Round2
Netz Cup Vitz Race 2016 西日本シリーズ
第2戦 オートポリス レポート

この度は、TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race 西日本シリーズ第2戦の開催に際し、株式会社オートポリス様、スーパー耐久機構様並びに多くの関係者皆様にご協力頂き、誠にありがとうございました

Vitz 西日本Rd.2 レポート

#505 三浦選手が今季2勝目、シリーズチャンピオンに輝く!

2016年11月19日(土)「TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race 2016」西日本シリーズ第2戦が、18台のエントリーを集め、大分県・オートポリスにて開催された。 この第2戦は当初7月3日に予定されていたが、4月の熊本地震の影響で順延となり、今回スーパー耐久最終戦のサポートレースとして開催された。今大会が西日本シリーズの事実上の最終戦となり、シリーズチャンピオンが決定する。また、例年グランドファイナル戦に参戦してきたタイ王国よりの招待選手2名だが、スケジュール都合等により今回の西日本大会に大応援団と共に参戦する事となった。

前日金曜日には練習走行が行われた。コースイン直前まではドライ、走行がはじまると次第に雨が路面を濡らし始め、走行時間が終了するころには完全なウェットコンディションとなっていた。
そして迎えた、翌土曜日は、天気予報どおりの雨模様・ウェットコンディションで朝を迎えた。サーキット近隣が濃い霧に包まれるコンディション、それはサーキットへのアクセスのみらならず、パドック、そしてコースでも変わらない。時間とともに次第に雨と風も強くなっていった。このコンディションの影響でスーパー耐久を含む全てのカテゴリーにおいてスケジュールが変更となり、当初の予選開始時間から遅れること約3時間、午後0時5分から15分間・18台による公式予選がはじまった。
前大会から好調の『下郡のシューマッハ』こと、#505三浦選手が、トップタイムをマークしてくる。それに続くのは現在の西日本シリーズポイントリーダー#16橋本選手、そしてタイからのエントリー#122Supong Khamtonwong選手。予選時間が残り5分を切ると、次第に上位陣のポジションが激しく動きだす。まずは、#6地元堀川選手が三浦選手のトップタイムを更新。0.1秒のアドバンテージだ。
そんな中、今大会Vitz Race初参戦ドライバーが注目を浴びた。#119首藤選手だ。霧の濃いコンディションの中、じりじりとポジションを上げ、5番手までポジションを上げてくる。コース上所々に霧の残る中、あっという間に15分が経過。チェッカーフラッグが出され、このままのポジションで終了かと思われた最後のアタックラップで、トップが入れ替わる。一時堀川選手にトップを譲っていた三浦選手が、最後の最後で再度トップタイムを更新!ポールポジションを獲得した。2位には堀川選手、3位には最終アタックラップでベストタイムを更新したのが、四国から参加の♯777野田選手が入る結果となった。

公式予選終了から約3時間のインターバルで、9周回・17台(1台リタイヤ)によるシリーズ最終戦の決勝レースが行われた。一時回復傾向にあったコンディションであったが、コースイン間もなく次第に霧が濃くなってきた。ウェットコンディションも変わらない。そして、セーフティーカー(SC)スタートが決定、アナウンスされる。コンディションの回復を待ちながらSCスタート、周回を重ねていく。部分的にコースがクリアになることもあるが、まだリスタートができない。
残り5周になった時、ローリング形式でリスタートした。直後から、三浦選手が時間の経過とともに徐々に後続とのアドバンテージを築いていくレース展開となる。上位陣では、その後方4番手争いが特に激しい。6位スタートのSupong Khamtonwong選手がひとつポジションを上げ、前を行く4番手橋本選手へ猛プッシュ。一時は並びかけ前に出るなどするが、一時コースアウトなどもあり、なかなかパスできない。
次第に上位陣が縦長の展開になる中、トップ三浦選手が7周目にファステストラップをマークし、好調さをアピール。そしてそのまま三浦選手がトップを守りきり、終わってみれば約8秒のアドバンテージを積み上げ、独走でシリーズ最終戦を制した!2位には終始安定した走りの堀川選手、3位には予選からの順位をキープした野田選手が入り、表彰台を獲得した。
この結果、三浦選手と橋本選手がシリーズ獲得ポイントで並ぶ結果となった。今回競技規定により、シリーズ3レース中2勝を果たし、上位得点の回数が多かった三浦選手が、最終ランキングのトップと認定され、西日本シリーズチャンピオンに輝いた。自身初のうれしいシリーズチャンピオンの獲得であった!!

今大会をもって2016年のVitz Race全国5シリーズが終了、各シリーズチャンピオンが決定した。今シーズンも残すはグランドファイナル。昨年同様に11月27日・富士スピードウェイに行われる「TOYOTA GAZOO Racing Festival」にて決勝レースが行われ、今年のNo.1 Vitzドライバーが決定する。西日本シリーズトップドライバーの活躍が期待される。

RESULT西日本シリーズ第2戦リザルト(TOP3)

順位 No. Driver Team / car Total Best
1 505 三浦 康司 トレマーズPPSロックサポートVitz 30'01.131 2'32.236
2 6 堀川 康祐 トライレーシングVitz 30'09.107 2'33.260
3 777 野田 浩介 平岡塾Vitz 30'10.826 2'33.465

Race DataNetz Cup Vitz Race 西日本シリーズ 第2戦 オートポリス

  • 開催日

    2016年11月19日(土)

  • サーキット

    オートポリス(大分県)

  • 天候

  • 参加台数

    18台

特別賞西日本シリーズ第2戦特別賞

特別賞 No. Driver
ルーキー賞 119 首藤 哲也
グッドイヤー賞 19 テツ清水
ベストパフォーマンス賞 10 佐保 智之
ウェルカム賞 119 首藤 哲也
122 Supong Khamtonwong
ネッツ・アナザー・ストーリー賞 307 井上 功

"Vitz RS Racing"との、Vitz Race 以外の素敵な付き合い方を語ってくれた選手に授与
ネッツ・アナザー・ストーリー賞 #307 井上 功選手

ネッツ・アナザー・ストーリー賞  #307 井上 功選手
私のヴィッツは、私名義のマイカーでありながら、オートバックス小林店のデモカーでもあります。
デモカーとはいえ、マイカーなので出張や通勤でも使用しています。出勤する前には、3人の子供を保育園に送ったりしているので、保育園ではいつも大人気です。
また、オートバックスのイベント開催時には、子供PIT体験コーナーでたくさんの子供たちにタイヤ交換をしてもらい、たくさんの笑顔を見る事ができました。
今後も、我が子を含めた未来のファンづくりに等に、ヴィッツを活用していきたいと思っています。
ネッツ・アナザー・ストーリー賞  #307 井上 功選手