ABOUT WEC

WEC FIA 世界耐久選手権とは

自動車の限界で競う耐久レースの世界選手権
2019−2020シーズンはル・マン24時間を含む全8戦を開催

WECとは、FIA世界耐久選手権(FIA World Endurance Championship)の略称です。世界各地のサーキットを転戦して耐久レースの頂点を決める世界選手権で、世界三大レースのひとつとされる「ル・マン24時間レース」も含まれています。

その歴史は、1953年の世界スポーツカー選手権から始まりました。以来、名称やレギュレーションなどを変更しながら、1992年まで開催。現在のWECは2012年にスタートし、今年で7シーズン目を迎えます。昨シーズンは2年にまたがる2018-2019シーズン全8戦として行われ、ル・マン24時間とセブリング1000マイル(約1600km)を除き基本は6時間レースでした。
2019−2020シーズンは2019年9月のシルバーストン(イギリス)から始まり、2020年6月のル・マン24時間までの全8戦が行われます。2019−2020シーズンの各レースは4時間から24時間、もしくは1000マイルと様々です。

WECに参戦する車両は、スポーツプロトタイプカーとグランドツーリングカー(GTカー)の2車種に分けられます。それを車両やドライバーなどのレギュレーションによって4つのクラスに区分され、各クラスでドライバーやマニュファクチャラーなどのタイトルが争われています。各クラスの名称は、スポーツプロトタイプカーが「LM P1」と「LM P2」、GTカーは「LM GTE-Pro」と「LM GTE-Am」となっており、各車両には参戦クラスを示すステッカーが貼られています。

CATEGORY

特徴ある参加車両のカテゴリー分け

参戦車両は、LM P1、LM P2、LM GTE-Pro、LM GTE-Amの4クラスに分かれています。それに加えて、ドライバーもレースキャリアに基づいて最高レベルの「プラチナ」から「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」と全4段階に類別されています。ブロンズの選手はLM P1には出場できないなど、クラス毎にドライバー編成にも制限が設けられています。

Le Mans Prototype1(LM P1-H / LM P1)

  • P1
  • HY
LM P1-H / LM P1

エネルギー回生システムを装備するハイブリッド車両をLM P1-Hと位置づけ、ノン・ハイブリッドの非メーカー系チーム(プライベーター)車両がLM P1となります。車両は屋根のあるクローズドカーでゼッケンカラーと順位識別は赤。加えて、ハイブリッド車は赤地に白の文字で「HY」と書かれたステッカーが貼られています。

車両は、全長4650mm以下、全幅1800mm以上1900mm以下、全高1050mm以下。最低車重はLM P1-Hが878kg、LM P1が833kgです。
エンジン気筒数と最大排気量は自由で、燃料の流量を制限するため燃料流量計の装備が義務付けられます。

ハイブリッド車とノン・ハイブリッド車は、燃料積載量及び燃料流量においてEoT(イクイバレンス・オブ・テクノロジー)と呼ばれる出力の均等化が図られています。加えて2019−2020シーズンでは、各車のチャンピオンシップポイントに応じて毎戦のレース前に調整が行われるサクセスハンディキャップが導入されます。なお最終戦のル・マン24時間では適用外になります。

  • P1
  • HY
LM P1-H / LM P1

Le Mans Prototype2(LM P2)

  • P2
LM P2

主にプライベーターが対象の競技専用プロトタイプカー。コスト制限を設ける一方、2017年からはテクニカルレギュレーションが一新され、4社のコンストラクターが製造するシャシーと、ギブソン・テクノロジーが製作するV8・4.2リッター自然吸気のワンメイクエンジンを組み合わせた車両での参戦を義務付けられています。これまでオープンスタイルのシャシーも認められていましたが、現在はLM P1同様に屋根のあるクローズドカーに制限されるようになっています。ゼッケンカラーと順位識別灯は青。白地に青の文字で「P2」と書かれたステッカーが貼られています。
車両は、全長4750mm以下、全幅1800mm以上1900mm以下、全高1050mm以下。最低車重は930kg。燃料タンク最大容量は75リッター。参戦にあたり、少なくとも1名のシルバーまたはブロンズの選手を組み入れることが必要です。

  • P2
LM P2

Le Mans Grand Touring Endurance Pro(LM GTE Pro)

  • PRO
LM GTE Pro

車両は2ドア、2座席または2+2(前後に2座席)のオープンまたはクローズドボディの市販のスポーツカーをベースとした競技車両を主とし、多くのプロドライバーが参戦するカテゴリーです。ゼッケンカラーと順位識別灯は緑。白地に緑の文字で「PRO」と書かれたステッカーが貼られています。
4WD、オートマチック、セミオートマチック・ギアボックス、アクティブ・サスペンションは禁止され、ドライバー類別の制限はありませんが、結果的にプロドライバーのゴールド、シルバーを中心となっています。

  • PRO
LM GTE Pro

Le Mans Grand Touring Endurance Am(LM GTE Am)

  • AM
LM GTE Am

LM GTE Proの車両と基本は同じですが、Amクラスは1年前の車両もしくは前年の規則に合致したものに限定されています。呼称のとおり、アマチュア向けとして定義されていて、ゼッケンカラーと順位識別灯は橙。白地に橙の文字で「AM」と書かれたステッカーが貼られています。
車両はProクラスの規定に準じる一方、参戦にあたっては、少なくともブロンズの選手を1名とブロンズまたはシルバーの選手を1名組み入れて編成することが必要です。

  • AM
LM GTE Am

RACE

今季も昨年同様に年を跨ぐシーズンに
ル・マン24時間は最終戦として2020年6月開催

昨季に続き、2019−2020年シーズンも年を跨ぐシーズンとして開催される。第1戦シルバーストーン(2019年9月1日)から始まり、2020年の第8戦ル・マン24時間レース(2020年6月13・14日)が最終戦となります。
今季も最長レースであるル・マン24時間レース、距離制のセブリング1000マイルがあり、6時間、8時間に最短は4時間と、昨季以上にバリエーションに富んだレースが行われます。
日本ラウンドは「第2戦 富士6時間レース」として10月、静岡県小山町にある富士スピードウェイで開催されます。富士スピードウェイは、TS050 HYBRIDが搭載するハイブリッドシステム「THS-R」の開発が行われているトヨタ自動車東富士研究所の近くに位置しており、TOYOTA GAZOO Racingにとっては文字通り第2戦はホーム開催となります。

  • イギリスイギリス

    第1戦
    シルバーストーン4時間レース

  • 日本日本

    第2戦
    富士6時間レース

  • 中国中国

    第3戦
    上海4時間レース

  • バーレーンバーレーン

    第4戦
    バーレーン8時間レース

  • アメリカアメリカ

    第5戦
    ローン・スター・ル・マン

  • アメリカアメリカ

    第6戦
    セブリング1000マイルレース

  • ベルギーベルギー

    第7戦
    スパ・フランコルシャン6時間レース

  • フランスフランス

    第8戦
    ル・マン24時間レース

MAPMAP