北海道シリーズ第3戦

最後の最後に転がりこんだ勝利！#16橋本選手が今季2勝目で逆転のチャンピオン獲得！

北海道シリーズは第2戦を終えた時点で、ランキングトップの#82茂古沼選手を#16橋本選手が5ポイント差で追う白熱の展開。今季最終戦となる第3戦は台風の接近に伴う曇り空の下、十勝スピードウェイで開催された。午前中に行われた予選は、全車が1周目の計測を終えた時点で橋本選手がトップタイムをマークするも、計測3周目に茂古沼選手、#34渡辺選手がタイムを更新する。その後、10分近くこのタイムを上回る選手は現れなかったが、終了2分前、渡辺選手の背後について走行していた橋本選手が最速ラップをたたき出し、今季2度目のポールポジションを獲得した。

正午を過ぎ、黒い雲がサーキットを覆い、決勝は雨の中でのレースとなった。シグナルが消えると橋本選手が抜群のスタートを決め、1コーナーへトップで進入。2位には予選3位の茂古沼選手が浮上し、チャンピオンを争う2人が3位以下を1周あたり2秒近く引き離しながら、僅差のバトルを展開する。

3位争いも渡辺選手を#135阿部選手が追い上げ、接戦を繰り広げる。トップ2名は8周にわたりテールトゥーノーズのバトルを繰り広げたが、9周目の2コーナーへの進入で接触しながら、茂古沼選手がトップに浮上、そのままチェッカーを受けた。しかしレース終了後、茂古沼選手へ抗議があり、その後審査委員会の指示不履行で失格に。その結果、橋本選手が繰り上がり今季2勝目を挙げ、2位に、3位に渡辺選手が続く結果となった。橋本選手は2010年以来の北海道シリーズ制覇となった。