イベントレポート
トップドライバーのドライブで富士スピードウェイを体感!
今年のSUPER GTチャンピオンである平手晃平選手やスーパーフォーミュラ王者となった国本雄資選手をはじめとするトップドライバーがドライブするクルマに乗って、富士スピードウェイを体験しようというのが「サーキットタクシー」です。
憧れのドライバーと名勝負の舞台を走るという得がたい体験だけに、皆さんきっと良い思い出になったことでしょう。
ドリフトの妙技でスタンドの観客を魅了
富士スピードウェイのメインストレートを縦横無尽に走り回ったのが、2015年のD1チャンピオンの川畑真人選手はじめ8台によるドリフトエクストリーム。
まっすぐ走っているのに、車体は傾いていたり、数台のクルマがダンスするように輪になったりと、巧みなドライビングパフォーマンスを披露。エキゾーストノートとタイヤスキール音がハモり、タイヤスモークとの競演を見せてくれました。
10分ほどのパフォーマンスでしたが、グランドスタンドの観客の皆さんを魅了していました。
ダカールラリー出場の三浦選手によるダイナミックな走り
P20エリアは『DAKAR EXPERIENCE』会場。出場車両であるトヨタランドクルーザー200でデモランを披露してくれたのは、ナビゲーターから今年ドライバーとしてダカールラリーに出場した三浦昴選手でした。
ダイナミックなドリフト走行に加え、入り口のスロープを利用したジャンプ走行からのコントロール技術は圧巻。そのたびにコースサイドからは大喝采が沸きました。
日野レンジャーでダカールラリーのナビゲーター体験
ダカールラリーといえば、カミオン(トラック)部門で連続出場している日野レンジャーはモータースポーツファンには御馴染み。
2014年の参戦車両「日野レンジャーGT」はデモランだけではなく、来場者を助手席に乗せて走る「日野レンジャー同乗走行」でも活躍してくれました。ドライバーは今年のダカールラリーで総合13位を獲得した菅原照仁選手ということで、1回あたり6名の抽選に100人以上が殺到することに。ダカールラリーファンにとっては確かに、夢のような体験なのかもしれません。
トラックが大好きな子どもも多く、抽選に当たった男の子は体験後「見ているときとは違って、実際乗ってみると怖かった。でもジャンプすることろは楽しかった」と素直な感想を語ってくれました。
400リッター用燃料タンクに驚き!
P20のDAKAR EXPERIENCE会場では、デモランを終えた後のトヨタランドクルーザー200のコクピットが解放され、来場者が誰でも搭乗できる時間帯が設けられました。
1日1000km以上も走るラリー車は余計なものは極力取り払われているため、バケットシートになっている以外にコクピットは意外とシンプルでメーターなどの計器類も市販車とさほど変わりませんが、助手席に搭載されている距離を測る機械や、なんといっても後部にある400リッターという巨大な容量の燃料タンクに皆、驚きを隠せなかったようです。
レーシングカー以上に普段見る機会が少ないダカールラリー車には、大人も子どもも興味津々。立ち会った三浦昴選手は終始、質問攻めにあっていました。