フォーミュラ・ニッポン 2006年 第2戦 鈴鹿

フォーミュラ・ニッポン第２戦で３位に入ったＢ．トレルイ 　４月１６日（日）三重県の鈴鹿サーキットで、フォーミュラ・ニッポンの第２戦が行われた。
　前日の予選日は朝から雨模様。１回目は完全なウェットコンディション、やや小康状態となった午後の２回目は徐々に路面が回復。トップタイムが次々塗り替えられていく中で、トヨタRV8Jエンジンを搭載するＢ．トレルイエ（インパル）、本山哲（インパル）、松田次生（インパル）の３台が第１戦に続きトップ３を独占。上位７台がトヨタRV8Jエンジン搭載車となった。
　決勝はドライコンディションで、予定よりも５０分ほど遅れてスタート。ポールポジションのＢ．トレルイエはトップで周回を開始するが、ジャンプスタートを取られペナルティで５番手まで後退。
　一方、予選７番手から絶妙なスタートで２位に浮上したＡ．ロッテラー（トムス）も、７周目にパンクに見舞われて順位を落とすこととなってしまった。
　レース中盤に雨が降り出し、終盤にはかなり強くなった。このため、多くのチームがタイヤをレインに交換するが、数周で雨は止んでしまうという大波乱の展開となる中、激しい追い上げを見せたＢ．トレルイエが、最終ラップで逆転し、３位表彰台を獲得した。４位には山本左近（コンドー）、５位にはパンクによる後退から見事追い上げたＡ．ロッテラーが入った。