始まりは2007年
それは、人材育成のための
挑戦だった
チームはトヨタ社員を中心に構成、レースについては素人同然のチームであった。
いいクルマとはどんなものか、机で議論するのではなく、
皆でレースに出て現場で話そうと考えたのだ。
選んだ舞台は
ドイツ、ニュルブルクリンク
1周約25km、高低差約300m、
バリエーション豊かなコーナーが170以上もあるニュルは、
世界屈指の難コースで“新車開発の聖地”としても知られていた。
「いいクルマとは何だろう」
過酷なレースに挑み、どんなアクシデントが起きるかわからない“生きた道”を走ることで、
“強いクルマ”を作る感覚を磨いた。
よりよいクルマづくりを行うことができる人材を育てる、
それこそがニュル参戦の目的であった。
過酷なレースに挑んで得たものとは