MIRAIで楽しみが広がる!

TGRFステージの横に飾られたクリスマスツリー。実は、トヨタの燃料電池車MIRAIから電源を供給して点灯しているんです。FIA世界耐久選手権(WEC)富士6時間レースでも、MIRAIを使ってキャンプを楽しむイベントが行われました。

今回は、TGRアンバサダーの脇阪寿一とFC事業領域の安藤諭氏によるMIRAI活用講座を開催しました。会場ではクリスマスツリー点灯の他に、コーヒーサービスや、オウルテックの充電器を利用した携帯電話の充電サービスも行い、これらも全ての電源供給をMIRAIが行いました。

話題のe-Motorsportsで現役ドライバーとFIAグランツーリスモチャンピオンが対決

ピットビル2階のクリスタルルーム8ではe-Motorsportsの体験プログラムが行われました。グランツーリスモSPORT（GTS）を使用して富士スピードウェイを舞台に対戦形式でレースを行うものですが、午前10時からは特別プログラムとしてGR Supra GT CUP Special Raceが行われました。これはレーシングドライバーの平川亮選手、宮田莉朋選手、小高一斗選手の3名とGTSのスペシャリスト、GR Supra GT Cup 2019で活躍した川上奏選手、宮園拓真選手、そしてFIAグランツーリスモチャンピオンシップ ワールドファイナルマニュファクチャラーシリーズで2019年のチャンピオンに輝いたチーム・トヨタの山中智瑛選手、の3名が対決するというもの。平川選手は「実は（このプログラムでは）コースをGR Supraで走ると思っていたから、心の準備ができていません（苦笑）。それで若い宮田選手に（勝負を）任せます」とコメントしていましたが、その宮田選手は期待に応える格好でスペシャリスト3人に先んじて優勝。「久しぶりのグランツーリスモでしたが、とても楽しかった」とコメントしていました。

キッズが取材記者やピットレポーターなどサーキットのお仕事を体験

TGRFでは人気コンテンツとなったキッズのサーキットお仕事体験。午前10時からはキッズ記者体験、11時からはアナウンサー体験が行われました。

キッズ記者体験は、ブリーフィングルームでのドライバーインタビューとピットに移動しての車両見学です。まずブリーフィングルームではSUPER GTやスーパーフォーミュラで活躍する石浦宏明選手にインタビュー。キッズ記者からは「カートはいつから始めたんですか?」に始まり、「ダウンフォースって調整できるんですか?」「レーシングカーの開発ってどうやるんですか?」など専門的な質問が出て石浦選手を驚かせていました。一方、石浦宏明選手からは「レーシングドライバーになりたい人?」と逆質問。これにはキッズ記者の半数が手を挙げましたが、これを受けて石浦宏明選手は、「レーシングドライバーになるために大切なこと」をテーマに話が進んでいました。
その後はLEXUS TEAM WedsSport BANDOHのピットに移動し、SUPER GT GT500クラスで活躍しているNo.19 WedsSport ADVAN LC500を前にメカニックからクルマについて説明がありました。さらにこのクルマでシリーズを戦ってきた国本雄資選手と坪井翔選手、2人のドライバーが登場しました。国本選手がキッズ記者に「乗ってみる?」と声をかけ全員がコクピットへの搭乗を体験しました。その後は2人のドライバーに「レースで難しいことは?」「レースで怖いと思ったことは?」などの質問をしていました。
キッズ記者体験でのインタビュー内容は別ページに掲載されております。是非ご覧ください。

午前11時からのアナウンサー体験は、体験コンテンツのサーキットタクシーと並行して行われました。様々なイベントでMCを務めている黒岩唯一さんのサポートを受けながらサーキットタクシーに同乗した参加者から感想を聞くピットレポーターを体験しました。

ドリフト仕様とノーマル、GR Supra3台を中心に迫力のドリフトアクション!

TGRFの人気プログラムであるドリフトエクストリーム。今年は川畑真人選手のドリフト仕様GR Supraを中心にしたTeam TOYO TIRES DRIFTが迫力のドリフトを見せてくれました。川畑真人選手のGR Supraに加え、ドリフト侍選手とタイのポン選手がドライブするノーマルのGR Supraが2台、計6台による競演となりました。

川畑真人選手のGR Supraは、D1グランプリで活躍するマシンそのもの。白煙を伴う派手なパフォーマスを披露して、グランドスタンドのファンから大きな拍手を浴びていました。
そして、2台のノーマルGR SupraもキレのあるハンドリングでD1マシンの4台の間を駆け抜けるスラロームを披露していました。

ニュルブルクリンクトークショー、今年もメーカーの垣根を越えて!

ニュルブルクリンクトークショーには、今年のニュル24時間に参戦したGAZOO Racingチームの土屋武士選手、松井孝允選手、蒲生尚弥選手、中山雄一選手に加え、SP3Tクラスで優勝した井口卓人選手、山内英輝選手、そして今シーズン初めてニュル24時間に挑み、みごとシングルフィニッシュを果たしたKONDO Racingから松田次生選手が登場しました。松田選手自身もニュルは初挑戦。とにかく「怖かった!」というのが印象だったそうです。

コース上では2020年のニュル24時間参戦体制も発表となりました。過酷な環境で戦った経験をもとに、"もっといいクルマづくり"をテーマに市販車の開発も進んでいきます。