- Round3
- Netz Cup Vitz Race 2016 関西シリーズ
第3戦 鈴鹿サーキット レポート
#38 神谷選手、今シーズン初勝利!
2016年9月25日(日)「TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race 2016」関西シリーズ第3戦が、62台のエントリーを集め、三重県・鈴鹿サーキットにて開催された。 シリーズ全4戦中2戦を終え、関西シリーズも今大会から後半戦に突入した。
前日の雨模様から一転、晴天のドライコンディションのAM8時30分よりA/Bグループの2組に分かれ公式予選が行なわれた。まずはAグループ。全31台・20分間のタイムアタックだ。開始早々にトップタイムをマークしたのは#884大場選手、#888橋本選手・#244横田選手が続く。予選時間が後半になると、大きなポジション変動が発生。関西シリーズポイントリーダー#108峯選手と#55岩瀬選手が、ともにトップタイムを更新、それぞれ1位/2位にポジションアップ。この後、上位陣に大きな変動はなく、Aグループ公式予選はこのまま終了。トップは峯選手、2位に岩瀬選手、3位に橋本選手が入る予選結果となった。
続いて行われたBグループ公式予選も、Aグループと同じく、31台・20分間のタイムアタックがはじまった。序盤からトップタイムが次々と更新される、白熱のタイムアタックとなった。まずは、#200黒田選手がトップタイムをマークする。その直後に、現在シリーズランキング4位の#120堀内選手がすかさずトップタイムを更新。続く周回で黒田選手が、そしてさらに堀内選手がトップタイムを更新する、という目の離せない展開が続く。しかし予選時間残り5分となると、ポジションチェンジがなくなり、そのまま20分間の予選時間が終了。白熱の予選タイムアタックを制した堀内選手がBグループトップ。2位には#200黒田選手、3位に#38神谷選手が続く予選結果となった。
A/Bグループ公式予選が終了。その結果、予選タイム2’47.040でBグループトップ堀内選手を0.309秒を上回り、Aグループトップの峯選手がポールポジションを獲得した!峯選手が今シーズンの好調ぶりをアピールする結果となった。
約3時間のインターバルをおき、コンソレーションレース・決勝レースが行われた。まずはコンソレーションレース。全14台、周回数4のレースがはじまった。ポールポジションスタートの#999谷本選手は、スタートをきっちり決めると、オープニングラップから、後続を引き離しにかかる。レースが縦長展開になる中、周回ごとにアドバンテージを重ね、独走でコンソレーションレースを制した!終わってみれば、後続を約4.5秒引き離す独走勝利であった。
続いて行われた決勝レース。クリーンスタートでフルグリッド48台・周回数8の決勝レースがはじまった。スタート早々、2番グリッド堀内選手がポールポジション峯選手に並びかけ1コーナーへ。オープニングラップならではの激しい接近戦が繰り広げられる。その後方、4番手スタートの黒田選手がヘアピンカーブの先でひとつポジションを上げる。激戦のオープニングラップはポールポジションスタート峯選手が制し、2位に堀内選手、3位に黒田選手が続く展開。この後の周回でもこの日の自己ベストタイムをマークするなど、峯選手が落ち着いた展開で好調をアピール、レースをリードする。そんな中、5周目にレースが大きく動いた。
猛プッシュの2位堀内選手が峯選手をパス、ついにトップに躍り出る。続けて黒田選手も峯選手をパス、堀内選手・黒田選手・峯選手にポジションが入れ替わる。この後、峯選手はコースアウトで大きくポジションダウンをする一方、トップ争いが激化していく。黒田選手が堀内選手に並びかけたところで、2台が接触し堀内選手がハーフスピン。この間に黒田選手がトップとなり、2位に#38神谷選手、3位に岩瀬選手がそれぞれポジションアップを果たす。この周回以降、黒田選手が後続とのアドバンテージを稼いでいく一方、神谷選手・岩瀬選手・堀内選手の激しい2番手争いが展開される。そしてそのまま、ファイナルラップへ。
猛プッシュを続ける堀内選手が、最後の最後でついに表彰台圏内の3位までポジションを上げ、そしてチェッカー。トップは4番手スタートの黒田選手、2位に神谷選手、3位に堀内選手が続き、表彰台を獲得した。しかし、決勝レース終了後の再車検にて黒田選手に失格判定が下り、今大会の正式結果は、1位神谷選手・2位堀内選手・3位岩瀬選手となった。
関西シリーズはこれで第3戦が終了、残すは第4戦/最終戦となった。関西シリーズポイントリーダーは、依然峯選手。今大会を制することはできなかったが、予選ポールポジション獲得と4位入賞を果たし、着実にポイントを積み上げた。このまま峯選手が逃げ切るのか?岩瀬選手の逆転はあるのか?関西シリーズのチャンピオン争いから目が離せない。次回最終戦の開催は約1か月のインターバル。10月29日(土)30日(日)、今大会と同じく鈴鹿サーキットにて行われ、シリーズチャンピオンが決定する。
Race DataNetz Cup Vitz Race 関西シリーズ 第3戦 鈴鹿サーキット
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開催日
9月25日(日)
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サーキット
鈴鹿サーキット(三重県)
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天候
晴れ
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参加台数
62台
特別賞関西シリーズ第3戦特別賞
特別賞 | No. | Driver |
---|---|---|
ルーキー賞 | 832 | 山田 泰徳 |
グッドイヤー賞 | 86 | 桐生 清 |
153 | 加藤 敏巳 | |
ベストパフォーマンス賞 | 39 | ナカジー |
ウェルカム賞 | 40 | ミヤタダイキ |
114 | 東條 正志 | |
126 | 松本 翔太 | |
170 | 田中 龍斗 | |
889 | 丹羽 賢 | |
ネッツ・アナザー・ストーリー賞 | 52 | 川瀬 武男 |
"Vitz RS Racing"との、Vitz Race 以外の素敵な付き合い方を語ってくれた選手に授与
ネッツ・アナザー・ストーリー賞 #52 川瀬武男選手
普段から通勤で使用しています。
ボディーには派手なステッカーが貼ってあり、街中を走ったり、コンビニ等に駐車している時にジロジロ見られ、悪い事をしていないのに恥ずかしい気持ちになることも度々ありました。しかし、駐車して車内に私がいる時、車に興味ある方が話しかけてくださり、レースの話を楽しくさせていただきました。
また、別の日に過去に他のレースカテゴリーでレースに出ていた方ともお話をし、乗っていた車の写真を見せて頂き、知っているショップ関係の車でびっくりしました。今ではジロジロ見られてもあまり気にはなりませんが、興味をもって話しかけて頂いて色々な繋がりができることもあり、レースをしていて良かったと思った反面、世間は狭いなぁとも痛感しました。