FCJ 2011年 第3大会（第5,6,7戦）富士

　フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン（FCJ）第3大会（第5、6、7戦）決勝が、6月11日(土)12日(日) に富士スピードウェイで行われ、＃17平峰、＃4平川（トヨタ）、＃8元嶋と、3戦それぞれウイナーが異なる大激戦が展開された。平川と＃11石井（トヨタ）は3戦とも表彰台にあがっている。
　第5戦決勝は6月11日12時25分より12周で行われた。雨はほとんど止んだ状態ながら、路面は完全なウェットコンディション。ポールスタートの#17平峰一貴がホールショット、それに2番手スタートの#4平川亮、4番手スタートの#11石井一也が続いた。序盤はまず平峰がリードを開いて行く展開となった。9周目には平川がその差を0.8秒まで詰め寄ったが、逆転はならず平峰が今季3勝目を挙げ、2位に平川、そして、近藤に詰め寄られながらも3位を守った石井が今季2度目の表彰台を獲得した。
　第6戦決勝はこの日2回目のレース、16時17分より15周で行われた。濡れた部分は残るもののほぼドライ・コンディション、全車新品のスリックタイヤでスタート。グリッドは第5戦決勝のベストタイム順。2番手スタートの#4平川亮が1コーナーでトップを奪い、8周が終了した時点では、2位に5秒の差をつけたが、9周目にコカコーラコーナーでスピンを喫し、2位に上がった#11石井一也に1.1秒まで迫られる展開に。その後石井はさらに差を詰めるが、平川は何とか逃げ切り涙の初優勝を獲得した。2位には石井が入り、開幕戦以来2度目となるトヨタドライバーによる1-2フィニッシュを達成した。
　第7戦決勝は12日(日)13時30分より21周で行われた。1大会3レースというハードなスケジュールの3レース目、グリッドは第6戦のベストタイム順で、ポールスタートの#8元嶋佑弥は、#11石井一也と#4平川亮が2位争いをしている間に徐徐にその差を広げ、7周目にエンジンが止まるトラブルから、2位の石井との差が1秒まで縮まられたが、その後再び石井との差を広げていき、今期初優勝を飾った。2位に石井、#3近藤翼との接線を制した平川が3位を獲得。平川は第3戦以外全てのレースで表彰台に上がる安定感をみせランキングも初めて1位に上がった。
　次回第8戦9戦は、2ヶ月半のインターバル後の、9月3日(土) 4日(日)に鈴鹿サーキットで開催される。