6月14日(土)、15日(日)の両日、F4(フォーミュラ4)西日本シリーズの第1戦と第2戦が岡山県の岡山国際サーキットで開催され、トヨタが支援するNo.90根本 悠生が第2戦でFCクラスのポール・トゥ・ウィンを飾り、東シリーズとあわせて今季4勝目を挙げた。
約1ヶ月ぶりの開催となったF4は、舞台を西日本シリーズへと移した。この週末の岡山国際サーキットは梅雨明けを思わせる好天に恵まれ、暑さの中で若きドライバー達による熱戦が繰り広げられた。
今季のF4シリーズには、トヨタの支援ドライバーとしてNo.90根本 悠生、No.91長渕 蓮、No.92坪井 翔、No.93小河 諒の4名がFCクラスに出場しているが、今大会は、No.91長渕が前週のレースでクラッシュした影響で欠場。3名が出場した。
14日(土)は第1戦の予選と決勝が行われた。午前9時半から15分間の予選は、各車セッション開始と同時にアタック。まずNo.92坪井がトップタイムをマークすると、他の車両がこれを上回っていき、前戦まで3連勝を続けているNo.90根本が2番手。No.92坪井は4番手、No.93小河が6番手で続いた。
第1戦の決勝レース(15周)は予選から3時間半ほどを経た午後1時10分にスタート。2番手グリッドのNo.92根本は1コーナーでオーバーランを喫し、ほぼ最後尾へと後退。これで3位に上がったNo.92坪井だったが、前を行く他クラス車両にふさがれる形でペースアップが果たせず、そのまま3位でチェッカーを受けた。No.93小河は6位。最後尾近くから追い上げたNo.90根本はNo.93小河のすぐ後方まで迫ったが逆転には至らず7位でフィニッシュした。
翌15日(日)に第2戦の予選と決勝が実施。前日よりも20分早い午前9時10分から予選が開始されたが、路面温度は前日以上という暑さとなった。No.90根本、No.92坪井とライバル車両の3台によるトップタイム争いが繰り広げられ、最後までタイムは向上していく中、僅差でNo.90根本が今季3度目となるポールポジションを獲得。No.92坪井が2番手につけ、トヨタ支援のドライバーがクラスグリッドのトップ2を独占。No.93小河はタイムが伸びずクラス7番手となった。
併催の全日本F3決勝を挟み、予定よりも10分遅れの午後3時半に第2戦の決勝(15周)のスタートが切られた。2番手グリッドのNo.92坪井が好スタートを切ったが、ポールポジションのNo.90根本を逆転するまでには至らず。No.90根本は6周目にNo.92坪井との差を1.1秒まで広げたが、徐々にNo.92坪井がその差を詰めていき、9周目には0.4秒様で詰め寄った。その後、2台のトップ争いに後続も追いつき、4台によるバトルとなったが、No.90根本、No.92坪井共にポジションを守り切り、1-2でチェッカーを受けた。No.90根本は東西シリーズあわせて今季4勝目をポール・トゥ・ウィンで飾ることとなった。No.93小河は7位に終わった。
次戦は7月5日(土)、6(日)に鈴鹿サーキット(三重県)で西日本シリーズの第3戦が行われる