予選 - 2009 第3戦 中国GP

F1第3戦中国GP予選 J.トゥルーリが6番手グリッド

2009年4月18日
中国・上海発

パナソニック・トヨタ・レーシングは18日、上海国際サーキットで、中国GPの予選を終えた。19日の決勝では、ヤルノ・トゥルーリが3列目のグリッドからスタートする。快晴になったこの日、気温は22-25℃、路面温度は33-38℃。午後のQ1で、両ドライバーは初めにミディアムタイヤを、その後、スーパーソフトを使用した。トゥルーリはQ3に進み、6番手につけた。ティモ・グロックは、Q2ではグリップを得るのに苦しみ14番手で走行を終えた。午前中のフリー走行で、問題が発生したギアボックスを交換したグロックは、5グリッド降格のペナルティを受け、決勝では19番手からのスタートとなる。

ヤルノ・トゥルーリ - カー・ナンバー9 シャシー:TF109 / 04

フリー走行3回目:2番手 1分36秒272(トップと0.139秒差) 22周
予選第1セッション:9番手 1分36秒308(トップと0.775秒差) 8周
予選第2セッション:5番手 1分35秒645(トップと0.515秒差) 6周
予選第3セッション:6番手 1分36秒835(トップと0.651秒差) 7周
決勝グリッド:6番手(暫定)

「厳しい予選セッションだった。午前のフリー走行後、上位につけると信じていたので、予選の結果は少し残念だ。オーストラリアGPの時のように、午前と午後で、グリップの感じが変わってしまった。その後は、調子が戻らず、Q3に進むために、必死にプッシュしなければならなかった。ただ、最終ラップには満足しており、6番手は妥当だと思う。明日は、雨が降るかもしれず、総合力が問われるので良いレースにしたい」

ティモ・グロック - カー・ナンバー10 シャシー:TF109 / 05

フリー走行3回目20番手 1分39秒110(トップと2.977秒差) 6周
予選第1セッション:10番手 1分36秒364(トップと0.831秒差) 8周
予選第2セッション:14番手 1分36秒066(トップと0.936秒差) 6周
決勝グリッド:19番手(暫定)

「午前中のフリー走行の3、4周を走り終えたころ、ギアボックスのトラブルが出て、予選に向け、あまり走り込めなかった。昨日のクルマの調子と違い、Q1ですでに手こずり、コーナーに上手く対処できず、Q3に進むのは難しいと思った。クルマが不安定で、最後の周回では自分がミスを起こした。ギアボックス交換のペナルティを受け、後ろの列からのスタート。雨の予想もあるので、前方を狙いたい」

パスカル・バセロン - シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー

「今年のいつもの結果からほど遠く、期待が外れた。午前中にティモのクルマに出たギアボックスのトラブルを修復できず、予選の前に交換せざるをなかった。ティモにとっては、ペナルティで後列スタートになるし、大変な一日、厳しい予選になってしまった。19番手スタートになる明日に向け、戦略を練り直す。ヤルノは比較的、上手くいった。スーパーソフトは特に思っていたほど悪くなかったが、それでもやはり難しいので、決勝ではタイヤが重要になってくる。明日は、スリーストップの戦略を試みるチームもあると考えられ、レースがどう展開するか興味深い」

新居章年 - シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター

「予想外に苦戦したというのが正直な気持ちだ。まず午前のフリー走行でティモのギアボックスにトラブルが発生、ギアボックスを交換。ヤルノは午前中こそ順調だったが、予選に入ると路面温度が高くなったためか、思うようにグリップを得る事が出来ず、最終予選で6番手に留まってしまった。ティモはギアボックス交換によるペナルティもあり、後方からのレーススタートなる。しかし明日は雨の予想もあり、最後の最後まで諦めることなく、積極的なレースを展開したい」

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2009 チャンピオンシップポイント

ヤルノ・トゥルーリ
32.5pt / 8th
ティモ・グロック
24pt / 10th
小林 可夢偉
3pt / 18th
59.5pt / 5th

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