ラリー撮影の最も重要な点は、カメラの設定です。うまくピントを合わせたのに、被写体がブレている!?なんで!?…という経験はありませんか?
実は、それはシャッタースピードのせいなんです。
以下の項目通りカメラを設定すれば、ブレることは100%ありません!動きの早い被写体に適した設定ですので、覚えておいておくと便利ですよ♪
カメラのモードをシャッタースピード優先モード(S/Tv)にします。
シャッタースピードを1/1000秒に設定します。
ISO感度はAutoに設定します。
ラリーカーが通る大体の位置が分かっている場合は、事前に狙ったポイントにピントを合わせましょう!!
レンズのモードはマニュアルフォーカース(MF)に設定します。
ピントリングを手で回して車が通りそうな位置にあわせます。
構図も決めておきます。
車が通るタイミングでシャッターを連射します。
すると、ちゃんとピントがあった写真が撮影できます。
尚、f1.8などf値が小さいとピントが浅く合わせづらいため、うまく行かない場合はf9.0などF値をあげるとピントが合わせやすくなります。
背景が流れている躍動感ある写真を撮る技法を、「流し撮り」といいます。
この流し撮りはちょっと上級者テクニックですが、うまくいけばとっても上手な写真になります!
通常、シャッターを切っている途中に手を動かすとブレた写真になってしまうと思うのですが、車や動く被写体の場合、その被写体と同じスピードでカメラを動かすと背景だけが流れ、被写体は止まっているように撮影ができます。
被写体のラリーカーが通る位置を確認します。
カメラの設定はシャッタースピード優先(TV/S)モードにしてください。
シャッタースピードは1/30に設定します。(ISO感度はオートでOK)
レンズのモードはマニュアルフォーカース(MF)に設定します。
ピントリングを手で回して車が通りそうな位置にあわせます。(置きピン)
少し足を開き脇をしっかりと閉めてカメラを構えます。
被写体がピントがあう位置にきたら、シャッターを押して連射します。
シャッターを押した瞬間から、ラリーカーの動きにあわせてカメラを左右に動かします。(脇を締めて肩を回すイメージです。)
すると、背景が流れたような写真が撮影できます!
ラリー撮影には、遠くの車をアップで写せる望遠レンズがオススメです。
望遠レンズはピントあわせやシャッターのタイミングが難しいのですが、成功すればとってもかっこいい写真が撮影できます。
200mm以上の望遠レンズがあればベストです! ピン置きや流し撮りを望遠レンズで撮れば、最高にかっこいい写真となります!
サーキット撮影は、直線のコースが多いため、スピードがとっても速い!そのため、
ブレてしまったり、レーシングカーがうまくフレームに入らなかったりなど、失敗しがち…。
また、距離が遠いので望遠レンズじゃないとレーシングカーがとっても小さく写ってしまったり…。
では、どうしたらうまく撮れるでしょうか?
実は簡単なポイントを抑えるだけでグンと素敵な写真が撮影できるんです♩
カメラの設定を、連写モードにします。
装着するレンズは、できたら200mm以上の望遠が理想です。※大会によっては、観覧席で使用できる望遠レンズに規定がある可能性がございますのでご注意ください。
カメラの設定はシャッタースピード優先モード(Tv)にします。
シャッタースピードを1/500秒にします。
絞り(F)をf8(最低)にします。
ISO感度はオートに設定します。
オートフォーカスに設定し、画面の中のレーシングカーが小さめに見えるあたりから連写を始めます。
これで手ブレのない綺麗な写真が撮影できます!また、連写することでうまくフレーミングされた写真が撮れやすくなります。
連射のスピードは、カメラの性能によって異なります。
もし、なかなかフレーミングがうまく行かない時は、少し引きながら(広角側)撮影するとより綺麗な写真が撮影しやすくなります。
背景が流れている躍動感ある写真を撮る技法を、「流し撮り」といいます。
ラリーでの撮影よりも、サーキットはなにより速くて直線コースが多いため難しい!難易度がとっても高いのですが、うまくいけばこんな写真が撮影できます♩何度も挑戦して、コツを掴んでくださいね♩
カメラの設定を、連写モードにします。
装着するレンズは、できたら200mm以上の望遠が理想です。
カメラの設定はシャッタースピード優先モード(S/Tv)にします。
シャッタースピードを1/125秒から始めましょう。
ISO感度はオートに設定します。
シャッターを押した瞬間から、車の動きにあわせてカメラを左右に動かします。(脇を締めて肩を回すイメージです。)
オートフォーカスに設定し、画面の中のレーシングカーが小さめに見えるあたりから連写を始めます。
★特に直線コースは、レーシングカーが近づけば近づくほどスピードが速くなりますので、加速させるイメージでカメラを振ることが大切です。連写をするとカメラ内部でミラーが上がるため、ファインダーが真っ暗になる時間が長くなります。被写体であるレーシングカーを、しっかりと追い続けることが大切です。
★直線コースでどうしても失敗する場合は、カーブなどのコースに移動してみてください♩
風景撮影で最も重要なポイントは、構図です。人が見て美しいと思う風景写真=構図がいいといってもいいほど重要です。以下の3つは風景撮影によく使われている構図です。
この構図を使って撮影すると、驚くほど綺麗な写真となります。
三分割法 : 人間が美しいと感じる配置・分割法
画面の縦横を3つに分割した時に、被写体が1:2の比率になるように配置する構図を三分割法といいます。黄金比構図とも呼ばれる構図なので安定した美しい写真が撮影できます。
例えば山の風景であれば、下から2/3を山、1/3を空という割合で配置して撮影します。
対角線構図 : 躍動感の表現や視線の誘導
対角線構図とは、道路や橋など真っすぐに長く伸びた被写体を斜めに入れる構図です。
見ていてとても気持ちが良く躍動感のある写真になります。
右下から左上、左下から右上など、色々と試してみてください。3分割構図と組み合わせることでより良い写真になります。
シンメトリー構図 : 躍動感の表現や視線の誘導
こちらは、池がある写真によく使われる構図です。上下または左右対象な被写体を、半分に区切ってフレーミングします。池や水面が鏡のように反射している場合は特にオススメです。
逆さ富士などはまさにこの構図がよく使われています。また、左右対称の建物や海など左右対称なものにも適しています。
風景撮影はなんといっても、広角レンズが適しています。焦点距離10mm程度のレンズや、魚眼レンズなどで撮影するとより印象的でかっこいい風景写真となります。
魚眼レンズの場合は、下から見上げるように撮ってみると地平線が円形にゆがみ面白い写真となります。
もし風景写真が好きなようであれば、広角レンズはもっておいて損はないレンズです。
ポートレート写真の撮影のポイントは、目にピントを合わせることです。
また、F値を小さくすることで背景がボケた写真になり、とてもキレイに撮影ができますので、撮影モードは絞り優先モード(Av/A)に設定してF値を最小にするのがオススメ。
また動く被写体となりますので、シャッタースピードは1/250秒に設定しておくと手ぶれや被写体ぶれが起こりません。
カメラのF値の設定を最小の値にします。
カメラのモードを絞り優先モード(Av/A)にします。
試し撮りをします。
シャッタースピードが1/250より速くなっているか確認(もしなっていなければISO感度を高く設定し、再び試し撮りしてください)
目にピントをあわせてシャッターを押します。
ポートレートの構図は頭が切れないように頭上にげんこつ1個分くらいスペースをあけましょう。右を向いている時は右に、左を向いている時は左など目線の先にスペースをあけると自然で良い写真となります。
また、光は逆光になる位置から撮影すると、とてもふんわりした印象になりますのでオススメです。
もし逆光で撮影した際暗くなってしまうようであれば、露出補正を+1、+2に設定すると明るく撮影できます。
尚、ポートレートの最大のポイントは、被写体の表情になります。いい表情ややってほしいポージングなどは積極的に声をかけると良いです。
また、マナーとして知らない方を撮る場合は一声かけてから撮影させてもらいましょう。
頭が切れないように頭上にげんこつ1個分くらいを意識してあけます。
目線の先にスペースをあけます。
逆光から撮影する(※暗くなる場合は露出補正を+1、+2に設定する)
欲しい表情を引き出せるように声をかけます。知らない方を撮る場合は一声かけてから撮影するといいですよ。