WRC 2022年 チーム&ドライバー
ドライバー
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エルフィン・エバンス
ドライバー
生年月日:1988年12月28日 国籍:イギリス(ウェールズ)イギリス人ラリードライバー。イギリス国内ラリー王者であるグウィンダフ・エバンスを父に持ち、2006年にニッサン・マイクラでラリーデビュー。2007年のラリーGBではやくもWRC初出場を果たす。2010年にイギリス・ジュニア・ラリー王者に輝き、2012年はWRCのジュニアシリーズであるWRCアカデミーに挑戦し6戦4勝でチャンピオンに。2013年からはMスポーツ・フォードの一員となり、WRカーでサルディニア(イタリア)にスポット出場し総合6位に入った。また、同年はR5カーでWRC 2にも挑み、地元のラリーGBで優勝。2016年は3勝を挙げ、WRC 2選手権2位となった。2017年シーズンよりWRカーによるフル参戦を開始し、同年のラリーGBでWRC初優勝を達成。また、総合2位に2回入るなど安定した強さを示し、選手権5位を得た。2019年はツール・ド・コルス(フランス)で最終ステージまでラリーをリードするなど、ターマックラリーでも優勝する実力を備えたオールラウンダーである。2020年からTOYOTA GAZOO Racing WRTに加入し、ラリー・スウェーデンとラリー・トルコで優勝。ドライバー選手権2位を獲得した。2021年は、ラリー・ポルトガルとラリー・フィンランドで優勝。2020年に引き続きドライバー選手権2位を獲得した。
【主な実績】
- 2008年
- フィエスタトロフィー イギリス/アイルランド シリーズチャンピオン
- 2010年
- イギリス ジュニアラリー シリーズチャンピオン
- 2012年
- WRCアカデミー シリーズチャンピオン
- 2016年
- イギリス ラリー選手権 シリーズチャンピオン
- 2017年
- WRC初優勝(ラリー・グレートブリテン)
- 2020年
- WRCドライバー選手権 2位
- 2021年
- WRCドライバー選手権 2位
主な実績 -
スコット・マーティン
コ・ドライバー
生年月日:1982年11月6日 国籍:イギリスイギリス人コ・ドライバー。エバンスとコンビを組む。2001年にラリーデビューを果たし、イギリス国内のラリーを中心に活動を続けた。2004年には、Mスポーツの創設者であるマルコム・ウイルソンの息子、マシュー・ウイルソンのコ・ドライバーとしてラリーGBでWRC初出場。2006年シーズンより本格的にWRC参戦を開始し、グループNマシンで経験を積んだ。2008年シーズンからは、ウイルソンと共にフォードのWRカーでWRCフル参戦をスタート。その後、ハリ・アル-カシミやクレイグ・ブリーンのコ・ドライバーを務め、シトロエンのWRカーで2回ポディウムフィニッシュを果たした。2019年には古巣のMスポーツ・フォードに復帰し、新たにエバンスとコンビを結成。ラリー・メキシコ、ツール・ド・コルスで総合3位に入り、エバンスの怪我により3戦を欠場しながらもコ・ドライバー選手権5位を獲得した。2020年はエバンスと共にTOYOTA GAZOO Racing WRTに加入。シーズン2勝で、キャリアベストリザルトとなる、コ・ドライバー選手権 2位を獲得した。2021年は、ラリー・ポルトガルとラリー・フィンランドで優勝。2020年に引き続きコ・ドライバー選手権2位を獲得した
【主な実績】
- 2007年
- フィエスタトロフィー インターナショナル シリーズチャンピオン
- 2014年
- ヨーロッパ ラリー選手権 シリーズ3位
- 2016年
- WRC 初表彰台獲得(総合3位 ラリー・フィンランド)
- 2019年
- WRCコ・ドライバー選手権 5位
- 2020年
- WRCコ・ドライバー選手権 2位
- 2021年
- WRCコ・ドライバー選手権 2位
主な実績 -
カッレ・ロバンペラ
ドライバー
生年月日:2000年10月1日 国籍:フィンランドフィンランド人ラリードライバー。プジョーや三菱のワークスドライバーとして活躍し、2001年のWRCスウェーデンを制したハリ・ロバンペラの息子である。自動車運転免許を取得する以前から凍結した氷上などクローズされた練習場で運転技術を磨き、8才までにドリフト走行をマスター。12才でラトビアのラリースプリントに参戦し、ドライバーとしてのキャリアをスタートした。ラトビアではラリー出場にあたり運転免許の必要がなく、公道のみコ・ドライバーが運転をする形で多くのラリーに出場。2015年にクラス王者となり、その後の2年間はラトビアの総合王者に輝いた。2016年より活動の場をラトビア以外にも広げ、2017年のラリーGBでWRC 2デビュー。ラリー・オーストラリアではWRC 2初優勝を果たした。2018年よりシュコダのワークスドライバーに抜擢され、WRC 2で2勝を挙げシリーズ3位に。2019年はR5ラリーカーによるトップシリーズであるWRC 2 Proにシュコダ・ファビアR5で参戦し、シーズン5勝を挙げてチャンピオンに輝いた。2020年はTOYOTA GAZOO Racing WRTに加入。WRカーによるフル参戦初年度ながら、第2戦ラリー・スウェーデンで総合3位に入り、表彰台に立った。 フル参戦2年目の2021年はラリー・スウェーデンで総合2位、ラリー・エストニアではWRC史上最年少記録で初優勝し、ラリー・ギリシャでも優勝。シーズンで2勝でドライバー選手権4位を獲得した。
【主な実績】
- 2016年
- ラトビア ラリー選手権 シリーズチャンピオン
- 2017年
- ラトビア ラリー選手権 シリーズチャンピオン
- 2017年
- WRC 2初優勝(ラリー・オーストラリア)
- 2018年
- WRC 2 2勝 シリーズ3位
- 2019年
- WRC 2 Pro 5勝 シリーズチャンピオン
- 2020年
- WRCドライバー選手権 5位
- 2021年
- WRCドライバー選手権 4位
主な実績 -
ヨンネ・ハルットゥネン
コ・ドライバー
生年月日:1985年12月13日 国籍:フィンランドフィンランド人コ・ドライバー。ロバンペラとコンビを組む。2009年にコ・ドライバーとしてフィンランド国内のラリーに初出場。2011年より参戦数を増やし、フィンランドやエストニアのラリーに出場しながら、ヨーロッパ全域に活動の場を広げていった。WRC初挑戦は2011年のラリー・フィンランドで、マティアス・カウピネンやテーム・アスンマーらと共に、1年に1回のペースでラリー・フィンランドへの出場を続けた。2017年にロバンペラと初めてコンビを組み、ラリーGBとラリー・オーストラリアのWRC 2カテゴリーにフォード・フィエスタR5で出場。2018年はロバンペラと共にWRC 2にシリーズ参戦し、シュコダ・ファビアR5で2勝をあげて選手権3位に。2019年はWRC 2 Proで5勝を含む10回のポディウムフィニッシュを果たし、シリーズタイトルを獲得した。2020年はロバンペラと共にTOYOTA GAZOO Racing WRTに加入。コ・ドライバー選手権 5位を獲得した。 ロバンペラとフル参戦2年目の2021年は、シーズン2勝でコ・ドライバー選手権4位を獲得した。
【主な実績】
- 2016年
- フィンランド ラリー選手権 SM2クラスチャンピオン
- 2017年
- フィンランド ラリー選手権 SM1クラスチャンピオン
- 2017年
- WRC 2 初優勝(ラリー・オーストラリア)
- 2018年
- WRC 2 2勝 シリーズ3位
- 2019年
- WRC 2 Pro 5勝 シリーズチャンピオン
- 2020年
- WRCコ・ドライバー選手権 5位
- 2021年
- WRCコ・ドライバー選手権 4位
主な実績 -
セバスチャン・オジエ
ドライバー
生年月日:1983年12月17日 国籍:フランスフランス人ラリードライバー。2005年にFFSA(フランス自動車スポーツ連盟)主催の若手ドライバー発掘プログラムに選ばれ、ラリードライバーの道に進む。2007年にはプジョー206CUPを制し、翌2008年はJWRC(ジュニア世界ラリー選手権)でシリーズチャンピオンに。その才能がシトロエンに認められ、同年WRC最終戦のラリーGBでWRカーによる出場機会を与えられた。そしてWRカーでの初戦にも関わらずSS1でベストタイムを記録すると、SS5までラリーをリードする活躍を示した。2009年よりシトロエン・ジュニアチームの一員となり、2010年のラリー・ポルトガルでWRC初優勝を達成。2011年は5勝を挙げシリーズ3位となった。2013年はフォルクスワーゲンに加入し、同年から2016年にかけてワールドチャンピオンに輝き、2017年に移籍したMスポーツ・フォードでも2年連続で世界王者となり、WRC 6連覇を達成。2019年はシトロエンに復帰し、2020年TOYOTA GAZOO Racing WRTに加入。シーズン2勝を飾って通算優勝回数を49に伸ばし、7度目のドライバーズタイトルを獲得した。2021年はシーズン5勝で優勝回数を54に伸ばし、通算8回目のドライバーズタイトルを獲得した。2022年はラッピと三台目のシートをシェアして参戦する。
【主な実績】
- 2007年
- フランス プジョー206 Cup シリーズチャンピオン
- 2008年
- Junior WRC シリーズチャンピオン
- 2010年
- WRC初優勝(ラリー・ポルトガル)
- 2013-18年
- 6年連続WRCドライバーズタイトル獲得
- 2020年
- 通算7度目のドライバーズタイトル獲得
- 2021年
- 通算8度目のドライバーズタイトル獲得
主な実績 -
ベンジャミン・ヴェイラス
コ・ドライバー
生年月日:1978年2月26日 国籍:フランスフランス人コ・ドライバー。1997年からコ・ドライバーとして活動を始め、主にフランス国内のラリーで活躍。2010年にはIRC(インターコンチネンタル・ラリーチャレンジ)の一戦として開催されたラリー・モンテカルロに、ニコラ・ブイヨーと組んで出場し総合3位に入賞した。2014年末には 若手フランス人のエリック・カミリとコンビを組み、2015年シーズンはWRC2に参戦、ラリー・ドイツとラリーGBでWRC2カテゴリー2位を獲得した。2016年は第3戦以降カミリと組みトップカテゴリーのWRカーで参戦。ラリーポルトガルで総合5位に入った。2017年はWRC2に参戦し1勝で選手権2位に。オジエがMスポーツ・フォードに在籍していた時代に、テストでコ・ドライバーを担当するなどして関係を深めた。2020年にオジエがTOYOTA GAZOO Racing WRTに移籍すると、グラベルクルーとしてオジエを支え2年連続王座獲得に貢献。2021年をもって、長年オジエのコ・ドライバーを務めてきたジュリアン・イングラシアが引退したことに伴い、ベイヤスは2022年の数戦でオジエのコ・ドライバーを務めることになる。
【主な実績】
- 1999年
- WRC初出場(ラリー・フランス ツール・ド・コルス)
- 2010年
- IRC ラリー・モンテカルロ 総合3位
- 2015年
- WRC 2 シリーズ6位
- 2016年
- WRC ラリー・ポルトガル 総合5位
- 2017年
- WRC2 ラリー・ドイツ優勝 シリーズ2位
- 2019年
- WRC2 ラリー・スペイン優勝
主な実績 -
ヴァンサン・ランデ
コ・ドライバー
生年月日:1991年10月17日 国籍:フランスフランス人コ・ドライバー。2022年のラリー・ジャパンからオジエとコンビを組む。2010年、フランス国内のラリーで活動を開始。2013年末よりロバート・コンサニやジョナサン・ヒルシのコ・ドライバーとして欧州ラリー選手権に参戦。2015年後半からはジュニアWRCでピエール-ルイ・ルーベとコンビを組み始め、2016年にWRC2にステップアップした。2019年、ルーベと共にポルトガル、イタリアで勝利し、WRC2タイトルを獲得。2020年、2021年はヒョンデ2CコンペティションチームでWRCのトップカテゴリーに参戦した。2022年のモンテカルロでオジエ(TGR)のグラベルクルーを務めたあとは、再びルーベと組み、Mスポーツ フォード ワールドラリーチームから参戦、サルディニアとギリシャで総合4位の成績を収めた。
【主な実績】
- 2022年
- WRCラリー・イタリア サルディニア、アクロポリス・ラリー・ギリシャで総合4位
- 2020年
- WRCラリー・イタリア サルディニアで総合7位
- 2019年
- WRC2シリーズ優勝(含 2勝)
- 2016-2018年
- WRC2 10位
- 2012年
- WRC初参戦
主な実績 -
エサペッカ・ラッピ
ドライバー
生年月日:1991年1月17日 国籍:フィンランドフィンランド人ラリードライバー。レースから転向して2011年のフィンランドでWRCデビュー。2012年にはフィンランドラリー選手権で7戦7勝。シュコダと契約を結び、2013年にはAPRC(アジアパシフィックラリー選手権)に参戦してランキング2位。2014年にはERC(欧州ラリー選手権)のチャンピオンとなる。またWRC2にも参戦し、2015年はランキング3位、2016年にはチャンピオンを獲得した。2017年はTOYOTA GAZOO Racing WRTの一員として、第6戦ポルトガルでヤリスWRCを駆りWRカーデビュー。その3戦後の母国戦フィンランドで早くもWRC初優勝を果たした。2018年も引き続きヤリスWRCで参戦し、第7戦イタリア(サルディニア)と第9戦ドイツでは総合3位に入った。2019年に別のチームに移籍したが、2021年第10戦ラリー・フィンランドでは、コ・ドライバーのヤンネ・フェルムとともに、プライベーターとしてヤリスWRCで参戦し総合4位を獲得。2022年シーズンはTOYOTA GAZOO Racing WRTに復帰し、オジエとシートをシェアする。
【主な実績】
- 2007年
- フィンランド カート選手権チャンピオン
- 2008年
- ラリースプリント全戦勝利
- 2009年
- ラリー初参戦
- 2011年
- WRC初参戦
- 2013年
- ラリー・ポルトガルでWRC 2初優勝
- 2014年
- ヨーロッパ・ラリー選手権(ERC)シリーズ優勝
- 2016年
- WRC 2シリーズ優勝
- 2017年
- 第6戦ラリー・ポルトガルよりヤリスWRCで参戦。ラリー・フィンランドでWRC初優勝
- 2018年
- WRCラリー・イタリア、ラリー・ドイチェランドで総合3位
- 2021年
- WRCラリー・フィンランドで総合4位
主な実績 -
ヤンネ・フェルム
コ・ドライバー
生年月日:1980年8月29日 国籍:フィンランドフィンランド人コ・ドライバー。エサペッカ・ラッピとコンビを組んでいる。ラッピと同様WRCフィンランドへのスポット参戦からキャリアをスタートした。2012年にフィンランドラリー選手権で全勝したことで、シュコダ・モータースポーツと契約を結び、ERC(欧州ラリー選手権)に参戦。さらに2013年にはAPRC(アジアパシフィックラリー選手権)、WRC2に参戦し、2016年にはWRC2のタイトルを獲得した。2017年はエサペッカ・ラッピとともにTOYOTA GAZOO Racing WRTに加入。3台目のヤリスWRCが完成したポルトガルから参戦を開始し、第9戦フィンランドではラッピと共にWRC初総合優勝を飾った。2018年は第7戦イタリア(サルディニア)と、第9戦ドイツで総合3位に入った。2019年にラッピとともに別のチームに移籍したが、2021年の第10戦ラリー・フィンランドでは、プライベーターとしてラッピのドライブするヤリスWRCで参戦、総合4位を獲得した。
【主な実績】
- 2007年
- ラリー初参戦
- 2011年
- WRC初参戦
- 2013年
- ラリー・ポルトガルでWRC 2初優勝
- 2014年
- ヨーロッパ・ラリー選手権(ERC)シリーズ優勝
- 2016年
- WRC 2シリーズ優勝
- 2017年
- 第6戦ラリー・ポルトガルよりヤリスWRCで参戦。ラリー・フィンランドでWRC初優勝
- 2018年
- WRCラリー・イタリア、ラリー・ドイチェランドで総合3位
- 2021年
- WRCラリー・フィンランドで総合4位
主な実績
チーム
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- チームオーナー豊田 章男
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- チーム代表ヤリ-マティ・ラトバラ
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- プロジェクトディレクター春名 雄一郎
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- スポーティングディレクターカイ・リンドストローム
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- テクニカルディレクタートム・ファウラー