世界耐久選手権(WEC)第7戦となる日本ラウンド「6 Hours of Fuji」が10月14〜16日、富士スピードウェイで開催される。WECの魅力とは何なのか? この疑問に答えようと、立ち上がったのは日本で最も人気のあるレース、SUPER GTでチャンピオンを獲得している2人、松田次生選手と平手晃平選手だ。しかも、この2人は富士スピードウェイのマスコットキャラクター"次チェカ"と"平チェカ"も務めるほどの"富士をよく知る2人"。この2人だから語れる、WEC未体験のGTファンにも分かりやすく、興味深い話が続出する。
前編 「WECとSUPER GT。その共通点と違い」
松田次生選手はGT500クラスで2度の、平手晃平選手は1度のドライバーズチャンピオンを獲得しているトップドライバーだ。彼らは世界耐久選手権(WEC)をどう見ているのか? また一般的にはレースのスタイルが似ている様に思えるWECとSUPER GT。その同じ点、違う点など現役のGTトップドライバーだから分かる部分を語ってもらった。すると、WEC富士はGTファンにもぜひ見てもらいたいレースであることが分かってきたのだ。
後編「WEC富士の見どころと観戦ポイント」
松田次生選手は"次チェカ"、平手晃平選手は"平チェカ"という富士スピードウェイのマスコットキャラクターを務めている。だからこそ富士は彼らのホームコースといえる。後編では、その彼らだから分かるWEC富士の見どころ、そして富士の観戦ポイントを教えてもらった。その前に、現役SUPER GTトップドライバーが自分も見逃せないというWEC富士の注目点を語ってもらおう。
ドライバープロフィール
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松田次生
まつだ・つぎお 1979年生まれ。
フォーミュラ・ニッポンで2度のドライバーズチャンピオンを獲得。
SUPER GT/JGTCには2001年からGT500クラスに参戦し、現在まで2度のドライバーズチャンピオンを手にし、最多勝を記録している。 -
平手晃平
ひらて・こうへい 1986年生まれ。
フォーミュラトヨタやユーロF3シリーズで活躍し、その後はフォーミュラ・ニッポン、SUPER GTのGT300クラス、GT500クラスに参戦。
2013年にはZENT CERUMO RC Fで立川祐路と共にGT500クラスのドライバーズチャンピオンを獲得している。