5月10日(土)、11日(日)の両日、にF4(フォーミュラ4)東日本シリーズの第3戦と第4戦が栃木県のツインリンクもてぎで開催。トヨタが支援するNo.90根本 悠生が第3戦でFCクラスのポール・トゥ・ウィン。第4戦も3番手グリッドからの逆転で勝利を飾り、FCクラス3連勝を飾った。
前戦からわずか2週間のインターバルを経て開催される今大会、舞台は開幕戦の行われたツインリンクへと戻り、土・日と連続で2レースが行われた。両日共に好天に恵まれ、過ごしやすい気候の下でのレースとなった。
今季のF4シリーズには、トヨタの支援ドライバーとしてNo.90根本 悠生、No.91長渕 蓮、No.92坪井 翔、No.93小河 諒の4名がFCクラスに出場している。
10日(土)は第3戦の予選と決勝を実施。午前10時より20分間で行われた予選では、序盤からNo.92坪井がトップを争ったが、終盤めまぐるしくタイムが塗り替えられていき、徐々にタイムアップを図っていたNo.90根本が最後に逆転。2戦連続となるFCクラスのポールポジションを獲得。No.92坪井はクラス3番手。No.93小河とNo.91長渕はそれぞれクラス7,8番手となった。
予選の約3時間後、午後13時40分より第3戦決勝(12周)がスタート。ポールポジションのNo.90根本は首位をキープ。No.90根本は自身の若干のミスもあり、中盤には2位に0.6秒差まで迫られる場面もあったが、その後は徐々に2位以下を引き離して行き、最後は2秒近い差をつけてトップチェッカー。前戦に続き2戦連続のポール・トゥ・ウィンを飾った。
3番手スタートのNo.92坪井は2位の車両にぴたりとつけ逆転のチャンスをうかがったが叶わずクラス3位でフィニッシュ。No.93小河は7番手スタートから2つ順位を上げクラス5位。No.91長渕は1周目に他クラス車両と接触し、その後はペースが上がらずクラス8位でレースを終えた。
11日(日)午前10時より第4戦の予選が行われた。前日勝利を挙げているNo.90根本がまずトップタイムをマークしたが、すぐにNo.92坪井がこれを逆転。セッション中盤以降は全車タイムアップはならず、No.92坪井が今季初ポールポジションを獲得。No.90根本は3番手、No.93小河が5番手、No.91長渕は最後尾8番手となったが、ポールポジションから8番手のNo.91長渕までわずか0.4秒差という僅差の予選となった。
第4戦の決勝(12周)は午後2時10分にスタート。ポールポジションのNo.92坪井はまさかのエンジンストールを喫し、ほぼ最後尾まで後退。3番手グリッドのNo.90根本はスタートで1台先行を許したものの、1周目のうちに前を行く2台をパスし、首位でオープニングラップを終えると、その後は首位のポジションを守り切り、クラス3連勝を飾った。
スタートでほぼ最後尾近くまで落ちたNo.92坪井は、1周目の混乱の中で前走車をパスしていき、3位までポジションを回復。その後1台にパスされ、クラス4位でフィニッシュ。No.93小河はクラス6位。No.91長渕はトランスミッションの不調に見舞われクラス7位に終わった。
次戦は6月14日(土)、15(日)の2日間にわたって岡山国際サーキット(岡山県)で西日本シリーズの第1,2戦として行われる。