峯選手、ポールトゥウィンで今シーズン3勝目！3年連続のシリーズチャンピオンも獲得！！

2016年10月29日（土）・30日（日）「TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race 2016」関西シリーズ第4戦が、45台のエントリーを集め、三重県・鈴鹿サーキットで2016 スーパーフォーミュラ第7戦のサポートレースとして開催された。今大会が関西シリーズ最終戦、ついにシリーズチャンピオンが決定する。

路面状況は、28日(金)午前中の練習走行まではドライコンディション、しかし次第に天気予報どおりの雨模様となり、午後の専有走行では、完全なウェットコンディションとなる。しかし、深夜に雨はあがり、天候は回復傾向に。予選日の土曜朝には、雨は完全にあがっていた。

前日の雨が完全に乾ききらないコースコンディションの中、20分間の公式予選がはじまった。アタック開始早々に、現在のポイントリーダー#108峯選手がトップタイムをマークする。#120堀内選手・#55岩瀬選手が続く展開。続くアタックで峯選手がトップタイムを更新、今レースウィークの好調さをアピールする。予選残り時間10分を切ると、#38神谷選手が4番手から2番手までポジションアップ。峯選手のトップタイムまで約0.4秒まで迫る。しかし、これ以降は大きなポジションチェンジはなく公式予選が終了。峯選手の前戦に続く連続ポールポジションが決定した。2位には現在シリーズランキング3位の神谷選手・3位に同4位の堀内選手が入る公式予選結果となった。

翌日曜日も快晴の秋晴れ。スーパーフォーミュラ決勝が午前、午後と2回開催される為、早朝にも関わらず、多くの観客が来場した。そして8時15分にシリーズ最終戦、周回数8の決勝レースが行われた。
スタートでは峯選手がきっちりとホールショットを決め、レースを引っ張る展開となる。そしてトップをキープしたまま、まずはオープニングラップを制する。上位陣が徐々に縦長の展開になっていく中、2番手神谷選手からトップ峯選手への猛プッシュが続く。レース中盤に向けトップ争いは、峯選手・神谷選手・堀内選手・岩瀬選手の4台に絞られる。一方、後方の5位争いが激しい、#887今井選手と#201黒田選手だ。各コーナーで何度となく黒田選手のアタックが繰り返される。

そして、レースは後半へ。このころには、#33杉山選手が5番手争いに加わり、3台のさらに激しい展開となる。一時、約0.8秒まで広げたトップ峯選手の後続へのアドバンテージ。しかし、神谷選手、堀内選手、岩瀬選手がそれぞれ猛プッシュで追い上げ、徐々にそのギャップを詰めてくる。ファイナルラップに入るときには、約0.4秒差まで縮まってきた。
そして最後の最後、日立オートモーティブシケイン入口で2位の神谷選手がコースアウトする波乱が起こるも順位変動はなし。トップ峯選手は落ち着いて最終コーナーを立上りゴール！最後まできっちり後続を抑えきり、ポールトゥウィンで、シリーズ最終戦を制し、併せて関西シリーズチャンピオンを獲得した。2位には神谷選手、3位には堀内選手が入り、前大会に続いて表彰台を獲得。

今大会をもって、関西シリーズの全スケジュールが終了した。峯選手が4戦中3勝と圧倒的な勝率でシリーズを制し、また2014年からの関西シリーズ三連覇も併せて達成した。

2016年シーズンも残すはグランドファイナル。昨年同様に11月27日・富士スピードウェイに行われる「TOYOTA GAZOO Racing Festival」にて決勝レースが行われ、今年のNo.1 Vitzドライバーが決定する。関西シリーズトップドライバー達の活躍が期待される。