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高橋 早 さん
モータースポーツ好きの高橋さん。ミニサーキットでの走行経験はあるものの本格的なレースは未経験。今回、手軽に参加できるヴィッツレースを知ってチャレンジすることに。
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ネッツトヨタ中部神谷 裕幸 さん
ネッツトヨタのエンジニア兼レーシングドライバー。ヴィッツレースシリーズチャンピオンにも輝いたことのある豊富な経験で、今回高橋さんの講師役としてサポートしてくれました。
ヴィッツレースはナンバー付き車両で比較的ローコストで参戦でき、鈴鹿サーキットなどの国際レーシングコースも疾走できる本格モータースポーツです。レース未経験者でもネッツ店の手厚い支援体制で安心して走れます。今回は初参戦のチャレンジドライバーに、準備や走行レッスン、レース本番まで体験してもらいました。
高橋 早 さん
モータースポーツ好きの高橋さん。ミニサーキットでの走行経験はあるものの本格的なレースは未経験。今回、手軽に参加できるヴィッツレースを知ってチャレンジすることに。
ネッツトヨタ中部神谷 裕幸 さん
ネッツトヨタのエンジニア兼レーシングドライバー。ヴィッツレースシリーズチャンピオンにも輝いたことのある豊富な経験で、今回高橋さんの講師役としてサポートしてくれました。
JAF公認レースなので専用のギアは必要。レーシングスーツやヘルメット、グローブはすぐ思い浮かびますが、アンダーウェアの耐火スーツや、首を衝撃から守る「ハンス」など初心者には初めて知るギアもあり、ソックスも規定に合ったものが必要です。知らないと迷ってしまいそうですが、ネッツ店ではギア選びからしっかりサポートしています。「形やカラーもとても豊富なんですね」と、カタログを見ながら驚く高橋さん。吟味のうえ、高橋さんの「初心者なので初々しく」という要望で、ホワイト基調でコーディネート。
ヴィッツレースに出るには、国内Aライセンスが必須。高橋さんもネッツ店の助言を受けながら、さっそくライセンス取得に挑戦です。試験はレースのフラッグやシグナルなどの意味を問われる筆記試験と、規定に沿って走る実技試験があります。
ライセンス取得は、まずBライセンスを取得(運転免許、JAF入会などが条件)してからAライセンスに更新するなど、さまざまな方法があります。ネッツ店スタッフがライセンス取得方法を丁寧に教えてくれますよ。
ヴィッツでのサーキット走行に慣れるため、ネッツトヨタ中部の主催するミニサーキットでのレッスン付き走行会に参加。試走してみた高橋さんは「コーナーのライン取りが分からないです」と、公道とは勝手が違って不安そうです。
神谷講師からは「ブレーキを踏みすぎですね。停まるためのブレーキではなく、曲がるためのブレーキを意識すればタイムはもっと良くなりますよ」とアドバイスをもらいました。神谷講師の運転に同乗して、「本当に同じ車で走ったの?!と思うくらい速さが違います」と、チャンピオンのドライブテクに目を丸くします。
また走る感覚をつかむため、カート走行も経験しました。「カートはパワステじゃないからしっかり早めにハンドルを切らないと曲がれないんです。ライン取りの感覚が少しだけ分かってきた気がします」と手ごたえがあった様子。
いよいよ高橋さんのヴィッツレースデビュー戦。今回は同日にスーパーフォーミュラレースも開催されるので、一般ファンもスタンドで数多く観戦。気分は一流レーサーです。
走行会では最高時速100キロ程度でしたが、ここ鈴鹿でのレース本番は170~180キロ。さすがに高橋さんも緊張の様子。
しかしネッツトヨタ中部の「ミッドレス」スタッフ総出で万全のバックアップ。まさに参加ドライバーは「安心してレースに集中できる」という心強いサポート体制です。他の参加者も声を掛け合い気持ちをほぐしてくれます。ドライバー同士の和気あいあいとした初心者の溶け込みやすい空気感もヴィッツレースならではです。
「レッスンで教えられたアクセルを踏むところは思い切って踏むこと、ブレーキも同じで、メリハリをつけた運転を意識しないと」と神谷講師の教えを胸に高橋さん、いざスタート。予選のエントリー台数が多く、決勝進出とはなりませんでしたが、スピンやコースアウトする参加車も次々と出るなかで、最終ラップには自己ベストを更新し、高橋さんは納得の表情です。
「レースになると皆さん本気なので、自分が弱気になると負けちゃいますね」と、レース本番の興奮さめやらぬ高橋さん。「今度は絶対譲らない、という強い気持ちでは走りたい」と、すっかりヴィッツレースの楽しさにはまったようです。
「僕はお店で車を買っただけなのに、サポートはとても手厚いので心強い」と、レーサー歴4年の堀内さん。また「経験がなくてもあの鈴鹿サーキットでレースができるのはすごい」という稲垣さんも、ネッツ店のサポート体制の充実には感心することしきりです。
サポートを担当するネッツトヨタ中部の浅井さんは「お客様がレースを楽しんでもらえるのがなによりのやりがい。ヴィッツレースに参加するのは難しくありません。興味のあるかたは、気軽にお店でお声掛けください」
ネッツトヨタ中部はカーメンテナンスからカスタマイズまで多様なニーズに対応する「カスタマイズショップ・ミッドレス」を運営。「Vitz Race 関西シリーズ」に「チームミッドレス」の名前で参戦を続けています。チャンピオンドライバーの神谷さんはじめ経験豊富なエンジニアがヴィッツレースのユーザー参戦を支援しています。
取材協力/ネッツトヨタ中部株式会社