2021 Rd.8 YPRES RALLY BELGIUM

WRC 2021年第8戦イープル・ラリー・ベルギー

ベルギー西部イープルを舞台とする、
WRC初開催のターマックラリー

過去に1度もWRCとして開催されたことがなくとも、非常に人気があり多くの観客が集うラリーがヨーロッパには多くあるが「イープル・ラリー・ベルギー」もそのひとつ。初開催は1965年と長い伝統を誇るラリーであり、過去にはERC（ヨーロッパ・ラリー選手権）や、IRC（インターコンチネンタル・ラリーチャレンジ）の1戦としても開催されてきた。2021年、コロナ禍により多くのWRCレギュラーイベントが中止を余儀なくされる中、イープルはベルギーに初めてWRCを迎えるべく準備を進めていたが、残念ながらイベントはキャンセルとなってしまった。しかし、2021年はついにシリーズの第8戦としてWRC初開催が実現。ベルギー西部の都市イープルを中心に、ターマック（舗装路）ラリーとして行われる。トヨタのドライバーは全員がこのラリー初出場であり、新たなるチャレンジとなる。

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道幅が狭い農道は、泥や砂利が出ると非常に滑りやすい

イープルは2021年シーズン2回目の「フル・ターマック」ラリーである。ステージの多くは農道であり、道幅は全体的に狭く、道の両脇には排水溝や電信柱が迫る。また、直線をジャンクション（曲がり角）で繋ぐ、ストップ＆ゴーが続くステージも多い。コーナーを直線的に駆け抜けるべく、舗装されていない路肩部分にタイヤを落としながら走る「インカット」が可能なセクションも多くあり、路肩の泥や砂利が舗装路面にかき出され、タイヤのグリップが得にくくなるため、ステージの出走順が遅くなればなるほど不利なコンディションとなる。また、雨が降ると路面はさらに滑りやすくなり、難易度は格段に上がる。全体的に、非常にトリッキーなターマックラリーである。

大会基本情報

開催国：: ベルギー
日程：: 8月13日（金）～8月15日（日）
サービスパーク：: イープル
路面：: ターマック
SS：: 20 (SSトータル距離：295.78 km)
総走行距離：: 949.49 km

開催国情報

首都：: ブリュッセル
時差：: -7時間
人口：: 1,149.3万人（2020年1月、ベルギー統計局）
言語：: オランダ語（フラマン語）、フランス語、ドイツ語
8月気温：: 平均気温23.0℃ / 最高気温約13.0℃

※最新情報は wrc.com をご覧ください。

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