WRC 第3戦 ラリー・メキシコ デイ3
オジエが今季初優勝、メキシコ通算6勝目を飾る
エバンスは総合4位、ロバンペラは総合5位でフィニッシュ
2020.3.15(日)- 16:00配信
3月14日(土)、2020年FIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦ラリー・メキシコの競技最終日となるデイ3が、メキシコのレオンを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 17号車)が今シーズン初優勝を達成。エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は総合4位で、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)は総合5位でフィニッシュしました。
- 表彰式
ラリー・メキシコは、本来3月15日まで4日間競技が行われる予定でした。しかし、新型コロナウイルス、COVID-19の世界的な蔓延により、多くの国で渡航および入国制限が厳しくなり、選手やチームなどWRC関係者が安全かつスムーズに帰国できるようにと会期が1日短くされ、土曜日の最終ステージであるSS21をもってフィニッシュとなりました。
デイ2で総合2位のライバルに対して13.2秒差を築き首位に立ったオジエは、デイ3オープニングのSS13「グアナファティート1」で、今大会4回目となるベストタイムを記録。午前中のステージが終了した時点で差は28.3秒に広がりました。午後のステージではベテランらしい確実性の高い走りを続け、デイ2のSS4以降1度も首位の座を譲ることなく、チーム加入後最初の勝利を手にしました。これで、ラリー・メキシコでのオジエの優勝は、過去8年間で6回目となります。なお、今回の優勝により、オジエはエバンスに替わってドライバー選手権の首位に立ちました。
エバンスは、デイ2で不利な先頭スタートを担ったにも関わらず力強くラリーを戦い、総合4位でラリーを戦い終えました。19歳のロバンペラにとって、WRカーでのラリー・メキシコ出場は今回が初めてでしたが、金曜日のデイ2が終了した時点で、ポディウムまで2.7秒差の総合5位につけていました。ロバンペラはステージごとに大きな成長を示しましたが、多くのトップ選手がリタイアしたこともあり、土曜日は不利な先頭スタートとなり、思うようにタイムが伸びませんでした。それでも安定した走りを続け総合5位でフィニッシュ。開幕戦から3戦連続でトップ5以内に入りました。
17号車(セバスチャン・オジエ、ジュリアン・イングラシア)
33号車(エルフィン・エバンス、スコット・マーティン)
69号車(カッレ・ロバンペラ、ヨンネ・ハルットゥネン)
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