#108 峯選手、迫力の追撃でシリーズ2連勝！

2016年5月28日（土）29日（日）、「TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race 2016」関西シリーズ第2戦が、同日開催のスーパーフォーミュラ第2戦のサポートレースとして岡山県・岡山国際サーキットにて開催された。また、イベント広場では「TOYOTA GAZOO Racing PARK」も催され、多くのクルマ好きや親子連れが訪れクルマやレースに関する様々なコンテンツを楽しんでいた。

熊本地震の影響により、5月21日、22日にオートポリスにて開催予定だったVitz Race 西日本シリーズ第1戦が延期から中止へと変更になった後の今大会。
Vitz Race初参加者5名に加え、オートポリスをホームとしている参加者が遠征に来る等、フルグリッド42台のエントリーを集め、多くの観衆の目を引き付けた。
土曜の公式予選は、曇り空のドライコンディションの中、午前11時35分にタイムアタックがはじまった。
まず、トップに立ったのは、前戦でペナルティを受け、悔しい結果となってしまった、#120堀内選手。早々にトップタイムをマークする。続く周回でトップタイムを更新し、後続とのギャップを広げてくる。
2番手には、関西シリーズ開幕戦を制した#108峯選手が。そして、3番手には開幕戦からの連続表彰台を狙う#32小倉選手が続いた。

各ドライバーのアタックは続く。
トップスリーは公式予選前半にマークしたタイムが、そのままベストタイムとなり、そのまま公式予選の20分間が終了。
開幕戦のリベンジなるか、堀内選手が2'01.315トップタイムで、見事ポールポジションを獲得。2位には峯選手、3位に小倉選手が入る公式予選結果となった。

翌日曜日、朝一番では薄日もあったものの、レースが始まるころには、完全な曇り空。雨が心配されたが、なんとかドライコンディションでの決勝レースが10時5分にはじまった。
スタートでは、ポールポジション堀内選手がきっちりホールショットを決め、レースをリード。峯選手がきっちり2番手につける。
後続も1コーナーへ次々と飛び込んでいく中、1台がスピンした後別の車両と接触。2台が早々にコースから姿を消すこととなる。

このあと、オープニングラップから、トップ堀内選手と2位峯選手の接近戦が展開されていく。また、その後方では激しい表彰台争いが展開される。2戦連続表彰台を狙う#32小倉選手と、5番手からスタートした#52岩瀬選手だ。トップ争い、3番手争いともに、周回ごとに激しさが増していく。

大きくレースが動いたのは6周目。最終コーナーで、2番手峯選手の激しいプッシュを受けていたトップ堀内選手が痛恨のオーバーラン。峯選手がすかさず、イン側につける。メインストレートで並びかけると、続く1コーナーのイン側を抑えて、トップに躍りでる。
そして8周目には表彰台争いにも動きが。4番手につけていた岩瀬選手が、3位小倉選手をパス、表彰台圏内にポジションをすすめる。
このあとは、上位陣に大きなポジションの変動はなく、レース中盤からのトップを守りきり、安定した走りで峯選手が開幕から2連勝で関西シリーズ第2戦を制した。2位には堀内選手、3位に岩瀬選手が入り、表彰台を獲得した。
第2戦を終え、関西シリーズの前半戦が終了。昨年のシリーズチャンピオン峯選手が圧倒的な強さを見せつける結果となった。
シリーズ後半の舞台は、鈴鹿サーキット。約3か月のインターバルで9月25日（日）に第3戦が開催される。