WRC 第13戦 ラリー・スペイン デイ2
タナックがターマックステージで4本のベストタイムを記録
総合3位に順位を上げドライバーズタイトル獲得に近づく
2019.10.27(日)- 5:05配信
10月26日(土)、2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第13戦ラリー・スペインのデイ2がスペイン北東部のサロウを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合3位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)が総合5位に順位を上げました。なお、デイ2の序盤総合3位につけていたクリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車) は、デイリタイアとなりました。
- 8号車(オィット・タナック、マルティン・ヤルヴェオヤ)
ラリー・スペインの競技2日目デイ2は、サービスパークが置かれるサロウの北東エリアで3本のステージを各2回走行、1日の最後にはサロウの海岸近くでショートステージが行われました。デイ2の路面は全てターマック(舗装路)で、昨晩の最終サービスでグラベル(未舗装路)仕様からターマック仕様に変更されたクルマで、選手は7本計121.72kmのSSに臨みました。
デイ1で総合4位、5位、6位という順位につけた3人のドライバーは、上位のライバルにプレッシャーをかけるべく午前中のステージから攻めの走りを実践。ミークはオープニングステージのSS7で2番手タイムを記録し、総合4位から総合3位に順位を上げました。しかし、続くSS8でクルマのコントロールを失いバリアに激突。走行を続けることができずデイリタイアとなりました。チームはその後サービスでミーク車を修理。ラリー2規定に基づき、明日のデイ3で再出走を予定しています。
タナックは午前中最後のSS9でベストタイムを記録。午後もSS10からSS12にかけて連続でベストタイムを刻み、1日の最後にサロウで行われたSS13では、総合2位と3.1秒差の総合3位に順位を上げました。明日の最終日、このまま最後まで順位を守れば、ボーナスポイントの獲得が可能な明日のパワーステージの結果次第で、ドライバーズタイトルが決まる可能性があります。
ラトバラも1日を通して良い走りを続け、SS8とSS11ではセカンドベストタイムを記録。総合5位でデイ2を終え、総合6位のライバルに20秒差をつけています。なお、今回がヤリスWRCでの2度目のWRC出場となる、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムの勝田貴元/ダニエル・バリット組は、油圧系のトラブルで午前中はスロー走行を強いられ大きくタイムを失いました。しかし、サービスで問題を解決して臨んだ午後のステージでは良好なタイムを記録。総合44位でデイ2を終えました。
8号車(オィット・タナック、マルティン・ヤルヴェオヤ)
10号車(ヤリ-マティ・ラトバラ、ミーカ・アンティラ)
クリス・ミーク
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