全日本F3選手権 2006年 第8大会（第15，16戦）SUGO

第１５戦は３位、第１６戦でも２位に入り、
チャンピオンに大手をかけたＡ．スーティル 　９月１６日（土）と１７日（日）にかけて、宮城県・スポーツランドＳＵＧＯで全日本Ｆ３選手権の第８大会（第１５，１６戦）が開催された。
　２００６年シーズンの全日本Ｆ３選手権も、今大会を含めて残すところ２大会・４戦となり、僅差でランキングを争うドライバー達による激しいバトルが繰り広げられた。
　１６日（土）は雲に覆われ、雨が心配されたが、終日ドライコンディションで推移。午前中行われた予選では、トムスの大嶋和也が第１５戦２番手、第１６戦３番手と好調。インギングのＲ．ストレイトが第１５戦３番手、第１６戦２番手、目下ランキングトップのＡ．スーティル（トムス）は第１５戦５番手、第１６戦４番手とやや後方からのスタートとなった。
　１６日（土）午後２時過ぎに第１５戦の決勝レース（１８周）のスタートが切られた。２番手グリッドの大嶋和也は、好スタートでトップのＦ．カルボーン（スリーボンド）に並びかけるが、逆転には至らず。その後もトップを追ったが、そのまま２位でチェッカー。これに、５番手スタートからファステストラップをマークする好走でポジションを上げたＡ．スーティルが３位で続き、表彰台を獲得した。
　翌１７日（日）は午前中からの雨で、路面はウェット。午後１時の第１６戦決勝前には雨が強くなり、急遽１０分間のフリー走行が設けられ、その後、通常とは異なる、セーフティカーに先導されてのスタートが切られた。スタートで３番手の大嶋和也を４番手のＡ．スーティルがパス。Ａ．スーティルは滑りやすい路面を果敢に攻め、終盤２０周目には１コーナーでついに前を行くＲ．ストレイトを逆転。２位でフィニッシュした。Ｒ．ストレイトが３位、大嶋和也は４位であった。


第16戦は国本京佑（#36）がスタートで首位に立ち、今季3勝目。
カルロ・ヴァン・ダム（#1）、井口卓人（#37）が2位、3位で続いた 31日（日）は完全なドライコンディションで午前10時24分に21周で競われる第16戦決勝レースがスタート。
　第15戦はスタートで遅れた国本が、今度は好スタートを切り、トップで第1コーナーを通過。ヴァン・ダムを引き離して行った。
　ヴァン・ダムの後方には井口、コッツォリーノが続き、ヴァン・ダムと井口は、激しいバトルを展開。しかし、順位は変わらず、そのままの順位でチェッカー。国本は今季3勝目を挙げ、3位に入った井口を、ランキングで逆転した。
　ナショナルクラスでは、ポールポジションの山内がスタートで遅れ、3位までポジションを落としたが、速さで勝る山内はまもなく首位を奪還。その後は独走でチェッカー。2戦連続のポール・トゥ・ウィンで、今季7勝目。ナショナルクラスのドライバーズタイトルを確定した。