全日本F3選手権 2007年 第7大会（第14戦、第15戦）富士

第14戦、第15戦共にポール・トゥ・ウィンで圧勝。
ポイントランキングでも首位に浮上した大嶋和也 　全日本Ｆ３第７大会（第14戦、第15戦）が８月25日（土）と26日（日）の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。今大会には12台がエントリーし、トヨタ・トムス3S-GEエンジン搭載車が５台、トヨタ・トムス1AZ-FEエンジン搭載車が２台出場した。

　25日（土）好天に恵まれ、暑いコンディションの下で午前11時から第14戦、第15戦の予選が続けて行われた。前大会第13戦で勝利を挙げ、前日の公式練習でもトップタイムをマークするなど波に乗る、TDPドライバー大嶋和也（TOM'S）が両セッションでポールポジションを獲得。前大会から４戦連続でポールポジションからのスタートとなった。同じくTDPドライバーのチームメイト石浦宏明が第14戦で２番手、第15戦で３番手を確保。また、ルーキー関口雄飛が第14戦で自身最高位となる４番手グリッドを獲得。ドライバーズランキング１位のＲ．ストレイトは２戦共に５番手グリッド、ランキング２位のＯ．ジャービスはそれぞれ７番手、４番手につけた。

　午後４時５分、第14戦の決勝レースがスタート。ポールポジションの大嶋和也は好スタートを切ると、そのまま後続を引き離し、圧倒的な強さで今季４勝目を挙げた。最前列２番手グリッドの石浦宏明はスタートでエンジンストール。これに、すぐ後の４番手関口雄飛も影響を受け、２台共に後退。果敢に追い上げたが、石浦宏明は６位、関口雄飛は８位に終わった。また、７番手から好スタートを切ったＯ．ジャービスが３位表彰台を獲得。Ｒ．ストレイトは５位であった。

　26日（日）午後12時55分に第15戦決勝レースのスタートが切られた。ポールポジションの大嶋和也は、スタートこそ首位を譲ったものの、すぐに奪い返すと、再び後続との差を広げて圧勝。前大会から３連勝を飾った。Ｏ．ジャービスは３位、Ｒ．ストレイトが４位に終わったため、第15戦終了時点で、大嶋和也はドライバーズランキングの首位に浮上した。