- Round2
- Netz Cup Vitz Race 2017 関西シリーズ
第2戦 岡山国際サーキット レポート
難しい予選を制した#1峯選手がポール・トゥ・ウイン
2017年7月1日(土)、「TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race」の関西シリーズ第2戦が岡山国際サーキットで開催された。
第2戦は土曜日に予選と決勝を行う1DAYレース。エントリー台数は42台で、第1戦から若干台数は減ったが、今回も地元勢に加え中部・九州エリアから多くの遠征参加組や、2台の初参加組の姿もあった。岡山国際サーキットは一斉にスタートできる上限(グリッド数)が42台のため、第1戦の時に行ったコンソレーションレースは行われていない。
前日の夜から早朝まで強い雨の予報がでており、前日の練習走行からタイヤサービスのトラック前にはタイヤの山ができていたほど。レース当日の早朝も強い雨が降っていたため、予選前にはドライ派とウエット派それぞれが刻一刻と乾いていく路面状況の様子に注視していた。
9時55分、20分間の予選がスタート。レコードライン上はまだ濡れている箇所が残っている。前戦のウィナー、#1峯選手は1周走っただけでピットイン。路面が乾くタイミングと、クリアラップを見極めるためだ。約10分後にコースインした#1峯選手は狙い通り2分02秒258というトップタイムをマーク。第1戦で#32小倉選手に奪われたポール・ポジションを獲得した。2位以下は#32小倉選手、#55岩瀬選手、#120堀内選手、#201黒田選手の4選手が2分2秒台で続く。5位までは第1戦と同じ顔ぶれが占めた。
14時55分から行われた決勝(10周)。この頃には気温と路面温度は上昇しドライコンディションへ。フロントロウの2台がスタートを決めて第1コーナーに飛び込んでいく。4番グリッドからスタートした#120堀内選手は、「予選でウエット用にセッティングしてしまい失敗しました。エア圧を下げるくらいしか対策できなかったです」としながらも、#55岩瀬選手を抜いて3番手へ。6番グリッドからスタートした#505三浦選手も4番手に浮上。そんな動きの多いオープニングラップだが、#138高橋選手はスタート後間もなくクラッチミート時にドライブシャフトが折れて残念ながらリタイア。さらに3番グリッドからスタートした#55岩瀬選手がアトウッドコーナーでコースアウトと、41台から2台減り、39台でレースは進行していく。中団グループは混戦模様。4位争いのグループは4台が連なっており、#201黒田選手と#42樺田選手がサイドバイサイドで激しい5位争いを繰り広げる。
トップの#1峯選手と2位の#32小倉選手の差は徐々に開き、5周目には1.6秒まで拡大。しかし、#1峯選手にペースを落とす気配はなく、その後も#1峯選手は自身とクルマにムチを打ち続け、チェッカー。2位#32小倉選手との差は3.052秒まで広がっており、圧巻の2連勝だった。
優勝した#1峯選手は「気温、路面温度も高くて開幕戦よりも厳しさはありましたけど、予選でクリアラップをとるために、ピットでしばらく待機する作戦を選択し、ポールを獲れました。決勝レースでは常にトップでしたが、ブロックするというよりも、プッシュするつもりで走りましたので、余裕はまったくなかったです」とレースを振り返る。不安定なコンディションで行われた予選をうまく読み切ったのと、油断することなく最後まで攻めの姿勢でレースを戦ったのが勝因のようだ。
地元岡山の#33杉山選手は31番手からスタートし、22位でフィニッシュ。前日に発生したマシントラブルを乗り越え、ベストパフォーマンス賞を受賞した。また、タイヤ交換によりピットスタートとなった#202村井選手も、最後尾から28位まで追い上げる奮闘を見せるなど、ヴィッツレーサーたちのアグレッシブな戦いぶりが光ったレースだった。
第3戦は9月24日(日)、鈴鹿サーキットで行われる。
Race DataNetz Cup Vitz Race 関西シリーズ 第2戦 岡山国際サーキット
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開催日
2017年7月1日(土)
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サーキット
岡山国際サーキット(岡山県)
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天候
曇り
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参加台数
41台
特別賞関西シリーズ第2戦特別賞
特別賞 | No. | Driver |
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ルーキー賞 | 22 | 森口 優樹 |
グッドイヤー賞 | 138 | 高橋 亮 |
ベストパフォーマンス賞 | 33 | 杉山 博紀 |
ウェルカム賞 | 89 | 湯川 佳祐 |
919 | 森川 なるお | |
ネッツ・アナザー・ストーリー賞 | 202 | 村井 恒仁 |
"Vitz RS Racing"との、Vitz Race 以外の素敵な付き合い方を語ってくれた選手に授与
ネッツ・アナザー・ストーリー賞 #202 村井 恒仁選手
1Dayで予選・決勝というスケジュールで、緊張しつづけた1日でした。アマチュアでもローコストで参加し自分の腕を試すことができるレースということで参加してきましたが最近きづいた事がありました。なぜ勝てないのか自分は本当に早いのか?と考えた結果人重でした。今年こそはダイエットしつつ上位を目指したいと思います。