ニュルブルクリンクとは、ドイツの空の玄関口・フランクフルト空港から北西に約150km、アウトバーンを使えば車で約2時間の場所、ドイツ北西部にあるラインラント=プファルツ州の、ニュルブルクにあるサーキットです。
深い森の中にある古城ニュルブルクを取り囲むようにレイアウトされたオールドコースは、通常のレース用のサーキットと言うイメージとはまったく異なり、山岳地域の中を巡る高速のワインディングロードといった感じ。
コースの建設は1925年から始まり、地元議員の推薦、ADAC(ドイツ自動車連盟)や政府の支持などを得て進められました。完成したのは1927年なので約90年近い歴史を誇ります!オープン当初の全長が22.8kmもあった巨大な北コース(ノルドシュライフェ)はたびたび改修され(オープン当初はガードレール等もほとんどありませんでした!)、これに1984年、コース幅やエスケープゾーンが広く、地形もフラットで、当時の最高水準の安全性を備えたグランプリコースが追加建設されて、今の姿となっています。
ニュルブルクリンクは、日本のモータースポーツファンからは親しみを込めて「ニュル」の愛称で呼ばれています。皆さんも「ニュル」と言えば、通っぽく聞こえるかも!?