2014年8月20日(水)配信

F4西日本第4戦鈴鹿 ウェットレースで坪井が2位表彰台獲得

  8月17日(日)、F4(フォーミュラ4)西日本シリーズの第4戦が三重県の鈴鹿サーキット東コースで開催され、トヨタが支援するNo.92坪井 翔が2位表彰台を獲得した。

 F4自体は8月に東日本シリーズの第5戦が筑波サーキットで行われているが、FCクラスは参戦しなかったため、FCクラスとしては前大会(第3戦)鈴鹿から一月半ぶりのレースとなった。今大会もNo.91長渕 蓮は欠場。トヨタ支援ドライバーは3名、FCクラスは計7名で争われることとなった。

 前大会も鈴鹿サーキットでの開催だが、今大会はコースの前半部分のみを利用する「東コース」でのレース。トヨタの支援ドライバーにとっては初の東コースの走行となった。
 15日(金)、16日(土)に特別スポーツ走行をこなし、17日(日)の午前9時40分から予選が行われた。雨の予報もあったが、雨が落ちてくることはなく、ドライコンディションで各車アタック。序盤からトップタイムが書き換えられていったが、5周目にNo.92坪井がマークしたタイムを上回ることはなく、No.92坪井がF4で2度目となるポールポジションを獲得した。
 クラスの上位6台がコンマ2秒位内に入るという僅差の予選で、No.90根本 悠生はクラス3番手。No.93小河 諒はクラス7番手となった。

 予選はドライコンディションであったが、決勝レース開始の1時間ほど前から雨が降り始め、F4決勝のコースイン時には完全なウェットコンディション。しかし、スタート時には雨は止み、午後1時50分に23周のレースがスタート。
 ポールポジションのNo.92坪井はスタートで出遅れ、前につける他クラスの車両に進路をふさがれたこともあり、2位に後退。追い上げを開始したが、他クラス車両をかわすのに周回を要し、ライバルとの差は広がることに。
 終盤、路面が乾いていく中で、首位を行くライバルを追うNo.92坪井は、3秒以上あった差を、最後には1秒以内まで詰めたが、逆転には至らず、惜しくも2位でチェッカー。初優勝はならなかった。
 予選でクラス3番手につけたNo.90根本は、決勝前に車両トラブルに見舞われピットスタート。完全には修復しきれなかった車両で健闘を見せ、最後尾スタートからクラス5位まで順位を上げてフィニッシュ。No.93小河は序盤のバトルの中で接触を喫し、フロントウィングを破損。6位でレースを終えた。

 次戦は9月20日(土)、21日(日)の両日、富士スピードウェイで西日本シリーズ第5戦、東日本シリーズ第6戦として開催される。

リザルト

西日本シリーズ第4戦 FCクラス 結果表
順位No.ドライバーチーム周回タイムベストタイム
1 62 福住 仁嶺 HFDP/SRS-F/コチラR 23 22'03.209 56.302
2 92 坪井 翔 美人&LTV フィールド FTRS 23 22'04.194 56.084
3 60 石川 京侍 HFDP/SRS-F/コチラR 23 22'24.493 57.12
4 63 大津 弘樹 SRS-F/コチラR 23 22'27.959 56.972
5 90 根本 悠生 WILL-DO ZTE スピリット 23 22'29.163 56.939
6 93 小河 諒 TEAM TOM'S 23 22'30.463 57.087
7 61 坂口 夏月 HFDP/SRS-F/コチラR 23 22'31.650 57.244