8.28-30 全日本ラリー選手権モントレー2015 in 嬬恋開催 | 全日本ラリー選手権2015

モントレー2015 in 嬬恋

国内屈指の高速ターマックステージが見どころ。グラベルセクションも増え、総合力が勝敗の鍵を握る。パノラマラインでのSSは、全日本ラリーで最も平均スピードが高いステージとして知られている。

全日本ラリー選手権第６戦は、8月28日（金）～30日（日）に群馬県吾妻郡嬬恋村を拠点に開催される。嬬恋村は標高1000m以上の避暑地で、夏は多くの人で賑わう観光地として有名だ。

競技初日の29日（土）は、観光道路であるつまごいパノラマラインの一部を閉鎖して行われるスペシャルステージ（SS）や、県道を占有して行われるSSなど、2車線の道幅をフルに使うハイスピードなターマック（舗装路）が中心となる。特に高いスピード域から高架下のトンネルに飛び込むパノラマラインは、スリリングなステージとしておなじみとなっている。

2日目の30日（日）には全コースがグラベル（非舗装路）の浅間サーキットや、ステージの約半分がグラベルで構成された林道SSが設定されている。ハイスピードのターマックからグラベルまで、さまざまなコンディションに合わせたドライビングとマシンのセットアップが要求される難しい1戦となりそうだ。

観戦エリアは、パルコールつま恋リゾートの特設コースと浅間サーキットのほかに、林道ステージにも設置される。また、パルコールつま恋リゾートにはラリーパークが設けられ、今年も自動車関連メーカーのブースや地元の物産ブースが並ぶ。ラリーパークには例年多くの観客が来場し、競技とイベントを楽しむ場として定着している。

なお、今回のラリーでは集中豪雨の可能性を考慮した安全対策として、Sタイヤ（セミレーシングタイヤ）の使用が禁止されている。そのため、クラスによってはこれまでとは違うタイヤに合わせたマシンセッティングが必要になり、チームの総合力が問われるラリーとなるだろう。