川井ちゃん、浜島さん、
WECっておもしろいんですよ!
〜川井一仁氏、浜島裕英氏、中嶋一貴、小林可夢偉座談会〜
世界の頂点レースと言えば、スプリントのF1世界選手権(F1)、そして耐久の世界耐久選手権(WEC)のふたつだろう。それぞれに難しさ、おもしろさがある。
しかし、ファンの中には「どちらかのカテゴリしか見たことがない」という人も多いのではないだろうか?
F1の魅力を知るからこそ、WECの魅力もより多くの人に知ってもらいたい・・・そう思っているのは、F1とWECの両カテゴリで活躍してきた中嶋一貴と小林可夢偉の両選手。
そこで今回は、F1マニアのカリスマ的存在であるF1テレビレポーターの川井一仁氏と、F1タイヤエンジニアを歴任し、現在は国内トップレーシングチームのTEAM CERUMO総監督である浜島裕英氏とともにWECを語り合うことになった。
4人のF1事情通による「WEC座談会」ではどんな話が飛び出すのだろうか!?
前編 「F1とWEC。レースや車両、観戦スタイルの違い」
前編ではF1とWECの車両の特徴、ファンの観戦スタイルの違いなどを語り合っていただきます。さて、どんな話が飛び出すのでしょうか?
後編「WECの難しさと富士6時間の見どころ」
一見するとまったく違うようなWECとF1のタイヤの使い方やドライバーの心構え。F1とWECの共通点や相違がどんどん明らかになります。そして、間近に迫ったWEC富士の見どころや観戦ポイントなどを教えていただきます。
番外編「F1通も唸らせた!?WECの魅力」
中嶋一貴選手と小林可夢偉選手との約束通り(?)WEC 第7戦 富士6時間レースを現地で観戦した川井一仁さんと浜島裕英さん。F1通のおふたりの目に、初めてのWECはどう映ったのでしょうか?
- NEXT:F1とWEC。レースや車両、観戦スタイルの違い
- 次ページ>
ゲストプロフィール
-
川井 一仁(かわい・かずひと)氏
モータースポーツ・オブザーバー。1988年からF1放送に加わり、フジテレビのF1レポーター「川井ちゃん」として世間に知られる存在になる。現在でもCS「フジテレビNEXT」のF1中継の解説などを務めるほか、F1ゲームのアドバイザー、雑誌への寄稿、単行本執筆など広い範囲で活動している。
-
浜島 裕英(はましま・ひろひで)氏
ブリヂストンでモータースポーツ用タイヤに携わり、ル・マン24時間レースやF1タイヤ開発責任者を務めた。ブリヂストン退社後の2012年から2014年末にかけてはF1チーム、スクーデリア・フェラーリのビークル&タイヤ・インタラクション・ディベロップ・ディレクターを務め、今年からSUPER GTとスーパーフォーミュラに参戦するTEAM CERUMOの総監督に就任。F1中継の解説も務め、タイヤ開発で培った知識と経験に基づく的確なコメントが好評だ。