- Round3
- スーパー耐久 第3戦 鈴鹿
プレビュー
テクニカルな”鈴鹿”は86が得意とするコース
ニュル24時間参戦でより強くなった3人で優勝を目指す!
第3戦の注目ポイント
スーパー耐久シリーズ2016 第3戦は、三重県鈴鹿市にある「鈴鹿サーキット」で開催。F1日本グランプリや鈴鹿8時間耐久ロードレースなども開催され、世界的に有名なインターナショナルサーキットの一つだ。
1周5.807kmと日本のサーキット最長で、高低差は52m、コース中間に立体交差がある世界的にも珍しいレイアウトとなっている。20個のコーナーは低速~高速とバランスがよく配置されており、どのセクションも気が抜けず、レーシングドライバーからも「難易度の高いコース」と呼ばれることが多い。
特にフィニッシュライン~1コーナー~S字~逆バンクまでの「第一セクター」は、クルマの素性(=シャシー性能)がタイムに大きく影響するため、低重心でコーナリングスピードの高い86にとっては有利なコースと言えるだろう。
TOYOTA Team TOM’S SPIRIT
開幕以来連続表彰台を獲得しており、ポイントランキングは現在2位。昨シーズンに比べると好調に思えるが、もてぎではセットアップ不足、SUGOではミスで勝てるレースを逃してしまったのも事実である。
今シーズンは新車投入に加えて、新エアロパーツの採用などにより、マシンは着実に戦闘力を上げているが、開幕から2連勝のNo.13 ENDLESS SPORTS、第2戦で最後まで3位争いを行なったNo.52 埼玉トヨペットGreenBrave、そして一発の速さだけでなく耐久力も証明したNo.55 AUTOFACTORYなど、他の86勢の動向も気になるところだ。
マシンは第3戦に向けて細かい部分のブラッシュアップはもちろんだが、TOYOTA Team TOM’S SPIRITのウィークポイントの一つとなっているブレーキ系のアップデートが実施されている。
それに加えニュル24時間の参戦でより強くなって帰ってきた3人のドライバーの力と過去2戦の反省を活かし、ドライバー/チーム共にミスなく戦うことで、届きそうで届かない“優勝”を目指す。
観戦者にメリットが多いサーキットの魅力
レース観戦はTVやインターネットのライブ放送でも簡単に見ることのできる時代だが、普段の生活では経験できない「スピード」、迫力ある「サウンド」、そして接近戦の「バトル」や数々の「ドラマ」は、画面と言うフィルターをかけずに“リアル”で味わうことで、レースの魅力は間違いなく倍増する。
特にS耐はGT3車両のST-XクラスからコンパクトハッチのST5クラスまで、様々なマシンが一同に戦うシーンは日本ではS耐のみ。その光景はニュル24時間を彷彿とさせる物だ。速度も性能も異なるマシンがコース上で戦うことから、様々なドラマ(!?)も起きやすい。
また、レーススケジュールも他のレースに比べるとゆとりがあるので、ピットウォークやグリッドウォークと言ったイベントにも参加しやすい。更に参戦する多くのプロドライバーも他のレースほどピリピリしていないのでコミュニケーションも取りやすい…と観戦者にとってはメリットばかり。これらは実際に足を運ばないと経験できないことばかりである。
「サーキット観戦は敷居が高い」、「観戦費用が高い」と言われることが多いが、「食わず嫌い」はやめて、一度勇気を持ってサーキット観戦にトライしてみてほしい。TVやインターネット放送とは違った「リアルな楽しさ」、「リアルなワクドキ」が待っているぞ。
INFORMATION
開催日程 |
6月11日(土) 10:05~ 公式予選AドライバーGr.2 10:25~ 公式予選AドライバーGr.1 11:00~ 公式予選BドライバーGr.2 11:20~ 公式予選BドライバーGr.1 16:05~ セカンドチャンス100(100分間) 6月12日(日) 10:00~ ウォームアップ 15:15~ 決勝レース(4時間) |
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開催場所 |
サーキット:鈴鹿サーキット 住所:三重県鈴鹿市稲生町7992 TEL:0593-78-1111 URL:http://www.suzukacircuit.jp/ |