WRC 第11戦 ラリー・グレートブリテン デイ4
ラトバラが総合2位、ラッピが総合3位でフィニッシュし
マニュファクチャラー選手権のリードをさらに拡大
2018.10.8(月)- 03:50配信
10月7日(日)、2018年FIA世界ラリー選手権(WRC)第11戦ラリー・グレートブリテン(GB)の競技最終日デイ4がイギリスのウェールズ北部で行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC 7号車)が総合2位で、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)が総合3位でフィニッシュしました。また、ラリー2規定に基づき再出走を果たしたオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (8号車)は、総合19位で完走しました。
- 7号車(ヤリ-マティ・ラトバラ、ミーカ・アンティラ)
ラリー・グレートブリテンの競技4日目デイ4は、ウェールズ北部の森林地帯で3本のグラベル(未舗装路)ステージと、北部スランディドノの海岸道路「グレート・オーム」で2本のターマック(舗装路)ステージを行ないました。デイ3が終了した時点で首位セバスチャン・オジエと4.4秒差の2位につけていたラトバラは、最初のSS19から激しくプッシュし差を1.7秒に縮小。続くSS20ではベストタイムを刻み、オジエを抜き3.6秒差で総合トップに立ちました。なお、SS20はトップ5タイムを記録した選手にボーナスポイントが与えられるパワーステージに指定され、ベストタイムのラトバラは5ポイント、2番手タイムのタナックは4ポイント、5番手タイムのラッピは1ポイントを獲得しました。その後、ターマックのSS21と、グラベルのSS22ではオジエに及ばず、ラトバラは総合2位に後退。結果的に逆転優勝はなりませんでしたが、第8戦以降の4戦で3回表彰台に上がるなど、シーズン後半戦に入り調子は大きく上向いています。
総合4位と1.7秒差の総合3位でデイ4をスタートしたラッピは、SS19でベストタイムを記録するなど力強い走りを続け、4位に30秒以上の差をつけ総合3位でフィニッシュ。直近の5戦で3度目のポディウム登壇を果たしました。チームにとっては4戦連続となるダブル・ポディウム・フィニッシュとなり、マニュファクチャラー選手権におけるリードを、5ポイントから20ポイントへとさらに拡げました。
デイ3でラジエーターの破損によりデイリタイアとなったタナックは、その後メカニックによって完全に修理されたクルマでデイ4に再出走。パワーステージのSS20に焦点を絞って走行し、不利な出走順にも関わらずSS2番手タイムを記録し4ポイントを獲得しました。ドライバー選手権の順位は2位から3位に下がりましたが、1位のティエリー・ヌービルとの差は21ポイントであり、タイトルをかけた争いは残る2戦でなおも続きます。
表彰式
8号車(オット・タナック、マルティン・ヤルヴェオヤ)
9号車(エサペッカ・ラッピ、ヤンネ・フェルム)
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