- Round2
- スーパー耐久 第2戦 SUGO
プレビュー
第2戦は“魔物が住む”スポーツランドSUGO。TOYOTA Team TOM‘S SPIRITは、昨年の雪辱を果たせるのか?
第2戦の注目ポイント
- 昨年はチャレンジプログラムでTOYOTA Team TOM'S SPIRITのドライバーを務めた小野田貴俊選手
スーパー耐久シリーズ2016 第2戦は、「杜の都」と呼ばれる宮城県仙台市の南側に位置するスポーツランドSUGOで開催される。
アップダウンが激しい上に高速コーナーが多いコースレイアウトとなっており、上りの最終コーナーからメインストレートにかけては「クルマの素性」が大きく問われるコースと言われており、コーナリングスピードの優れる86/BRZが得意とするコースの1つだ。
また、日本のサーキットの中ではコース幅が狭く、波乱の展開になりやすいことから「魔物が住む」とも言われている。
S耐の中で最もエントリーの多いST-4クラスには、TOYOTA GAZOO Racingの「アニキ」木下隆之選手が、老舗チームから86新車で参戦。
また、昨年のTOYOTA GAZOO Racing チャレンジプログラム挑戦者で、今年も86/BRZ Race・クラブマンシリーズに参戦する小野田貴俊選手もエントリーするなど、TOYOTA GAZOO Racingに関係するプロ／アマドライバーの「同門対決」も見物と言えるだろう。
TOM‘S SPIRIT
2016シーズンは新車を投入したTOYOTA Team TOM’S SPIRIT。開幕戦は新車ということもありセットアップが難航したが、ボディ剛性アップやサスペンション／ブレーキの進化も相まって、高速からのフルブレーキを繰り返すサーキットのため86には不利と言われるツインリンクもてぎで2位を獲得。
ドライバーからも「開幕戦で足りない所は解っているので、それらをシッカリと改善していけば優勝はできます!!」と言うコメントを聞いている。
今シーズンのST-4クラスは86/BRZのエントリーが一気に増え、クラスの半数を占めるまでになっている。86デビュー時から参戦を開始、先駆者的な役割を担う86号車としてはもう負けるわけにはいかない。第2戦終了後の翌週にはニュル24時間が開催される。3人のドライバーはニュル24時間へ向けてのモチベーションを引き上げるためにも、ここでの結果も重要になってくるはずだ。昨年はエンジントラブルで惨敗していることから、SUGOへ挑むチームメンバーの士気はいつもより高い。
S耐の中で最も激戦区ST4クラス
TOYOTA Team TOM’S SPIRITがエントリーするST-4クラスは、排気量1501～2000ccまでの車両が用いられる。以前はホンダ勢の独占場で、「VTECでなければ勝てない」とまで言われていたが、2012年から参戦をスタートさせたトヨタ86の進化・熟成により勢力図が大きく変わり、今シーズンは兄弟車スバルBRZを含めるとST-4クラスの半数を占めるほどに。昨年のチャンピオンである52号車（埼玉トヨペットGreenBrave86）、開幕戦優勝の13号車（EDLESS･ADVAN･86）、そして一発の速さに優れる55号車（SunOasisネッツトヨタ東埼玉86）などライバルの進化も侮れない状況である。さらにS2000の一発の速さや、路面コンディションが悪くなった時のインテグラタイプR／シビックタイプRの侮れない実力、NCロードスターの耐久性と安定した走りなど、予選～決勝を含めて、S耐の中で最も熾烈な戦いが繰り広げられているのは間違いない!!
INFORMATION
| 開催日程 |
5月14日（土） 8:00 ～ 9:05 スーパー耐久 公式予選 (ST4&5) 11:00～12:05 スーパー耐久 公式予選 (STX&1&2&3) 13:55 ～決勝 ウォームアップ走行（8 分間） 14:35 ～ フォーメーションラップスタート 14:40 ～ 17:40 決勝レース (ST4&5) 5月15日（日） 13:55 ウォームアップ走行(8分間) 14:35 ～ フォーメーションラップスタート 14:40 ～ 17:40 決勝レース (STX&1&2&3) |
|---|---|
| 開催場所 |
サーキット：スポーツランドSUGO 住所 宮城県柴田郡村田町菅生６−１ TEL：0224-83-3111 URL：https://www.sportsland-sugo.co.jp/ |