-2024年大会-
エバンスが
ラリージャパン連覇
最終戦でTGR-WRTが
大逆転でメーカー王者に
2026.5.20掲載
ラリージャパンが3年連続でWRCのシリーズ最終戦として開催されたのが2024年でした。愛知県と岐阜県を舞台とするのも3年目であったこの大会には、トヨタ(TGR-WRT)とヒョンデからは3台ずつ、そしてフォード(Mスポーツ)からは2台、合計8台のトップカテゴリー車両が出場。3台のトヨタ GR YARIS Rally1 HYBRIDに乗り込んだ顔ぶれはセバスチャン・オジエ、エルフィン・エバンス、そして勝田貴元で、勝田はTGR-WRTのマニュファクチャラーズポイント獲得対象ドライバーとして初めて母国イベントを戦いました。
トヨタスタジアム SSS1を駆け抜ける勝田貴元/アーロン・ジョンストン(トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID)
2年連続で豊田市の豊田スタジアムで幕を開けたラリージャパンの2024年大会でしたが、林道ステージでの戦いが開始されたデイ2の最初のステージであったSS2で、オジエと勝田のTGR-WRT勢がそろってパンクを喫していきなり大きくタイムロスすることに。不運はヒョンデ勢にも襲いかかり、SS4ではティエリー・ヌービルがマシントラブルに見舞われて、彼は同日の最後までスピードを上げ切れぬ走りを強いられました。
そんなデイ2を終えたところで首位につけていたのはヒョンデのオィット・タナックで、20.9秒差の2番手にはGR Yarisのエバンス。この構図は7本のステージが用意されていたデイ3をこなしても変わりませんでしたが、同日の午後のエバンスはタイムが伸び悩んだことから、タナックのリードは38.0秒に広がっていました。
大会2連覇に向けて力走するエルフィン・エバンス/スコット・マーティン(トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID)
ところが、最終日であるデイ4の最初のステージであったSS17でタナックがコースアウト。復帰できず、リタイアとなってしまいました。これにより、エバンスが首位に立ち、オジエが2番手にまで上がってくることに。そして、このオーダーでデイ4を走り切ってフィニッシュを迎え、エバンスがラリージャパン2年連続優勝を果たすことになりました。
また、そのステージだけの成績に応じたポイント加算がある「パワーステージ」として行われた最終ステージにおいて、オジエがトップタイム、エバンスが3番手タイムをマークして8ポイントを獲得。これにより、トヨタ(TGR-WRT)はマニュファクチャラー選手権においてヒョンデを逆転し、4年連続での同タイトル獲得を果たしました。
最終戦・最終ステージでの逆転でマニュファクチャラーズタイトルを獲得したTOYOTA GAZOO Racing World Rally Team
なお、勝田は、SS2での不運なパンクによってラリー序盤で大きな後れを取ったところから巻き返し、4位でゴール。マニュファクチャラー選手権ポイント獲得対象のドライバーとして、決してリタイアはできないという重圧の中でも3本のステージで最速タイムを記録してみせ、実力を示しました。
2024年WRC第13戦 ラリージャパン
開催日:2024年11月21日〜24日
開催地:愛知県・岐阜県
路面:ターマック
SS:21 (SSトータル距離:302.59 km)※SS12はキャンセル
総走行距離:1,020.03 km
FINAL RESULT - Top 6
| 1 | エルフィン・エバンス/スコット・マーティン | トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID | 3:23'41.0 |
| 2 | セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ | トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID | + 1'27.3 |
| 3 | アドリアン・フォルモー/アレクサンドレ・コリア | フォード PUMA Rally1 HYBRID | + 1'55.5 |
| 4 | 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン | トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID | + 2'02.6 |
| 5 | グレゴワール・ミュンスター/ルイス・ルッカ | フォード PUMA Rally1 HYBRID | + 3'11.5 |
| 6 | ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ | ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID | + 6'54.1 |