2014年6月29日(日)、「GAZOO Racing 86/BRZ Race」第5戦、予選・決勝レースが、北海道 十勝スピードウェイで開催された。
今回は有力選手中心に25台の86/BRZがエントリー。1台が出走を取りやめたため、24台が前日の専有走行から参加。
午前から行われた予選では、今季2勝を挙げているNo.82 谷口信輝選手がトップタイム。
昨年のチャンピオン、No.1 山野直也選手が0.2秒差で続き、1週間前にニュルブルクリンク24時間レースを86でクラス優勝を飾ったNo.202 蒲生尚弥選手が0.1秒差で3位に入った。
予選に続き午後から行われた決勝レースは、ポールポジションからスタートしたNo.82 谷口信輝選手が、じりじりと後続との差を広げ、盤石の走りで一度もトップを譲ることなくフィニッシュ。
2位以下はNo.1 山野選手、No.202 蒲生選手、そして予選4位のNo.30 青木孝行選手が、何度も順位を入れ替える大激戦となり、最終ラップ最終コーナーで3台が接触するという波乱のレース。
終わってみれば2位がNo.1 山野選手、3位がNo.202 蒲生選手と、グリッドそのままの結果となった。
(レース終了後の審議により、審査委員会はNo.30 青木選手の失格を決定)
優勝した谷口選手は、
「スタート後の第1コーナーでトップをキープでき、後ろの3台のバトルのおかげで逃げることができて幸運だった。十勝のレースは2008年以来だが、なかなか走りがいのあるコースだと思う。」
と語ってくれた。
北海道クラブマンカップ第2戦の中で開催された同レースだが、サーキット主催の「TOYOTA86&SUBARU BRZ FESTIVAL」には50台の86/BRZオーナーが集結。
トヨタ自動車の多田チーフエンジニア、ニュルブルクリンク24時間レースにてGAZOO Racing 86でクラス優勝を達成した、影山正彦選手という豪華な顔合わせのトークショーもあり、活気に満ちたイベントとなった。
86/BRZレース第6戦は、7月26日(土)に富士スピードウェイで、スーパー耐久シリーズ第3戦都の併催で開催される。
夏休みの86/BRZレースには、80台を超えるエントリーが予定されている。
■決勝レース 上位リザルト
1 No.82 谷口信輝 / KTMS86 (YH)
2 No.1 山野直也 / CABANA BS μ 86 (BS)
3 No.202 蒲生尚弥 / ASICS Blue 86R (BS)
■特別賞
ベストパフォーマンス賞 No.55 森山鉄也
ジャンプアップ賞 No.61 小原侑己
ウイニングタイヤ賞 No.82 谷口信輝