RALLY JAPAN
WRC 2022年 第13戦 ラリー・ジャパン
12年ぶりに開催されるWRC日本ラウンドは、
愛知県と岐阜県を舞台とするターマックラリー
日本では過去2004年から2010年にかけて、北海道の帯広および札幌を中心に、グラベル(未舗装路)ラリーとしてWRCが6回開催された。それから12年の歳月を経て復活するWRC日本ラウンド「ラリージャパン」は、開催地を本州に移動。愛知県と岐阜県を舞台に、ターマック(舗装路)ラリーとして行われる。ラリーの中心となるサービスパークは愛知県豊田市のトヨタスタジアムに置かれ、ステージは愛知県の豊田市、岡崎市、新城市、岐阜県の恵那市、中津川市に設定され、その大部分が山岳地帯の峠道である。全体的に道幅が狭く、非常にツイスティなため精度の高いドライビングが求められる。一方で中高速の緩やかなコーナーが連続するセクションもあり、ドライバーたちはリズム変化に上手く対応しなくてはならない。
11月の山岳地帯は、特に早朝気温がかなり低くなり、路面温度も日陰はなかなか上がらない。そのためスタート前にしっかりとタイヤを暖めておく必要があり、スタート直後もタイヤの温度がきちんと上がるまでは、グリップに気をつけて走らなければならない。ステージの路面は全体的にフラットで舗装のコンディションは悪くないが、秋季ということで路面に落ち葉があるセクションもあり、そのような場所では著しくタイヤのグリップが低下する。特に、雨が降ると非常に滑りやすくなるため注意が必要だ。また、山岳ステージは狭い上に排水用の側溝があるセクションも多く、コーナリングラインが乱れてタイヤを側溝に落ちると、パンクをする可能性が高く、場合によってはサスペンションが破損して走行不能となってしまうかもしれない。そのため、ドライバーには正確なドライビングが求められる。完全に新規のラリーであるため過去に出場したドライバーはいないが、勝田貴元はこのラリーのテストイベントとして行なわれた、2019年の「セントラルラリー愛知・岐阜」にヤリスWRCで参戦し、国際格式部門で総合優勝している。
大会基本情報
- 開催国:
- 日本
- 日程:
- 11月10日(木)~13日(日)
- サービスパーク:
- 豊田
- 路面:
- ターマック
- SS:
- 19 (SSトータル距離:283.27km)
- 総走行距離:
- 965.25km
開催国情報
- 首都:
- 東京
- 人口:
- 1億2483万人(2022年10月概算値)
- 言語:
- 日本語
※最新情報は wrc.com をご覧ください。
アイテナリー
※最新情報は wrc.com をご覧ください。
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現地時間 距離 ロケーション Shakedown
11/10シェイクダウン 08:56 2.8 Shakedown(Kuragaike Highway Parking) -
現地時間 距離 ロケーション DAY1 11/10 SS1 17:38 2.75 Kuragaike Park -
現地時間 距離 ロケーション DAY2 11/11 SS2 07:02 23.29 Isegami's Tunnel 1 SS3 08:00 19.38 Inabu Dam 1 SS4 08:58 22.44 Shitara Town R 1 SS5 13:31 23.29 Isegami's Tunnel 2 SS6 14:29 19.38 Inabu Dam 2 SS7 15:27 22.44 Shitara Town R 2 -
現地時間 距離 ロケーション DAY3 11/12 SS8 07:07 20.56 Nukata Forest 1 SS9 08:08 14.74 Lake Mikawako 1 SS10 09:03 7.08 Shinshiro City SS11 12:37 20.56 Nukata Forest 2 SS12 13:38 14.74 Lake Mikawako 2 SS13 15:36 1.4 Okazaki City SSS 1 SS14 15:49 1.4 Okazaki City SSS 2 -
現地時間 距離 ロケーション DAY4 11/13 SS15 08:08 7.52 Asahi Kougen SS16 09:12 21.59 Ena City 1 SS17 10:10 11.6 Nenoue Plateau SS18 11:48 21.59 Ena City 2 SS19 14:18 7.52 Asahi Kougen Power Stage