イベントレポート
正にニュルブルクリンク24時間!雨ありトラブルあり復活あり
"もっといいクルマづくり"を目指して挑戦を続けているニュルブルクリンク24時間レース。時に苦しみ、時に歓喜に沸き、そして悔し涙もあるドラマチックなレースは。本当に車もスタッフたちも、もちろんドライバーも成長させます。
このTGRFでは、ニュルブルクリンク24時間で活躍したクルマを集めてエキジビションレースが行れます。今年は来場の皆さんにはあいにくの雨で気温も低くクルマにもドライバーにも厳しい状況でした。
それでも、ニュルでの勇姿を見せようと8台が果敢に走ってくれました。ところが48号車のLFA(2014年クラス優勝車)が木下隆之選手からモリゾウ選手にバトンタッチして走ろうとしたところ、なんとマシントラブルが発生してストップ。普通ならエキジビションでもあるしここで終了したしまうところ。しかしニュルのスタッフもドライバーもなんとか走らせようと"最後まで諦めない姿勢"をここでも発揮。レース時間自体は終わったものの、最後の最後でクルマの修復が完了し、なんとかモリゾウ選手をコースに送り出したのです。
ピットのスタッフからも観客からも拍手が挙がる、正にニュルのスピリッツが富士に再現された瞬間でした。
カートでタイムアタック!
「TOYOTA GAZOO Racing 脇阪塾 レーシングドライバーとクルマで遊ぼう」で、プロドライバーたちもちょっと真剣になったG'zアクアのカート。
濡れた路面で少し滑りやすかったのですが、お客様にもタイムアタックに挑戦してもらいました。
単なるカートと侮るなかれ、思っているよりパワーが出るので、皆さん最初はびっくりするのですが、きれいにターンを決められると満足そうな笑顔。
プロのタイムは超えられましたか?
50周年を迎えたカローラがイベント広場に登場
メインスタンド裏に展開しているイベント広場には多くのブースが出展していましたが、SUVオフロードチャレンジのエリアの脇には今年、生誕50周年を迎えたカローラのブースがありました。
1966年に誕生したトヨタ・カローラは、デビューするやたちまちヒット商品となり昭和44年(1969年)から平成13年(2001年)まで、実に33年間も年間販売台数トップの座をキープしたベストセラーカー。
また初代モデルからレースに参戦し、1300cc以下のクラスで大活躍。2代目モデルでは1600ccのDOHCエンジンを搭載したカローラ・レビンが登場し、1600ccクラスのツーリングカーレースでも王座に就いたキャリアを誇っています。
ブースには、用意した初代カローラのフォトパネルで撮影した写真をSNSに投稿すると、カローラ生誕50年記念グッズをプレゼントするコーナーもありました。記念の1枚が撮れましたか?
レーシングシミュレーターで、プロドライバーにチャレンジ!
プロドライバーも、そのリアリティに驚くレーシングシミュレーターがイベント広場に登場しました。
朝一番の「TOYOTA GAZOO Racing 脇阪塾 レーシングドライバーとクルマで遊ぼう」でドライバーが実際に計測したタイムも公開されていて、皆さん闘志に火が付いた模様。
再び雨が降り出すもパフォーマンス、歓声ともに衰えず
3つのスペシャルステージでパフォーマンスが繰り広げられる「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVALラリー選手権」のSS1はDAKAR EXPERIENCE会場で行われました。
朝には一旦上がった雨が午後のSS1がはじまる直前に再び降り出したものの傘なしでも観戦できる程度に留まり、大勢のファンに囲まれた中、狭いエリアでどのドライバーも最高のパフォーマンスを披露してくれました。
高い位置から全体を見渡せることでクルマの動きが良くわかり、来場者にも好評のステージとなりました。