イベントレポート
150kgのタイヤ、どうやって交換する?
クルマが走るわけでもなく来場者が体験できるわけでもないのに、多くの人だかりが。DAKAR EXPERIENCE会場では参戦車両によるタイヤ交換パフォーマンスが行われ、これが大人気となりました。
1輪の重さが150kgにも及ぶタイヤがどうやって交換されるのか、興味が湧くのは当然ですね。パフォーマンスを披露してくれたのはもちろん、レジェンド菅原義正選手とその次男であるドライバーの菅原照仁選手、そして4人のメカニックの「チームスガワラ」。
「こんなに多くの人前で交換するのは初めてなので緊張しています」とは言ったものの、そこはさすがに世界のステージで活躍するプロ集団です。空気圧を自動調節するシステムが搭載されているため通常より難しいタイヤの装脱着を、専用の工具を使い熟練のテクニックで見事スムーズにやってのけました。
"タイヤ"を知ることで運転はよりセーフティに
ショートコースでは終日、ブリヂストンプレゼンツによるタイヤに関する様々な体験イベントが行われました。メインとなるのが安全な運転のためにタイヤの知識を深める「タイヤセーフティ講座」、速さに関する性能に特化した「POTENZA RE-71R」と燃費性能および耐久性に優れた「ECOPIA」による装着車の乗り比べ、そしてパンクしても安全な走行が可能な「ランフラットタイヤ」装着車の同乗体験。またオプションとして「タイヤの安全点検」に関する講座や安全なドライビングポジションを指導してくれる「ドライビングポジション紹介コーナー」も設置され、メイン会場とは離れたエリアながら終日人の波が途絶えることがありませんでした。
ある女性の参加者は「タイヤの知識は安全運転のために必要なこと。とても勉強になった」、熟練ドライバーの男性も「POTENZAの性能に驚いた。クルマはタイヤでこんなにも変わるのか」と、様々な層に好評でした。
なお安全なドライビングポジションとはアドバイザーの方の話によれば「シート角度やハンドルとの距離は好みで良いが、シートと背中との間はあけず密着した状態で運転すること」。こうすることで衝突事故に遭った場合の衝撃は、かなり軽減されるのだそう。
午後は雨が降ってしまったけれど
TOYOTA GAZOO Racing EXPERIENCE コーナーは時間ごとに様々なコンテンツを行いましたが、86パワードライブの同乗体験もその一つ。
New TOYOTA 86のパフォーマンスを体感いただきました。午後はあいにくの強い雨になってしまいましたが、濡れた路面こそドライバーの腕の見せ所!水しぶきをあげながら右へ左へとマシンを振っていきます。
クルマから降りてきた後のお客様の興奮した様子が印象的でした。
この業界ならではの女子トーク!
イベントステージ最後のトークショーは、TOYOTA GAZOO Racing WOMANステージです。
佐藤久実選手、足立さやか選手、長澤あかり選手、岩本明日和選手の4人が、レース界の女子トークを繰り広げます。
レーシングスーツと女子のお悩み「冷え」との関係や、ドライバー女子から見てイケメンなドライバーは誰だ?など、この4人でしか語れないお話。次回の開催も期待です。
クルマを作る面白さ、伝わるかな?
イベント広場の一角にあるトヨタ自動車大学校のブース。
ここではボルトやナットを使って動物の模型を組み立てるコーナーや、体を動かして発電させ電車の模型を動かす発電体験など、子供たちがクルマを動かす仕組みに触れるコーナーが用意されていました。
発電体験では、自転車のペダルが重くて漕げない小さなお子さんに向けて、今年は円盤を動かして発電する仕組みも登場。「こんなに軽い力で発電できるの?」とびっくりです。