ハイパーカー時代へ。続々とワークスカーがル・マンへ参戦
コロナ禍は翌年も続くが、ル・マン24時間は8月、観客数を5万人に限定して開催された。ハイパーカー元年となったこの年、2台のGR010 HYBRIDで参加したトヨタが1−2フィニッシュでレースを制し、翌2022年も1、2位を独占した。また、中嶋一貴が2020年までに3連勝を飾った他、小林可夢偉、平川亮と、日本人ドライバーのル・マン総合優勝も続いた。
![新規定「ハイパーカー」の導入元年となった2021年、トヨタはGR010 HYBRIDを投入](/-/media/TMC/tgr/jpn/contents/wec/special/2023/history-of-le-mans/images/08-01.jpg)
![近年の日本人ル・マン制覇の偉業は、中嶋一貴から2021年の小林可夢偉、そして2022年の平川亮へと続いていく](/-/media/TMC/tgr/jpn/contents/wec/special/2023/history-of-le-mans/images/08-02.jpg)
「ル・マン・ハイパーカー(LMH)」クラスにACOと米IMSAとの共通プラットフォーム、LMDh規定の車両が参加可能となったことも手伝い、100周年を祝う2023年のル・マン24時間にはトヨタの他、プジョー、ポルシェが復帰し、さらにフェラーリも半世紀ぶりにワークスカーを送り込むこととなった。加えて2024年にはBMW、ランボルギーニ、アルピーヌも参加を予定している。
![ライバル不在と言われながらも己を高め続けてきたトヨタは、ル・マン24時間の新時代を切り拓き、いよいよライバルを迎え撃つ戦いに臨む](/-/media/TMC/tgr/jpn/contents/wec/special/2023/history-of-le-mans/images/08-03.jpg)