プレビュー - 2009 第4戦 バーレーンGP

2009年F1世界選手権 バーレーンGP

2009年4月20日(月)

中国GPの後、パナソニック・トヨタ・レーシングは、サクヒールのバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われるバーレーンGPのため中東に速やかに移動した。チームは、2月に2週間、同サーキットで、TF109のテストをし、711周以上、距離にして3,847キロメートルを走破した豊富な経験を有効に生かすことができる。中国では、ヤルノ・トゥルーリはライバルに背後から追突されリタイヤとなったが、ティモ・グロックは、7位入賞を勝ち取り、トヨタは今までのところ全戦ポイントを獲得している。オーストラリアと中国と同様、バーレーンでも、ブリヂストン・ポテンザ・タイヤの、スーパーソフトとミディアム仕様を使用。トヨタはバーレーンでのレースに強く、2005年、ヤルノ・トゥルーリが2位になるなど表彰台をすでに経験している。最近では、昨年、ティモ・グロックは、ギアボックスのトラブルで、惜しくもポイント獲得できず9位であったが、ヤルノ・トゥルーリは6位入賞を果たした。

ヤルノ・トゥルーリ - カーナンバー9

「冬季テスト以来のバーレーンでの走行を楽しみにしている。バーレーンで初めて、ドライコンディションで、TF109をテストしたが、競争力の高いパッケージだとすぐに分かり、シーズンが始まり、それを証明できた。テストではクルマは力を発揮できたので、今週末も期待しているし、上位争いができると思う。レース時の天候やトラックの状態は、テストの時とは違うが、それでもセットアップの情報は使えるうえ、2種類のタイヤに関しても経験がある。いつものように、精一杯やるし、チーム全員、盛り上がっているので、レースがうまく行けばと思う。」

ティモ・グロック - カーナンバー10

「バーレーンGPは面白く、独特のサーキットだ。セットアップに関しては、バランスを取るのが難しい、ストレートでのスピードと低速コーナーでのグリップをうまく両立させなければならない。砂漠を吹く風が、バーレーンでは特に問題で、毎周、風向きが変わる。悪い方向から吹くと、クルマが少し不安定になるが、予想できることなので、対処する準備ができる。去年は、初めてのポイントを稼げたところだったのに、些細な技術的な問題で、8位に届かず、ついてなかった。今シーズンは、昨年に比べはるかに良いスタートを切れたし、このままの調子を続けられる自信がある。」

パスカル・バセロン - シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー

「バーレーンテストで、かなりの周回を走行したことは、TF109の開発にすごく役立った。このサーキットでのセットアップとスリックタイヤの経験は、レースにも同じように生かせるので、金曜のフリー走行ではさらに新しいことを試すことができる。2月のテストで、スーパーソフトもミディアムも使用したが、どちらの性能も高く、大きな問題となることはないだろう。一方、ブレーキにとっては、17戦中で、もっとも厳しいサーキットになると想定している。」

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2009 チャンピオンシップポイント

ヤルノ・トゥルーリ
32.5pt / 8th
ティモ・グロック
24pt / 10th
小林 可夢偉
3pt / 18th
59.5pt / 5th

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