TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL - 2019.12.15 at FUJI SPEEDWAY

イベントレポート

RCカーグランプリも、熱いバトル!

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ラジコンやスケールモデルでおなじみのタミヤが主催するタミヤRCカーグランプリを開催しました。開催クラスは、TGRジュニアGP、TGR女子GP、そして、親子で参加するヤリスWRC GPの3つ。

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会場内ではミニ四駆体験などもあり、RCカーグランプリを見に来たお客さまも、実際にミニ四駆やRCカーに触れて楽しんでいました。グランプリの最後には表彰式が行われました。

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クルクル回っても決して怖くない

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Aパドックに特設され、ラリーパフォーマンスやダカールパフォーマンス、GR同乗体験など、様々なコンテンツが繰り広げられたスペシャル・パフォーマンスエリアですが、一番多くのファンが愉しんだ体験イベントと言えばGR同乗体験です。午前10時からの1回目を皮切りに10時45分からと12時15分から、さらに午後2時からと2時45分から、そして最終回は午後3時30分からと計6回行われました。

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GR同乗体験はGRシリーズの車両を使用し、レーシングドライバーの助手席に同乗することでGRの魅力に触れてもらうという趣旨で行われたものです。ドライバーは、立川祐路選手や石浦宏明選手などベテランのトップドライバーから坪井翔選手や小高一斗選手などの若手に、伊藤大輔監督や影山正彦監督、土屋武士監督まで、各会4人が選抜されて担当していました。散水によって路面は低μ路化されていて、アクセルを開け過ぎると直ぐにリアがスライドするようなコンディションでしたが、名手のドライバーたちはそのスライドを、まるで楽しんでいるかのようでした。
参加する方も手慣れたもので、去年もGR同乗を楽しみました、という女性の参加者は「クルクル回ってずるずる滑って。でも決して怖くなくて、とても楽しかったですよ」と満足げに話されていました。

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SUPER FORMULA王者を獲得したニック・キャシディ選手らがバトル!

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レーシングコースのプログラムも終盤に近づき、国内最高峰のフォーミュラレースSUPER FORMULA(スーパーフォーミュラ)のデモレースが行われました。今季はNo.37 ニック・キャシディ選手(VANTELIN KOWA TOM’S SF19)がドライバーチャンピオンを獲得しました。

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デモレースは6台が出走。チャンピオンのニック・キャシディ選手を先頭に、No.19 関口雄飛選手、No.38 石浦宏明選手、No.4 国本雄資選手、今季スポット参戦をしたNo.8 中山雄一選手、そして小林可夢偉選手がWEC参戦で欠場のNo.18は、なんとチーム監督を務める元フォーミュラ・ニッポン(現スーパーフォーミュラ)王者の松田次生監督が久々にステアリングを握り、一時トップを走るスピードを見せました。

場内放送の実況席には、ニック・キャシディ選手を擁するVANTELIN TEAM TOM’Sの舘信秀監督、関口選手が所属するITOCHU ENEX TEAM IMPULの星野一義監督、そして国本選手のKONDO RACINGの近藤真彦監督と豪華な面々が集い、かつて松田監督をドライバーとして起用していた星野監督は「次生が一番緊張していたな(笑)」と走る前の様子を漏らすなど、こちらも熱く、時に脱線しながら今シーズンの裏話を語ってくれました。

レースでは、王者のニック・キャシディ選手が逃げ切って、昨年のTGRFに続きポール・トゥ・ウインを決めました。

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ちびっこメカニックたちが大活躍!

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P20のダカールエクスペリエンスでは今回、新たなコンテンツとしてキッズメカニック体験が登場しました。三浦昂選手とランドクルーザーによる最後のデモラン前、クルマの最終調整を行ったのはなんとちびっこメカニックたちでした。

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抽選で当たった6人の子供たちはお揃いのツナギを身にまとい、チームの一員となって本物のチームメカニックのみなさんの指導の下、タイヤ交換、空気圧の調整、シートの調整などを行いました。三浦選手はその後1周試走し「みんなが一生懸命やってくれたおかげで、いつもより良い状態に仕上がっている」と声をかけ、デモラン開始。子どもたちの頑張りに比べたらまだまだパフォーマンスは足りないと、予定よりもかなり多めに走ってくれました。
その後ちびっこメカニックたちはチームから認定書とお土産をもらい、6人とも満面の笑みを浮かべていました

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TGRF2019のラストバトルはSUPER GT! LC500のサヨナラ・ラン、そして...

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走行プログラムとしてはラストとなった、LEXUS LC500がチャンピオンを獲得したSUPER GTのデモレース。参加するのはGT500クラスがドライバーズチャンピオンを獲得したNo.6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也選手)、そしてチームチャンピオンのNo.37 KeePer TOM’S LC500(平川亮選手)、そしてNo.39 DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン選手)の3台。GT300クラスは惜しくもランキング2位となったNo.96 K-tunes RC F GT3(新田守男選手)に、No.60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3(吉本大樹選手)、No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人選手)、No.31 TOYOTA GR SPORTS PRIUS PHV apr GT(嵯峨宏紀選手)、No.30 TOYOTA GR SPORTS PRIUS PHV apr GT(織戸学選手)の5台で計8台。No.19 WedsSport ADVAN LC500(坪井翔選手)も参加予定でしたが、マシンにトラブルが出たため、安全のために残念ながら欠場でした。

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シリーズ戦同様に入念なウォームアップを行い、GT500クラスの3台が特別交流戦で見せた超接近のインディスタートを超えるスリーワイドでスタート。そして、3台がトップを入れ替えながら走行。また、GT300クラスもテール・トゥ・ノーズでレースを展開。

場内実況と解説はLEXUS TEAM LEMANS WAKO’Sの脇阪寿一監督、LEXUS TEAM au TOM’Sの伊藤大輔監督、LEXUS TEAM WedsSport BANDOHの坂東正敬監督、そしてLC500がラストランということでレクサス・インターナショナルの佐藤恒治エグゼクティブ・バイス・プレジデントの4人が担当。今季の開幕戦で「もうあかん...」と脇阪監督がつぶやいたなど、今だからとぶっちゃける裏話やジョークを交えた爆笑話が連続しました。

レースは、ドライバーズチャンピオンの6号車を先頭にゴール。だが、サプライズでラストラップに来季参戦のGR Supraテスト車両が立川祐路選手の走行でコースイン。そしてGR Supraを先頭にメインスタンドの前で整列。TGRF2019の最後を締めくくるあいさつを行いました。

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