2022年シリーズチャンピオンは東日本シリーズ#1大森選手、西日本シリーズ#38神谷選手に!
Grand Finalも神谷選手が奪還しダブルタイトル獲得!
昨年より始まり2年目の開催となった今年のTOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup(以下、Yaris Cup)は、諸般の事情により開幕が遅れ、5月の西日本シリーズ「岡山国際サーキット」からのスタートとなった。
全7戦で開催された東日本シリーズは、初戦からポールポジションを獲得し、シリーズ4勝を挙げた#1大森和也選手が2位の#30島拓海選手をおさえてシリーズチャンピオンを勝ち取った。西日本シリーズは初戦岡山大会で見事優勝し、シリーズ2勝を挙げた#38神谷裕幸選手がシリーズチャンピオンに決まった。
CVTクラスについては、昨年に続き2年連続で#36飯田裕選手が東日本シリーズのチャンピオンに。今年から新たに参戦した#91塚原啓之選手が西日本シリーズのチャンピオンを獲得した。
なお、シリーズ表彰式は、12月10日(土)に、富士スピードウェイで実施された。その模様は、TRA事務局のYouTubeチャンネルで動画が公開されているので是非ご覧いただきたい。
1年間の激戦を戦い抜き、シリーズチャンピオンが決まった中で、12月10日(土)-11日(日)に開催されたGrand Finalは、両シリーズの猛者が一堂に集い、今年のYaris Cupドライバーの実質日本一を決める特別戦だ。エントリーしたのは全91台のYaris。今年のシリーズ上位入賞者はシード権を獲得することができ、それ以外の選手で予備予選を実施し、シード選手を含めた決勝参加の全54台を選び出す。その54台で予選を行い、決勝のグリッド順を決める仕組みとなっている。
予選では、序盤に#438森口選手がトップタイムを記録。その記録を塗り替えるべく各車とも奮闘するものの、塗り替えることは出来ず、森口選手がそのままポールポジションを獲得した。CVTクラスでは、#13近藤希望選手が最上位を獲得した。
決勝は、スタート直後から予選上位の#438大森選手、#38神谷選手、#30島選手が前に出ると、そのままこの3台を中心とした長いトップ争いが継続。一時神谷選手がTOPになるも、森口選手が再びTOPを奪取。このまま森口選手が逃げ切るかと思われたが、ファイナルラップの最終コーナーで、神谷選手が走行ラインを変えて、ホームストレートで森口選手をパスする劇的な展開に。さらに島選手も森口選手をパスし、神谷選手、島選手、森口選手の順でチェッカーとなった。CVTクラスは、#91塚原選手が制する結果となった。
東日本シリーズ年間チャンピオンコメント
#1 大森和也選手
昨年はシリーズ2位でしたので、今年はシリーズチャンピオンを目標に戦ってきました。チームや家族、友人、そして会社の同僚に支えていただいたことに対して、素晴らしい結果で恩返しができてうれいです。私自身もYaris Cupで多くのことを学ばせていただいたので、今後もYaris Cupが盛り上がっていくことを願っています。来年以降、また挑戦する機会がありましたら、温かく迎えていただければとおもいます。本当にありがとうございました。
西日本シリーズ年間チャンピオンコメント
#38神谷裕幸選手
今年はシリーズチャンピオンを必ずとるという強い気持ちで戦いました。これで、Vitz、86、Yarisの3つのカテゴリーでチャンピオンを獲ることができました。
チーム関係者をはじめスポンサー様、サプライヤー様、本当にありがとうございました。
私はネッツトヨタ中部のエンジニアであり、GRガレージのGRコンサルタントでもあるので、これからも一人でも多くの方にモータースポーツの楽しさを伝えていきたいと思います。
Grand Finalチャンピオンコメント
#38 神谷裕幸選手
西日本シリーズチャンピオンに加え、Grand Finalを制することができて本当にうれしいです。皆さん応援ありがとうございました。
Yaris Cupポイントランキング
東日本シリーズ
| Pos | No. | Car | Driver | Total Point |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | GB CAMP Yaris | 大森 和也 | 100 |
| 2 | 30 | WinmaX☆関東工大Yaris | 島 拓海 | 70 |
| 3 | 62 | N群馬GスパイスFKμYaris | 松原 亮二 | 54 |
| 4 | 34 | 東京IRCLET‘s Yaris | 渡部 圭介 | 44 |
| 5 | 25 | GR東京Racing Yaris | 藤室 優太 | 33 |
| 6 | 19 | BRP★名神タイヤNUTEC Yaris | 黒田 保男 | 33 |
西日本シリーズ
| Pos | No. | Car | Driver | Total Point |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 38 | N中部GRGミッドレスYaris | 神谷 裕幸 | 84 |
| 2 | 22 | ピースMS制動屋Yaris | 水野 大 | 56 |
| 3 | 551 | TEAM 5ZIGEN Yaris | 廣島 嵩真 | 56 |
| 4 | 438 | ネッツ神戸チームネッコクンYaris | 森口 優樹 | 54 |
| 5 | 919 | ウイニング☆制動屋nutec☆Yaris | 森川 なるお | 40 |
| 6 | 1 | GB CAMP Yaris | 大森 和也 | 36 |
東日本シリーズ(CVTクラス)
| Pos | No. | Car | Driver | Total Point |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 36 | N千葉アニスポμYarisCVT | 飯田 裕 | 77 |
| 2 | 20 | Tモビリティ神奈川Yaris CVT | 山口 徹 | 62 |
| 3 | 311 | 東北復興MOTUL絆Yaris CVT | クルマドーさっちゃん | 50 |
西日本シリーズ(CVTクラス)
| Pos | No. | Car | Driver | Total Point |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 91 | ツカハラレーシング Yaris CVT | 塚原 啓之 | 77 |
| 2 | 85 | 運気上昇ドヤランドμmrYaris CVT | 目出し帽 | 75 |
| 3 | 100 | nmsU長野塩尻店μYaris CVT | 百瀬 孝仁 | 42 |
ルーキー・オブ・ザ・イヤー賞※
| シリーズ | No. | Car | Driver |
|---|---|---|---|
| 東日本シリーズ | 128 | GR東京H1 Yaris | 藤田 幸治 |
| 西日本シリーズ | 200 | CAR-ZOO CHARGE Yaris | 村上 凌晟 |
※2021年以降に国内Aライセンスを取得したドライバーが対象で、各シリーズで最も成績が良かったドライバー。
Grand Final決勝レース結果
| Pos | No. | Car | Driver | Lap | Total Time/Gap |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 38 | N中部GRGミッドレスYaris | 神谷 裕幸 | 10 | 22’50.726 |
| 2 | 30 | WinmaX☆関東工大Yaris | 島 拓海 | 10 | 0.148 |
| 3 | 438 | ネッツ神戸チームネッコクンYaris | 森口 優樹 | 10 | 0.231 |
| 4 | 10 | NUTEC☆黒田塾STUYaris | 吹谷 禎一郎 | 10 | 1.817 |
| 5 | 19 | BRP★名神タイヤNUTEC Yaris | 黒田 保男 | 10 | 1.824 |
| 6 | 14 | トヨタユナイテッド静岡Yaris | CANDY TAKEKAWA | 10 | 5.701 |
Grand Final決勝レース結果(CVTクラス)
| Pos | No. | Car | Driver | Lap | Total Time/Gap |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 91 | ツカハラレーシングYaris CVT | 塚原 啓之 | 10 | 23’22.718 |
| 2 | 36 | N千葉アニスポμYaris CVT | 飯田 裕 | 10 | 10.006 |
| 3 | 144 | ネッツ東都RC Yaris CVT | 柚木 宏一郎 | 10 | 11.853 |
【告知:2023年Yaris Cup開催スケジュール予定(2023年1月31日現在)】
東日本シリーズ
| Round | 日程 | 開催場所 |
|---|---|---|
| 第1戦 | 4月23日(日) | モビリティリゾートもてぎ |
| 第2戦 | 5月14日(日) | スポーツランドSUGO |
| 第3戦 | 6月18日(日) | 十勝スピードウェイ |
| 第4戦 | ||
| 第5戦 | 8月20日(日) | 十勝スピードウェイ |
| 第6戦 | 10月14日(土) | スポーツランドSUGO |
| 第7戦 | 11月11日(土) | 富士スピードウェイ |
西日本シリーズ
| Round | 日程 | 開催場所 |
|---|---|---|
| 第1戦 | 3月18日(土) ~ 19日(日) | 鈴鹿サーキット |
| 第2戦 | 4月1日(土) | 富士スピードウェイ |
| 第3戦 | 4月30日(日) | オートポリス |
| 第4戦 | 6月11日(日) | オートポリス |
| 第5戦 | 7月15日(土) ~ 16日(日) | 鈴鹿サーキット |
| 第6戦 | 9月10日(日) | 岡山国際サーキット |
| 第7戦 | 10月21日(土) | 岡山国際サーキット |
Grand Final(特別戦)
| Round | 日程 | 開催場所 |
|---|---|---|
| 特別戦 | 11月25日(土) | 富士スピードウェイ |