9月20日(土)21日(日)の両日、F4(フォーミュラ4)西日本シリーズの第5戦と東日本シリーズの第6戦が併催として、静岡県の富士スピードウェイで開催。トヨタが支援するNo.92坪井 翔が西日本第5戦で2位、東日本第6戦で3位に入り連続表彰台を獲得した。
東日本と西日本のシリーズそれぞれ6戦で戦われるF4だが、今大会は唯一両方を併催。トヨタが支援するFCクラスのドライバーは両シリーズに参戦しているため、この週末は2レースに出場することとなった。今大会もNo.91長渕 蓮は欠場となったため、トヨタ支援ドライバーはNo.90根本 悠生、No.92坪井、No.93小河 諒の3名が出場した。FCクラスは7名のドライバーによって争われた。
19日(金)に練習走行を行い、20日(土)午前9時40分よりまず西日本シリーズ第4戦の予選が行われた。No.90根本が中盤にトップタイムをマークし、そのままポールポジションかと思われたが、チェッカー目前に逆転を許し、わずか0.033秒差で最前列2番手グリッド。以降の順位も僅差で拮抗し、No.92坪井はポールポジションから0.3秒以内のタイムながら5番手。No.93小河は7番手となった。
約1時間半のインターバルを置いて、午前11時半から東日本シリーズ第5戦の予選が開始。このセッションは中盤、コース上に止まった車両により赤旗中断となり、残り12分でセッション再開。再開後次々にタイムが塗り替えられていき、再び僅差の争いに。
春先に行われていた東日本シリーズでは3連勝中のNo.90根本はトップから0.13秒遅れの4番手。No.92坪井は6番手、No.93小河は両レース共にクラス最後尾の7番手スタートとなった。
予選に続き、F4の全クラスあわせて25台ものエントリーを集めた西日本シリーズ第4戦の決勝レース(15周)が午後3時50分にスタート。1周目から激しい順位争いの中で混乱状態となり、2番手スタートのNo.90根本が他車と接触し、サスペンションにダメージを受けてリタイア。
一方、5番手グリッドのNo.92坪井が好スタートでジャンプアップを決め、2位に浮上。一時はその差を0.4秒で詰め、終盤の14周目にはクラスのファステストラップをマークしたが、逆転には叶わず。2位でチェッカーを受けた。
No.93小河は全体での21番手スタートから1周で14位(クラス5位)まで順位を上げ、その後もバトルを繰り広げたが、9周目に接触を喫し最後尾へと後退。20位に終わった。
21日(日)は前日までの曇天からうって変わって好天に恵まれ、強い日差しで路面温度も40度に届こうかというコンディション。午後2時15分より東日本シリーズの最終戦となる第6戦決勝(15周)が行われた。
28台もの車両が一斉にスタートを切ったが、1周目は大きな混乱はないまま推移。2周目、一つ順位を上げていたNo.93小河が接触を喫しリタイア。
4番手スタートのNo.90根本は3周目にクラス3位へとポジションを上げたが、その後、オーバーステア症状に見舞われ、ペースダウン。
6番手と後方スタートを強いられたNo.92坪井はファステストラップをマークする速さを見せポジションアップ。10周目にはNo.90根本をかわし、3位へ浮上。それ以上の追い上げは叶わなかったものの、3位でチェッカーを受け、富士大会での2戦連続表彰台を獲得した。
No.90根本は5位フィニッシュとなった。
次戦は11月22日(土)、23日(日)に、鈴鹿サーキットでシーズン最終戦となる西日本シリーズ第6戦が開催される。