAM1726.24861'53.302VOLKSWAGEN A41(0XY)
621 ブルーノ・カルネイロB-MAX RACING TEAM1727.46481'53.883VOLKSWAGEN A41(0XY)
712 笹原 右京ThreeBond Racing1728.84741'52.793ThreeBond TOMEI TB14F3
835 河野 駿佑RS FINE1729.76571'53.394Mercedes-Benz 414
993 大湯 都史樹TODA RACING1733.58391'53.981TODA TR-F301
1014 根本 悠生ALBIREX RACING TEAM1743.497121'55.051Mercedes-Benz 414
113 三浦 愛B-MAX RACING TEAM1744.384101'54.292VOLKSWAGEN A41(0XY)
1228 山口 大陸TAIROKU RACING1745.611111'54.422VOLKSWAGEN A41(0XY)
1310N-1ジェイク・パーソンズNODA RACING171'35.361131'56.955VOLKSWAGEN A18
1413 廣田 秀機B-MAX ENGINEERING172'06.064152'02.274VOLKSWAGEN A41(0XY)
 30 DRAGONB-MAX ENGINEERING611Laps141'57.691VOLKSWAGEN A41(0XY)

ドライバーズポイント

順位ドライバー名エンジンポイント
1坪井 翔TOYOTA TOM'S TAZ3123
2宮田 莉朋TOYOTA TOM'S TAZ3115
3阪口 晴南TODA TR-F30110