- Round3
- Netz Cup Vitz Race 2016 関東シリーズ
第3戦 富士スピードウェイ レポート
#108 峯選手、関東シリーズにて今シーズン初勝利!
2016年9月3日(土)「TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race 2016」関東シリーズ第3戦が、スーパー耐久シリーズ第4戦のサポートレースとして、残暑厳しい静岡県・富士スピードウェイにて開催された。関東シリーズもついに後半戦に突入。各ドライバーにとって、今大会の結果次第で、シーズンリザルトに大きく影響してくる重要な大会だ。
午前中の予選、天候は晴れ、ドライコンディションでタイムアタックがはじまった。50台のエントリーを集めたが、1台がリタイアとなり全49台・20分間の公式予選となった。開始間もなく、昨年のシリーズチャンピオン#1北田選手がトップタイムをマーク。続くのは、ベテランの#25水谷選手と#62デパマン選手だ。しかし、北田選手のトップタイムは、すぐに更新されてしまう。前戦を制した、現在シリーズポイントリーダーの#13蓬田選手がトップにたつ。このあとも、各ドライバーの熱いタイムアタックが続いたが、トップタイムは更新されず、20分間の公式予選が終了した。結果、ポールポジションを獲得したのは蓬田選手、2位に北田選手、3位に水谷選手が続いた。
約3時間のインターバルで行われた決勝レースは、公式予選時と比べると、気温も上がり、青空が顔を見せる天候となっていた。12:10全車コースイン。フルグリッド45台、8周回の決勝レースのスタートだ。
クリーンスタートで決勝レースがはじまった。スタート早々、ポールポジション蓬田選手・北田選手・水谷選手が3ワイドでTGRコーナーへ進入、一気にレースが盛り上がる。続くコカコーラ・コーナー、アドバンコーナー、ダンロップコーナーでもオープニングラップならではの目まぐるしく順位の変わる超接近戦が繰り広げられる。1周目で2位以下をやや引き離しトップでコントロールラインを通過した北田選手、以下蓬田選手、#62デパマン選手、#108峯選手、水谷選手と続き2周目へ突入、TGRコーナーでそれまで4番手につけていた峯選手が一気に2位までポジションアップ、その直後に蓬田選手とデパマン選手が接触、さらに順位が入れ替わりながらも、トップ北田選手を追う展開へ。その後方では、6番手スタート#714中村選手を交えた、蓬田選手、デパマン選手、水谷選手の3番手争いがより激しくなる。
トップが入れ替わったのは5周目。一時は独走状態をつくりつつあった北田選手であったが、峯選手が2位までポジションアップすると、その2台の距離が周回ごとに縮まっていく。そして、コカコーラ・コーナー手前でついに峯選手がトップに立った。しかし、北田選手も黙っていない。猛烈なプッシュが各コーナーで続くが、なかなかパスしきれない。最終ラップまで北田選手の猛プッシュは続いたが、トップ峯選手は北田選手の猛プッシュをきっちり抑えきりそのままトップチェッカーを受け、関東シリーズ第3戦を制した。2位には北田選手、3位にはポールポジションスタートの蓬田選手が水谷選手に競り勝ち、表彰台を獲得した。
これで関東シリーズは第3戦が終了し、残すは第4戦・最終戦のみとなった。昨年の関東シリーズチャンピオン北田選手、現在のポイントリーダー蓬田選手、関東・関西のダブルシリーズチャンピオンを狙う峯選手が、ともに関東シリーズでシーズン1勝。チャンピオン争いから目が離せない。
次回最終戦の開催は2か月のインターバルをおいて、11月5日(土)6日(日)に今大会と同じく富士スピードウェイにて開催され、ついにシリーズチャンピオンが決定する。
Race DataNetz Cup Vitz Race 関東シリーズ 第3戦 富士スピードウェイ
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開催日
2016年9月3日(土)
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サーキット
富士スピードウェイ(静岡県)
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天候
晴れ
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参加台数
50台
特別賞関東シリーズ第3戦特別賞
特別賞 | No. | Driver |
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ルーキー賞 | 418 | 冨岡 貞祐 |
グッドイヤー賞 | 3 | 竹川 翔太 |
ベストパフォーマンス賞 | 123 | 高長 泰之 |
ネッツ・アナザー・ストーリー賞 | 628 | 松木 知 |
"Vitz RS Racing"との、Vitz Race 以外の素敵な付き合い方を語ってくれた選手に授与
ネッツ・アナザー・ストーリー賞 #628 松木知選手
Vitz は毎日通勤で使用しています。以前は少しやんちゃなクルマに乗っていた為、Vitzに乗り換えるという話をした時、上司はホッとした表情をしていました。そしてVitzが納車されレース用のステッカーを貼り通勤に使用していました。暫くすると会社の駐車場にド派手なVitzがあるという噂が立ち、結局上司にバレてしまいました。
上司は渋い顔をしていましたが、これがきっかけで職場のクルマ好きの人と話題ができ、新たなクルマ仲間ができました。