プレビュー - 2009 第15戦 日本GP

シンガポールで示せた競争力で、ホームGPでも表彰台を目指す 

2009年9月28日(月)

パナソニック・トヨタ・レーシングは、今週末行われる日本GPに向けて、シンガポールから鈴鹿まで5,000キロメートルの距離を移動する。前戦のシンガポールGPでティモ・グロックが2位の好成績を収めたチームは、その勢いのまま、鈴鹿で再び開催されるF1に臨むことができる。2連戦の間に時間はほとんどなく、今週末使うタイヤが、ブリヂストンのソフトとハードに変わるものの、ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックは、シンガポールで速さを示したパッケージのクルマを運転する。2005年に初めてのポールポジションを獲得した地というだけでなく、ホームレースという意味で、日本GPはチームにとって非常に大切だ。トゥルーリは、2006年に6位と、鈴鹿でのトヨタのベスト記録を持っているが、昨年の富士スピードウェイで行われたGPでは、それより1つ順位を上げて、チームの日本国内レース最高記録となる5位でフィニッシュした。たくさんの熱心なトヨタファンの応援を受け、チームは表彰台獲得を狙う。

ヤルノ・トゥルーリ - カーナンバー9

「私が好きな、高度なテクニックが要求される、挑戦しがいがあるサーキットなので、鈴鹿に戻るのは楽しみだ。たくさんの高速コーナーがあり、クルマの方向を素早く変える必要があり、その意味では、少しスパに似ていて、好きなサーキットの1つだ。再舗装された路面以外は前と同じコース設計で嬉しいが、改修された施設がどんな風に変わったのか見るのは特に楽しみだ。日本GPはチームにとってのホームGPなので、トヨタと日本のサポーターのために、最高の成績を収めるようにベストを尽くす。日本のファンとは特別な交流があり、日本に来るのは本当に楽しい。ファンはいつも応援してくれて、かつ熱狂的で、特別な雰囲気だ。鈴鹿では競争力を発揮しなければいけない。我々は、非常に競争力があるので、良いレースをして、それに見合う結果を出したい」

ティモ・グロック - カーナンバー10

「鈴鹿は実に特別なサーキットだ。とても速く、F1カーを運転していると、最初のセクターは特に、楽しい体験だ。5年前に鈴鹿でF1カーを運転したが、コースのレイアウトはその時から変わらず、ファンが後押しをしてレースを楽しくさせてくれるはずだ。ファンタスティックな設計だけでなく、特にトヨタのドライバーならば、ファンの存在で特別な気持ちになり、レースをするのが本当に楽しいサーキットだ。運転が簡単なトラックではなく、ベストラップを出せるように本当に集中しなければならないが、それが非常に楽しい。シンガポールで表彰台を獲得できたので、トヨタのホームレースで、再び表彰台を狙いたい。日本でトヨタのために表彰台に立てたら完璧だ」

山科忠 - TMG会長 兼 チーム代表

「ホームGPを、私たちはとても楽しみにしている。富士スピードウェイでの素晴らしい2年間の後、今シーズンのレースは鈴鹿に戻ったが、サーキットが変わっても、同じようにポジティブな成績を収めるつもりだ。私たちのファン、パートナーそしてトヨタの社員から多くの元気をもらうが、おかげでチーム全体がとても励まされる。サポーターは私たちに力強い結果を望んでいて、良い意味でのプレッシャーをかけてくれる。彼らの期待に応えられると信じている。ケルンのファクトリーでは、シンガポールから投入されている、日本GPに向けての新しいパッケージのために、全員が懸命に頑張ってきた。このように、シーズンが終わる最後のひと時まで、私たちは戦い抜く」  

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2009 チャンピオンシップポイント

ヤルノ・トゥルーリ
32.5pt / 8th
ティモ・グロック
24pt / 10th
小林 可夢偉
3pt / 18th
59.5pt / 5th

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