イベント広場内に設置されたTOYOTA GAZOO Racing EXPERIENCE。
ここではフォーミュラトヨタのタンデムカー同乗体験や、86パワードライブ同乗体験が行われましたが、準備日には下見も兼ねて練習走行が。限られたエリアで、どんなコースレイアウトにしたらお客さんに迫力が伝わるか。ドライバーはスタッフを同乗させて何度もマシンを走らせていました。

大のクルマ好き!というある女性スタッフは初めての同乗走行にとても感激していましたよ。誘導スタッフ全員が同乗走行でテンションを上げて、お客様を迎える準備は万端です。

2016年シーズンを沸かせたドライバーたちも、富士スピードウェイに集合です。TGRFにやって来るファンを迎える準備を進めていました。レーシングコース上ではSUPER GTやスーパーフォーミュラなど国内外のサーキットで活躍したドライバーたちが、ウェルカムセレモニーのリハーサルを行ってました。まだリハーサルだけにそれほどの緊張感もなく、和やかに進んでいました。

セレモニーでコース上を彩るクルマたちも、本番さながらに並べられ、またスムーズに退場する段取りを確認していました。

富士スピードウェイのあちこちで準備が進む中、お昼過ぎのレーシングコースでのこと。陽炎に揺らぐ最終コーナーから立ち上がってくる謎のクルマが登場しました。

これはウェルカムセレモニー冒頭でサプライズイベントとしてデモ走行するWRC参戦カー、ヤリスWRCでした。ドライブするのはWRCチームのトミ・マキネン代表、そして助手席にはWRCチーム総代表でもある豊田章男トヨタ自動車社長の姿が見えました。

メインストレートで鮮やかにドリフト&ドーナツターンを決め、明日のTGRFに集うファンにヤリスWRCを勇姿をお見せするサプライズの準備も万端です。

セレモニアル・スタートのリハーサルを終えた後、Rally EXPERIENCE特設会場では日曜日のプログラム、ラリードライバー同乗走行の準備が進められていました。

散水車を導入して水を撒き、μ(路面の滑り摩擦係数)を下げ...つまりは滑り易く設定しての同乗走行となります。準備ではパイロンの位置を調整しながら、より迫力たっぷりの走行となるよう、コースを設定していました。

日曜日の本番ではスペシャルバトルなどで走行機会が用意されているSUPER GTとSUPER FORMULAのレース車両ですが、待機場所となっているピットにはパーテーションも準備され、まるで本番のピットさながらに仕立てられていました。

午後3時からはSUPER GT、SUPERFORMULAの順に20分ずつのチェック走行が行われましたが、走行を終えてSUPER GT の#39 DENSO KOBELCO SARD RC FとSUPERFORMULAの#2 P.MU/CERUMO・INGING SF14。2台のチャンピオンが前後してピットロードからパドックに向かうシーンにめぐり合いました。とても貴重な2ショットを獲ることができました。