2014年11月26日(水)配信

F4西日本第6戦鈴鹿 最終戦で坪井がポール・トゥ・ウィンの今季初勝利

 11月22日(土)と23日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットでF4(フォーミュラ4)西日本シリーズのシーズン最終戦となる第6戦が行われ、トヨタが支援するNo.92坪井 翔がポール・トゥ・ウィンで今季初勝利を飾った。

 前戦より約2ヶ月余のインターバルを経て、西日本シリーズの今季最終戦が開催された。トヨタ支援ドライバーはFCクラスにNo.92坪井とNo.90根本 悠生、No.93小河 諒の3名が出場。今大会もNo.91長渕 蓮は欠場となり、FCクラスは全7名で争われた。

 20日(木)より練習走行をこなし、22日(土)の午後3時5分より、暖かな気候の下で予選開始。アタックを開始して3周でベストタイムをマークしたNo.92坪井に対し、ライバル勢はこのタイムに迫ることが出来ず、クラス2番手に約0.5秒もの差をつけてNo.92坪井が今季4度目となるポールポジションを獲得した。

 No.93小河がクラス6番手、No.90根本はクラス最下位となる7番手。タイムが伸びなかったNo.90根本はセッション後、足回りにトラブルが発見され、これを修復して決勝レースでの追い上げを図ることとなった。

 23日(日)も暖かな日差しの下で、午後2時5分に10周で行われる決勝レースがスタート。クラストップ、総合でも2列目4番手グリッドのNo.92坪井は、スタートで他クラス車両に阻まれる形となり、1コーナーでは一つ順位を落とすこととなったが、続くコーナーで巻き返し、ダンロップコーナーで逆転。首位に復帰した。

 その後は、他クラス車両との併走ということもあり、大きく後続を引き離すまでには至らなかったNo.92坪井だが、最後は2位に1秒ほどの差をつけ、トップでチェッカー。今季初優勝を飾った。この結果、No.92坪井は今季のシリーズランキングで、FCクラス2位となった。

 No.90根本はクラス最後尾から4周目にはクラス5位、7周目にはクラス4位と順位を上げていったが、3位争いのバトルの中で、7周目の最終コーナーで接触。タイヤを破損しリタイアとなった。

 No.93小河はNo.90根本にかわされクラス7位に後退した後、No.90根本らの脱落もあり、クラス5位でフィニッシュした。

 これでトヨタ支援ドライバーが参戦する今季のF4シリーズは全日程を終了した。

リザルト

第6戦 FCクラス
順位No.ドライバーチーム周回タイムベストタイム
192坪井 翔美人<V フィールド FTRS1021'01.5712'05.133
262福住 仁嶺HFDP/SRS-F/コチラR1021'02.6412'05.227
360石川 京侍HFDP/SRS-F/コチラR1021'02.8612'05.308
463大津 弘樹SRS-F/コチラレーシング1021'12.1062'05.509
593小河 諒TEAM TOM'S1021'12.8032'05.855
661坂口 夏月HFDP/SRS-F/コチラR1021'17.2212'05.610
90根本 悠生WILL-DO ZTE スピリット714'50.1132'05.494